auでは2020年3月26日に5Gサービスが開始され、同日以降5Gスマホが順次発売されています。
しかし、まだまだ5Gエリアが国内に普及するには時間がかかり、せっかく5Gスマホを購入しても高速通信が利用できない、という方がほとんどかもしれません。
ですが、今シーズンの5Gスマホのラインナップは、それを気にさせないほど製品の品質が高く、なお、auでは豊富な製品数が魅力です。
ちなみにドコモやソフトバンクも続々と5G対応スマホを発売しておりますが、提供モデル数においてはauが一番種類が多く、選択肢が多すぎて悩ましいほどです。
本記事では、auの5G対応新機種2020年春夏モデルの特徴や魅力について確認していきます。
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au5Gスマホ2020年春夏モデルの発売日一覧
まずは、au 5Gスマホ2020年春夏モデルの発売日について確認します。
機種別の発売日は以下の通りです。
5G対応モデル | 発売日 |
Galaxy S20 5G(SCG01) | 2020年3月26日 |
AQUOS R5G(SHG01) | 2020年3月27日 |
Xperia 1 II(SOG01) | 2020年5月22日 |
Galaxy S20+ 5G(SCG02) | 2020年6月4日 |
Galaxy S20 Ultra 5G(SCG03) | 2020年7月3日 |
OPPO Find X2 Pro(OPG01) | 2020年7月22日 |
ZTE a1(ZTG01) | 2020年8月5日 |
Mi 10 Lite 5G(XIG01) | 2020年9月4日 |
Galaxy S20+ 5G BTS Edition |
2020年9月以降 |
auの5G対応新機種は2020年3月より続々と発売開始され、最近は注目すべきスマホがようやく出揃ってきたところです。
どのスマホを購入しようか?と、品定めをしても「結局、どのスマホが良いかわからない」とならぬよう、後ほど各機種の魅力について詳しく解説します。(それぞれの個別記事リンクもご参考ください。)
ちなみに、2020年9月以降には、BTS (防弾少年団)」とコラボレーションした「Galaxy S20+ 5G BTS Edition(予約受付中)」の発売も急遽決まり、魅力的な製品が多く悩ましいところです。
2020年春夏モデルの特徴
今回、auの2020年春夏モデルとして発売される5G対応モデルでは、大きく3つの進化が期待できます。
それが「①次世代通信方式5Gの対応」「②8K動画撮影可能な超高画質カメラ」「③高性能CPUでARやVRが手軽に利用できる」の3点です。
まずひとつめの「次世代通信方式5Gの対応」は、端末や利用環境によって異なるものの、下り通信速度最大4.1Gbps、上り通信速度最大481Mbpsを提供しており、4G LTEよりも圧倒的なスピードでコンテンツを楽しむことが出来ます。
ふたつめの「8K動画撮影可能な超高画質カメラ」については、多くの新機種で8K動画撮影に対応しており、驚異的なアウトカメラ有効画素数を備えた端末が多数登場します。
最後に、「高性能CPUでARやVRが手軽に利用できる」という点について確認します。
2020年春夏モデルのうち、ハイエンドモデルと呼ばれる製品のチップには最高スペックのSnapdragon 865(
高負荷がかかる処理をサクッと実行できる能力を有しているため、高グラフィックゲームはもちろんのこと、高いパフォーマンスを要求されるAR(拡張現実)やVR(仮想現実)が手軽に楽しめる環境が整いそうです。
Galaxy S20 5G/Galaxy S20+ 5G/Galaxy S20 Ultra 5G
Galaxy S20シリーズは、Galaxyフラグシップモデルとして2020年2月12日(日本時間)に発表され、グローバルモデルではGalaxy S20、Galaxy S20+、Galaxy S20 Ultraの3モデルが発表されました。
auは当初、Galaxy S20 5G、Galaxy S20+ 5Gの2機種のみ採用していましたが、世界中で高い評価を得ていたためか、後からGalaxy S20 Ultra 5Gも追加で採用され、結局3機種とも発売されることとなりました。
