au2020年秋冬モデル

auのかんたんスマホ「GRATINA (グラティーナ)」はシンプルな日本国内製スマホ!

これまで京セラのガラケーブランドとして名声を博した「GRATINA (グラティーナ)」が、ついにスマホとして登場です。

スマホ版GRATINA (グラティーナ)(型番:KYV48)は、シンプルでかんたんな使い勝手が特徴の日本国内製スマホです。

今回の「GRATINA (グラティーナ)」は、はじめてスマホを使うシニア層を想定した製品ですが、「そこまでたくさんの機能や性能を求めない」「かんたんなスマホが欲しい!」という既存のスマホユーザーにもおすすめできる1台です。

本記事で、auのかんたんスマホ「GRATINA (グラティーナ)」の特徴を掘り下げてご紹介します!

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GRATINA (グラティーナ)のデザイン

auのかんたんスマホ「GRATINA (グラティーナ)」は、ホワイトブラックの2色から選ぶことができます。

個人的には、発色の良いレッドやブルーなど、どこかに置き忘れてもすぐに見つけられるような目立つカラーも出て欲しかったなぁ、という印象です。

 

GRATINA (グラティーナ)」のボディは、光沢があるツルツルした見た目となっており、ボディを囲うサイドケースはマットな印象です。

 

また、背面には指紋認証センサーが搭載され、端末上側面には有線ステレオイヤホンを接続できるジャックと、ストラップホールを搭載しているので落下防止に役立ちます。

ただ、指紋認証センサーについては背面のやや高い位置に搭載されているため、利便性を考えるともう少し中央部付近に設置して欲しかったなという気もします。

まぁ、ここも誤作動防止の観点で考えられているのかもしれません。

 

GRATINA (グラティーナ)のディスプレイ

GRATINA (グラティーナ)」には、約5.8インチのフルHD+の高精細ディスプレイが採用されています。

上の画像の通り、全面フルディスプレイとなっていますが、画面上部はインカメラが搭載されている影響で切り欠きが生じています。また、画面下部はややベゼル(黒いフチ)を残した設計です。

フルディスプレイに慣れた方にとって、画面はできる限り広くとって欲しいと願いがちですが、「GRATINA (グラティーナ)」ではあえて画面下部にベゼルを残すことで、端末を持った時の誤操作を防ぐ役割を持たせているのかもしれません。

 

利用者の使いやすさを追求したかんたん設計

GRATINA (グラティーナ)」は、利用者の使いやすさを追求したUI(ユーザーインターフェイス)が特徴です。

 

アプリのアイコンをタイル状に配置。大きく押しやすい画面デザインです。よく使う連絡先を3つまで登録できるワンタッチボタンも搭載。大きなアイコンで優先的に配置し、わかりやすく、操作しやすいデザインです。

 

また、文字入力ボタンが大きく、白と黒のコントラストではっきり分けて「数字」「英字」「カナ」などの文字の種類が並んでいるので、見やすくわかりやすい設計となっています。

 

さらに、側面にある電源ボタンを2度押しすると、au PAYアプリを即座に起動することができます。

果たしてGRATINAユーザーがキャッシュレス決済を積極的に利用するのか?という疑問もありますが、これから使ってみようかな、と前向きに検討しているユーザーには便利な機能です。

 

GRATINA (グラティーナ)のカメラ性能について

GRATINA (グラティーナ)」のカメラは、アウトカメラに約1600万画素のシングルレンズ(1眼)、インカメラに約800万画素数のレンズを搭載しています。

 

約1,600万画素の高画質アウトカメラでは、AIが被写体やシーンを自動検出し、最適な色味を自動で選択してくれるため、色鮮やかな写真をかんたんに撮ることができます。

 

また、すべてのカメラに優れた手ブレ補正技術「Vidhance」が搭載されています。小さなお子様や動物など、動きが速い被写体を追って自分が動きながら撮影する時なども、ブレが少ない綺麗な写真を残すことができます。

 

そして、アウトカメラでは一眼レフで撮ったような、背景をぼかした印象的な写真が手軽に楽しめます。

 

なお、「GRATINA (グラティーナ)」のカメラはGoogleレンズと連携し、目の前にある花の名前やレストランの英語のメニューも、カメラを向けるだけで手軽に検索・翻訳する機能が備わっています。

 

もちろん、QRコード読み取り機能も搭載していますので、お店のメール会員登録などもかんたんに進めることができます。

 

スマホ版「GRATINA (グラティーナ)」のパフォーマンス性能

結論から言うと、スマホ版「GRATINA (グラティーナ)」のパフォーマンス性能は、良質とは言えません。

本体のROMは32GB、RAMは3GB、CPUはMediaTekのMT6765 2.3GHz/4 + 1.8GHz/4が搭載されています。ちなみに、外部メモリとして最大512GBのmicro SDを追加利用できます。

決して本体の保存容量は多くありませんので、写真や動画データをたくさん保存したい場合は外部メモリを積極的に利用しましょう。

 

また、最大通信速度は下り150Mbps/上り75Mbps(4G LTE)となっており、他メーカーのスマホと比べると、データ通信速度はやや遅いかもしれません。

とは言っても、本サイトのような文章・画像ベースのインターネット閲覧、LINEなどのコミュニケーションツールは問題なく利用できる速度で、YouTubeなどの動画閲覧も問題なく利用できるレベルなので大きな支障はありません。

