auのXperia 5(SOV41)は2019年10月25日(金)に発売開始されました。
Xperia 5は前モデルのXperia 1の良いところを継承しつつ、必要ない部分はそぎ落とされてブラッシュアップしたハイスペックモデルです。
Xperia 1になかったレッドカラーが登場し、高級感のある落ち着いたカラーバリエーションも気になるところです。
また、同日にはスタンダードモデルのXperia 8(SOV42)も発売され、Xperiaファンにとってますます楽しみな時期になりました。
それでは、Xperia 5の魅力を確認していきましょう。
関連記事:「auの2019年秋冬-2020年春モデルで新機種へ機種変更しよう!」
auのXperia 5(SOV41)の発売日が決定
実はNTTドコモは2019年11月1日(金)に、ドコモ版Xperia 5(SO-01M)を発売することをいち早く公表しています。
auのXperia 5は2019年10月25日(金)発売です。なお、Xperia 8も同日に発売です。
ドコモよりも1週間早く販売されるのでauユーザーは国内モデルのXperia 5を一番早く入手できそうです。少し得した気分ですね。
あわせて過去2年間のXepriaシリーズの販売もまとめます。
機種名(型番) | 発売日 |
---|---|
Xperia XZ1(SOV36) | 2017年11月10日(金)2017冬モデル |
Xperia XZ2(SOV37) | 2018年5月31日(木)2018夏モデル |
Xperia XZ2 Premium(SOV38) | 2018年8月10日(金)2018夏モデル |
Xperia XZ3(SOV39) | 2018年11月9日(金)2018秋冬モデル |
Xperia 1(SOV40) | 2019年6月14日(金)2019夏モデル |
Xperia 5(SOV41) | 2019年10月25日(金)発売 2019年秋冬モデル |
Xperia 8(SOV42) | 2019年10月25日(金)発売 2019年秋冬モデル |
これまでのau秋冬モデルでは11月上旬にXperiaが発売されていました。今年は例年より一足早く発売されるわけですが、奇しくも2019年10月25日(金)はGalaxy Fold、Galaxy A20と同じ発売日です。
auショップにはユーザーが押し寄せる可能性があります。
ショップによってはユーザーが集中してしまうため、待ち時間が発生する可能性もあります。せっかくの1日が無駄になってしまわぬよう、私はauオンラインショップの自宅受け取りをおススメします。
Xperia 5に購入できるのは先着順
すでにXperia 5の購入手続きはすでに始まっています。
Xperia 5の商品在庫が底を尽きてしまえば、次回入荷後の購入の順番となり、さらに数日~数週間程度遅れが生じてしまいます。
少しでも検討している場合は、いち早くauオンラインショップで予約することをおススメします!店頭で予約する時間がなくてもオンラインショップならネットから簡単に予約受付が可能です。
また、購入時は「自宅で受け取り」を選択して手続きしていくほうが圧倒的に良いです。
auオンラインショップの価格に加えて、店頭では頭金(数千円~数万円)を加算して販売しているショップがほとんどです。それだけで幾分もオトク度が変わりますので、オンラインで購入手続き後、自宅配送をおススメします。→auオンラインショップ
Xperia 5のカラーバリエーションは4色展開

auから2019夏モデルとして発売された前モデルのXperia 1と比較して、Xperia 5は性能バランスを保ちつつ、さらに持ちやすいスリムサイズにグレードアップします。
カラーバリエーションはブラック、グレー、ブルー、レッドの4色です。ちなみにグローバルモデルでも4色展開です。au版Xperia 5でも同じく4色取り扱って販売されます。
私はレッドが気になっています。レッドと呼ぶよりも「ワインレッド」と呼ぶ方が近いでしょうか。
Xperia 1ではブラック、ホワイト、グレー、パープルの4色展開でした。全体的に紳士的な印象がありましたね。フォーマルに引き締まって見えるのですが、少し遊び心が足りないバリエーションだなと物足りなさも感じていました。
新色「レッド」は、21:9 ワイドディスプレイタイプのXperiaに新しい選択肢をもたらしてくれました。ユーザーは選ぶ楽しさが広がりそうです。
21:9シネマワイドディスプレイの活用はコンテンツ次第