Galaxy S20シリーズでは、ディスプレイを邪魔する画面ノッチがなく、インカメラもパンチホールデザインなので、画面占有率が大きいのが特徴です。
あらゆるコンテンツの没入感を高めてくれます。
いずれのカメラも8K動画撮影に対応しており、撮影した動画から約3,300万画素の静止画を抽出し、写真として保存することも可能です。
なお、Galaxy S20 Ultra 5Gに関しては最大1億800万画素の超高画質カメラを搭載しており、目を見張るような撮影体験が可能です。
毎シーズン最高峰の驚異的なスペックを有するモンスターマシンですが、今回のGalaxy S20シリーズでは、全てで最高スペックのQualcomm Snapdragon 865(
関連記事:「auのGalaxy S20 5G/Galaxy S20+ 5Gの魅力を徹底解説!」
AQUOS R5G
これまでにauでは、AQUOS Rシリーズ/AQUOS zeroシリーズ/AQUOS senseシリーズを毎シーズン提供し続けており、今回の「AQUOS R5G」も順当に発売されることとなりました。
AQUOS R5Gは8Kワイドカメラを搭載し、広範囲の撮影でも細部まで鮮明に記録します。また、10億色の表現力を持つ約6.5インチのPro IGZO 液晶ディスプレイが、肌の質感や青空のグラデーションなども忠実に再現してくれるのが特徴的です。
AQUOS R5Gは、ドコモ・ソフトバンクでも発売されることが決まっており、結果的には大手3キャリアから同時発売されることとなります。
関連記事:「auのAQUOS R5G SHG01の魅力を徹底解説!」
Xperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー)
「Xperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー)」は、前モデルの「Xperia 1」の特徴を継承しつつさらにブラッシュアップした、ソニーのXperiaシリーズ史上初「5G対応モデル」です。
性能はXperia 1と同様フラグシップモデルと呼んでも問題ないスペックで、特にカメラのソフトウェア技術の向上により、秒間20コマ連写撮影や秒間60回のオートフォーカスと自動補正機能に優れています。
また、Xperia 1 IIの新機能「Photography(フォトグラフィ) Pro」や「Cinematography(シネマトグラフィ)Pro」の機能を活用して、プロカメラマンのようにユーザー自身で露光や色味を自由に調節して撮影できる面白さがあります。
動きの速い被写体を撮影したい・カメラの仕上がりにこだわりたいユーザーにぜひおすすめのモデルです。
関連記事:「auのXperia 1 II(エクスペリア ワン マークツー)SOG01はシリーズ初の5G対応スマホとして登場!」
OPPO Find X2 Pro
OPPOの5G対応スマホと言えば、一足先にソフトバンクから「OPPO Reno3」の取り扱いが発表されて話題を集めていましたが、auからはフラグシップモデルの「OPPO Find X2 Pro」が登場しました。
見た目のデザインは、Galaxy S20と同じくノッチがないベゼルレスデザインで、インカメラも前面左上のパンチホールデザインとなっており、画面占有率が圧倒的に広いのが特徴です。
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzを実現しており、画面をスクロールしてもより滑らかでクリアな描画を楽しめます。
また、タッチサンプルレートは最大240Hzを搭載し、ディスプレイをタッチしてから実際に反応するまでの僅かなタイムラグを無くしています。
一瞬の反応で勝敗を分けるゲームをプレイするユーザーにとって大きな価値をもたらす仕上がりです。
さらに、モーション補正技術によって30fps以下の映像素材でも60fpsや120fpsまで補正し、動画を最適化します。
再生時のカクつきや残像を最小限に抑え、高精細で滑らかな映像を楽しめるのはありがたい点です。(本機能は、YouTube/Netflix/Amazon Primeビデオに対応)