しかし、それ以上に大きなデータ量を必要とするオンラインゲームや高画質動画をストリーミング・アップロードする際はストレスを感じやすいところなので、このような場合はWi-Fiを積極的に活用しましょう。

スマホ版「GRATINA (グラティーナ)」のWi-Fi規格はIEEE802.11a/b/g/n/acに対応していますので、光回線環境内であれば、ストレスなくコンテンツを楽しめそうです。

 

画面が濡れていても、軍手をはめたままでも操作できる頑丈な設計

今回、スマホ版「GRATINA (グラティーナ)」を調べていくうちに、私が一番興味を引いたのが頑丈な本体設計です。

 

今回の「GRATINA (グラティーナ)」は、防水・防塵・耐衝撃の3つの耐性を持っています。

例えば、水まわりの作業や急な雨でも、屋外で埃を被っても気にすることなく使えます。

もし汚れたら軽く水で洗い流したり、泡ハンドソープやアルコールをつけて拭くなどのお手入れも可能です。

ただし、防水・防塵性能はカード挿入口のカバーがしっかり閉じていることが前提です。また、海水・プール・温泉の中での被水は保証されていませんのでご注意ください。

 

さらに、画面割れに強い強化ガラス「Dragontrail®️ STAR」を採用しているため、万一ポケットから落としても壊れにくい、安心の耐衝撃設計です。

この耐衝撃性能は、米国国防総省が制定したMIL-STD-810H Method 516.8:Shock-Procedure Ⅳに準拠した規格において、高さ1.22mから鋼板に製品を26方向で落下させる試験を実施しているようですが、すべての衝撃に対して保証するものではありませんのであらかじめ理解しておきましょう。

 

また、「GRATINA (グラティーナ)」のスマホは、事前に設定しておくと、手袋や作業用グローブ、軍手などを着用したまま操作が可能な設計となっています。

そして、画面や手が濡れた状態でも操作できるタッチパネル構造なので、雨の日や水まわりでも快適に使い続けることができます。

ただし、水に濡れた状態でグローブをしたままの操作はできませんのでご注意ください。

 

企画、設計、製造まで全て日本製

auの「GRATINA (グラティーナ)」は、製造メーカーの京セラが、企画から設計・開発・試験・製造まで、一貫して国内で行なっています。

だからこそ、日本人の特性、好み、嗜好などの細かいニーズに応えるバランスの取れた製品に仕上がっているのかもしれません。

 

GRATINA (グラティーナ)の魅力を動画でチェック

GRATINA (グラティーナ)の特徴を凝縮したプロモーション動画が、auの公式YouTubeでアップされています。

たった1分で大半の魅力を知ることができるのでぜひご覧ください。

 

GRATINA (グラティーナ)のスペックまとめ

それでは、auで発売のスマホ版「GRATINA (グラティーナ)」のスペックについてまとめます。

製品名 GRATINA (グラティーナ)
型番 KYV48(ケイワイブイヨンハチ)
発売日 2020年9月4日
価格 税込29,920円(auオンラインショップ価格)
かえトクプログラム適用時の価格 23,920円(税込み)~ ※GRATINA (グラティーナ)を購入後13ヵ月目~25ヵ月目までに新たな機種に買い替えし、使い終わったGRATINA (グラティーナ)をauが回収した場合の価格。分割支払金の最終回分最大6,000円が支払い不要
カラー ホワイト・ブラック 2色
OS
Android™ 10
サイズ
約W73×H153×D8.9mm(最厚部 9.2mm)
重量
約151g
ディスプレイ
約5.8インチ IPS-TFT(液晶パネル)約1,677万色 解像度2,280×1,080
CPU
MT6765 2.3GHz/4 + 1.8GHz/4
メモリ RAM 3GB、ROM 32GB、外部ストレージ最大512GB対応(microSDXC)
通信規格 4G LTE/WiMAX 2+ ※5G非対応
最大通信速度
受信最大/送信最大(Mbps)
150Mbps/75Mbps
アウトカメラ 有効画素数 約1,600万画素、撮影ライト有り、オートフォーカス・手ぶれ補正機能に静止画・動画両方対応、接写機能対応、静止画最大撮影サイズ4,672×3,504、動画最大撮影サイズ1,920×1,080、静止画・動画ズーム最大4倍
インカメラ 有効画素数 約800万画素
Wi-Fi規格 IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth
ver.5.0
バッテリー容量 3,050mAh
防水/防塵 IPX5/IPX8/IP6X
耐衝撃 米国国防総省が制定したMIL-STD-810H Method 516.8:Shock-Procedure Ⅳに準拠した規格において、高さ1.22mから鋼板に製品を26方向で落下させる試験を実施。
生体認証 指紋認証のみ
ステレオイヤホンジャック 有り
フルセグ/ワンセグ 非対応
おさいふケータイ 非対応
USBタイプ USB Type-C
同梱品 かんたんマニュアル、かんたん使い方DVD

ざっと見た限り、決して性能・スペックが高いスマホとは言えません。

ですが、スマホ版「GRATINA (グラティーナ)」最大の魅力は、安心・安全・かんたんに使えるところにあり、数値では測れない部分に最大の価値があります。

やはり「GRATINA (グラティーナ)」は、これからはじめてスマホを利用するシニアユーザー、またはかんたんな操作感を求めているユーザーに自信を持って勧めたいスマホでした。

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