Xperia 5は画面比率21:9インチのシネマワイドディスプレイを搭載しています。イメージとしては映画館のスクリーンのように横に長いのが特徴です。
画面の横幅が広いと、映像が映る範囲を広く見せることができるので映画や写真をみるときの没入感がものすごいです。Youtubeや映画やドラマに没頭してコンテンツを楽しむことが出来そうです。
しかし、私は非常に疑問に思っていることがあります。
「スマホは横よりも縦に持つことが多くないでしょうか?」
LINEやSNSで文字入力や閲覧する時は大半のユーザーは縦画面で利用しているはずです。横画面だと文字入力や閲覧がやりづらいですから。動画、写真閲覧、ゲームアプリ以外、普段使いの大半を縦で利用しているはずです。
21:9のシネマワイドディスプレイを縦向きにしてみると、非常に縦長いスマホに切り替わってしまうのです。
しかし、Xperia 5はシネマワイドディスプレイの縦長画面問題の逆境を払拭する機能が存在します。
それが21:9マルチウィンドウ

シネマワイドディスプレイにより非常に縦長く感じますが、その特徴を生かした機能が「マルチウィンドウ」です。マルチウィンドウは、ひとつの画面で2つのアプリを同時起動しながら利用できる機能です。
例えば、動画アプリを見ながらSNSを利用することで、スポーツを見ながら感動や興奮をシェアできるわけです。
または、ニュースアプリを見ながら気になるワードをブラウザアプリで検索できるのです。
何かを同時並行して進行できる場合、効率の良さはぐんと上がります。マルチウィンドウ機能がないスマホの場合、アプリのタスクを開いて→アプリ切り替えの手間が生じていました。
私も、Yahoo!ニュースを見ていて気になる言葉を調べようとする時に、ブラウザアプリのタスクを切り替えて、ワード検索していました。
もはや当然の事で、不便さすら感じていないほど当たり前の事だと思っていました。しかし、「21:9マルチウィンドウ機能」は潜在的に気づきにくい不便を解消してくれそうです。
スリムになって手にフィットするサイズに進化
また、画面サイズはXperia 5では6.1インチで2019年夏モデルのXperia 1から一回りスリム化します。
画面サイズが小さくなったというよりも、安心して利用できるサイズ感にグレードアップしたと捉えていきましょう。
サイズ(横×縦×厚さ) | 画面サイズ | |
Xperia 1(SOV40) | 約W72×H167×D8.2mm | 約6.5インチ |
Xperia 5(SOV41) | 約W68×H158×D8.2mm | 約6.1インチ |
これまでXperia 1ではサイズが大きすぎて手になじみにくかったユーザーもXperia 5ではすっぴり手に馴染みやすくなりそうです。ここは実際にそれぞれの端末を手に取ってフィット感を確認しておきたいところです。
フルHD有機ELディスプレイならクオリティの差はない
2019年夏モデルのXperia 1は4Kディスプレイ搭載でしたが、Xperia 5はフルHDへ変更となりました。ただし、有機ELディスプレイをXperia 5でも継承するので画質自体に遜色ありません。
スペック値だけ見ると残念に感じるユーザーもいるかもしれませんが、ここは実際に双方の実機を見比べておきたいですね。
6インチ程度の画面サイズであれば4KでもフルHDでも同じ有機ELなので肉眼で確認できるクオリティに差はありません。
実際に私自身、店頭へ出向いてXperia 1とXperia 5の画質を見比べてみました。申し訳ないですが、4K有機ELとフルHD有機ELの違いが私にはわかりませんでした。
ゲームエンハンサー機能が秀逸