また、ハイエンドモデルと呼ぶに相応しいQualcomm®Snapdragon™865を搭載し、さらにRAM12GB/ROM 512GBを実装しているので、高負荷がかかる大容量コンテンツもストレスなく扱うことが出来ます。
関連記事:「auのOPPO Find X2 Pro(OPG01)は知れば知るほど欲しくなる魅力的なスマホ!」
ZTE a1
ZTE a1は、ZTE Corporationが提供するクアッドカメラや大型ディスプレイ搭載のミドルレンジ5G対応スマホです。
スマホの性能をつかさどるチップにおいて、もともとQualcommのSnapdragonは性能が高い順に800番台→700番台→600番台→400番台と並びますが、ZTE a1では上から2番目のQualcomm® Snapdragon™ 765G 5G Mobile Platformが搭載されます。
ウェブ閲覧、SNS、一般的なゲームアプリの利用であれば、なんら不自由なく楽しめる性能と期待できます。
価格はまだ不明ですが、ミドルレンジモデルのひとつとして、程よい性能と購入しやすい価格が魅力の5Gスマホと位置づけられそうです。
関連記事:「auの5Gスマホ「ZTE a1(ZTG01)」は安いだけが魅力じゃない!」
Mi 10 Lite 5G
Mi 10 Lite 5Gは、国内通信事業者ではauが初めて取り扱うXiaomi(シャオミ)製の5Gスマホです。
Mi 10 Lite 5Gの魅力は何と言っても、税込42,740円(auオンラインショップ価格)で5Gスマホが購入できるという価格の安さにあるわけですが、その分、スペックはミドルレンジモデルとして価格相応レベルです。
とにかく5Gのスマホを安く使いたい!と考えるユーザーやにとっては魅力的なスマホとなりえるかもしれません。
関連記事:「auの最安5Gスマホ「Mi 10 Lite 5G(ミーテンライトファイブジー)」の詳細を解説!」
購入前にauの5G対応エリアは要チェック!
いよいよ、2020年3月26日からauの5Gサービスがスタートします。
ただ、5Gサービスで高速大容量通信、低遅延の世界を楽しみたい!と期待して5G対応機種を購入したとしても、普段の利用エリアがauの5Gエリア提供外であれば、結局のところ4Gネットワークエリアで利用することとなり、5Gの世界は体験できません。
5Gサービス提供開始から間もないうちは、普段ネットワークを利用している場所がauの5G対応エリア内かどうかという点についてきちんと確認しておく必要があります。
今後、時間をかけて徐々にau 5Gエリアは拡大する予定ですが、最新の5G対応エリアについてはあらかじめ確認し、5Gで利用できる場所とそうでない場所をきちんと理解した上で使っていきたいところです。
最大通信速度のスペックを比較
せっかく5G対応スマホを購入するなら、より高速通信に対応したモデルを選択して購入する、という考え方もアリだと思います。
少し技術的な話にはなりますが、5Gネットワークで使われる周波数には、高周波数帯で直進性が高く、高速通信に適した「ミリ波」と、低周波数帯でエリア網羅性に適した「sub6」の2種類の周波数が用いられています。
シンプルに言えば、ミリ波に対応していると通信速度が速く、sub6に対応しているとエリアカバー率が良いといったところでしょうか。
ちなみに、2020年春夏モデルの5Gスマホは全ての機種において「sub6」に対応しています。(現時点でMi 10 Lite 5G(XIG01)だけは不明ですが…)
そして、唯一、Galaxy S20+ 5G(SCG02)だけは「ミリ波」と「Sub6」の両方に対応しているため、将来の5Gエリア内においてグレードの高い高速通信を体験できます。
5G対応モデル別の最大通信速度一覧は以下の通りです。
5G対応モデル | 下り最大通信速度 | 上り最大通信速度 |
Galaxy S20 5G(SCG01) | 3.4Gbps | 183Mbps |
AQUOS R5G(SHG01) | 3.4Gbps | 183Mbps |
Xperia 1 II(SOG01) | 3.4Gbps | 183Mbps |
Galaxy S20+ 5G(SCG02) | 4.1Gbps | 481Mbps |
Galaxy S20 Ultra 5G(SCG03) | 4.1Gbps | 481Mbps |
OPPO Find X2 Pro(OPG01) | 3.2Gbps | 183Mbps |
ZTE a1(ZTG01) | 2.1Gbps | 183Mbps |
Mi 10 Lite 5G(XIG01) | 2.1Gbps | 183Mbps |
なお、2020年3月末頃の受信最大速度は技術上2.8Gbpsですが、2020年夏以降にスマホをソフトウェアアップデートすることで、上記の最大通信速度を利用できるようになっています。
長期的な目線で、より高速通信を体験できるモデルを購入するのも機種選びにおいて大切なポイントです。
au5G対応の料金プランについて理解する
auの5Gサービス提供開始にあわせて、5G対応の料金プランとしてデータMAX 5G/データMAX 5G Netflixパック/データMAX 5G ALL STARパック/ピタットプラン5Gの合計4プランが登場します。
データMAX 5G/データMAX 5G Netflixパック/データMAX 5G ALL STARパックは、共通してデータ量無制限で利用でき、映像、ゲーム、音楽コンテンツを思いっきり楽しみたい方へおすすめのプランです。
一方、ピタットプラン 5Gは、月間データ利用量に応じて料金が確定するプランで、5G対応の最新スマホを利用したいものの、データ通信はほとんどWi-Fi環境下で利用する方や、データ量無制限までは必要ないかな、と感じるユーザーへおすすめのプランです。
auの5Gスマホを購入する際は、確実に5G対応のプランへ変更する必要がありますが、自身の使い方に合わせてベターなプランを選択しましょう。
データMAX 5Gやピタットプラン 5Gについては別の記事で詳しくまとめていますので、関連記事を併せてご確認ください。
関連記事:「auのデータMAX 5G/データMAX 5G Netflixパック/データMAX 5G ALL STARパックは5Gスマホ専用のデータ量使い放題プラン!」
「auの5Gスマホ向け新料金プラン「ピタットプラン 5G」を徹底解説!」
au5Gスマホ2020年春夏モデルの価格一覧
続いて、au5G対応モデルの端末価格について確認します。
5G対応モデル | auオンラインショップ価格 | かえトクプログラム適用時※ |
Galaxy S20 5G(SCG01) | 117,480円 | 68,425円 |
AQUOS R5G(SHG01) | 129,145円 | 74,405円 |
Xperia 1 II(SOG01) | 133,600円 | 79,120円 |
Galaxy S20+ 5G(SCG02) | 133,280円 | 76,475円 |
Galaxy S20 Ultra 5G(SCG03) | 165,980円 | 96,140円 |
OPPO Find X2 Pro(OPG01) | 92,040円 | 55,200円 |
ZTE a1(ZTG01) | 59,980円 | 36,340円 |
Mi 10 Lite 5G(XIG01) | 42,740円 | 29,900円 |
※かえトクプログラムの価格は、購入後13か月目~25か月目までに新たな機種に買い替えて、端末をauへ回収した場合の最安価格です。
いずれの機種も、さすがハイエンドモデルと言った価格帯で、決して安い金額ではありません。
いかにして最新機種を安く買うか、とれなれば、やはりかえトクプログラムを有効活用していきたいところです。
かえトクプログラムは、自動車の残価クレジット設定プログラムのようなサービス内容で、購入13~25ヶ月目にauへ回収に出すことで残価(最終回分割支払い額)の支払いを免除できる割引プログラムです。
あらゆる理由から端末割引が規制されている現時点において、かえトクプログラムをしっかり活用してオトクに5Gスマホを購入したいものです。
関連記事:「auの「かえトクプログラム」をわかりやすく理解する!」
おトクに買うならauオンラインショップの活用を忘れてはいけない
ここまで、auの5G対応最新機種について確認してきましたが、新機種をオトクに購入するにはauオンラインショップの活用を忘れてはいけません。
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