Xperia 5にはゲームアプリの魅力を最大限引き出す「ゲームエンハンサー」という機能が搭載されています。
ゲームエンハンサーを使用すると、ゲーム中の邪魔な着信通知をオフにしたり、カメラキーを無効にしてボタンの押し間違えを防いだり、設定を微調整してゲームのパフォーマンスを改善したり、バッテリ寿命を最大限に延ばしたりできます。
さらに、ゲームのプレイ画面、ユーザーの顔、解説を同時に撮影・録音し、YoutubeやSNSへ簡単にアップロードできます。
もちろんPS4リモートプレイにも対応していますので、プレステ4のゲームを範囲内で持ち出すことも引き続き可能です。
ゲーム機も手掛けるSONYならではの独自機能ですね。
スペック面では、本体メモリ6GB。CPUはクアルコム®のSnapdragon™855を搭載しますので、ゲームを楽しむには申し分ないスペックです。
Xperia 5はゲームアプリを思う存分楽しむことに適したスマホです。
超広角レンズの視野角はiPhone 11より優れている

前モデルのXperia 1ではトリプルカメラが背面の本体中央付近に搭載されていましたが、Xperia 5では背面の本体左端に変更されています。前モデルではカメラを横向き撮影時に、どうしてもレンズに指がかかってとりづらかった点が、Xperia 5では横向き撮影でも指がかかりにくいように改善されています。
メインカメラは新モデルでもトリプルカメラを継承しており、「超広角」「広角」「望遠」に対応しています。

画素数については、背面カメラ(アウトカメラ)で3つのレンズ全て約1,220万画素。前面カメラ(インカメラ)は約800万画素です。
中でも注目は、超広角カメラは視野角130度で撮影できる点。
Xperia 5は非常に広い範囲をカメラにおさめることができます。ちなみに超広角で撮影できる視野角はApple社のiPhone 11/11 Proよりもワイドで広いです。

iPhone11の超広角レンズだと撮影可能な視野角は120度ですから、Xperia5のほうがiPhone 11と比較して10度ほど広い範囲を撮影できるわけです。
大勢で集合写真を狭い空間で撮影するときに、この差が大きく活かされます。
関連記事:「iPhone 11/iPhone 11 Proは何が進化したのか?買うならauオンラインショップが圧倒的有利」
Xperia 5のスペックまとめ
それではXperia 5のスペックを一覧でまとめます。
本体サイズ | 約W68×H158×D8.2mm(最厚部 9.1mm) |
---|---|
画面サイズ | 6.1インチ |
重量 | 約164g |
カラー | 黒/グレー/青/赤 |
ディスプレイ | 有機EL |
最大表示色 | 約1,677万色 |
解像度 | 2,520×1,080(FHD+) |
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
Android | Android™9 Pie |
メモリ(RAM/ROM) | 6GB RAM/内部ストレージ64GB |
CPU | Snapdragon 855 オクタコア(2.8GHz/1+2.4GHz/3+1.7GHz/4) |
対応SDカード | microSDXC(最大512GB) |
電池容量 | 3,000mAh |
充電時間 | TypeC 共通 ACアダプタ 01:約170分 TypeC 共通 ACアダプタ 02:約140分 |
下り通信速度 | 最大1Gbps(理論値) |
上り通信速度 | 112.5Mbps(理論値) |
Wi-fi | 802.11a /b/g/n(2.4GHz)/n(5GHz)/ ac |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
生体認証 | 指紋認証 |
メインカメラ性能 |
超広角対応/最大ズーム10倍 |
アウトカメラ有効画素数 | 1,220万画素+1,220万画素+1,220万画素 |
インカメラ有効画素数 | 約800万画素 |
ワンセグ/フルセグ | どちらも対応 |
細かい点ですが、ワンセグ/フルセグに対応しています。日本では毎年のように豪雨災害や、台風などの自然災害で多くの被害を受けています。
災害時にはauの基地局も被害を受け、通話やデータ通信が利用できない場合もあります。しかしワンセグやフルセグなら通信方式はケータイではなく、テレビメディア用の電波で通信する為、万が一の状況でも情報収集に活用できる望みがあります。
また、今後開催される東京オリンピックも間近に控えていますね。仕事中や出先でどうしても見たいスポーツがある時に、Xperia 5のワンセグ/フルセグ機能があればいつでも観戦できます。