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ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)を徹底解説!

「スマホの料金を安くしたい」
「でも料金体系の仕組みがよくわからない」
「ステップ制プランは複雑でわかりにくい」

スマホを安く利用したいけど、複雑な料金体系ゆえにわかりにくく不安に感じている方は多いと思います。

auスマホをお得に利用するには、プランの構造をよく理解して賢く利用するのが鉄則です。

「わからないからそのままでいいや。」と放置していると、場合によっては“をしてしまう可能性があります。

本記事では、auの「ピタットプラン 4G LTE(前:新auピタットプランN)」を解説します。

最後までお読みいただくとピタットプラン 4G LTEの仕組みを正しく理解し、賢く利用できるようになります。

新auピタットプランNからピタットプラン 4G LTEへ

そもそもauのステップ型段階プランといえば2017年7月に登場した「auピタットプラン」からはじまり、2019年6月に登場した「新auピタットプラン」が2019年10月には「新ピタットプランN」へと名前を変えて提供されてきた歴史があります。

そして2020年6月、新ピタットプランNから「ピタットプラン 4G LTE」へ名前が変わりました。

一体何が変わったのか? 違いは何なのか?という点が気になるところかと思います。

 

結論から言うと、

  1. プランの呼び名が変わった
  2. 通話定額オプションが「通話定額2または通話定額ライト2」に変わった

この2点だけです。

その他の基本料金、割引金額、ステップごとのデータ上限においては、新auピタットプランNから大きな変更点はありません。

しかし任意で追加加入できる通話定額オプションが「通話定額2」または「通話定額ライト2」へと変わり、従来の「通話定額」「通話定額」よりも110円(税込)値上がりしました。

 

ここからは私の憶測ですが、

過去のプランには新auピタットプランNのほかにも、auフラットプラン7プラスN/auフラットプラン20N/auフラットプラン25 NetflixパックNなど、ユーザーのニーズに合わせた複数のプランが存在していました。

しかしプランの名前が多すぎるあまり、複雑で分かりにくい印象がありました。

そこで、auは「データ使い放題プラン」「段階プラン」の2種類のブランドに集約して、分かりやすさ/プランの選びやすさを目指したのではないかと考えられます。

また、2種類のプランに集約するためにプランの名前に統一感を持たせることが必要だったのかもしれません。

そこで新auピタットプランNから「ピタットプラン 4G LTE」へと名前を変えたのだと思われます。

つまり、ピタットプラン=「段階プラン」データMAX=「使い放題」といったイメージの分け方ですね。

このような背景があり、区別のしやすさ/分かりやすさを考慮して「ピタットプラン 4G LTE」へ改名したのではないか、と私は考えています。

 

ピタットプラン 4G LTEとは?

ピタットプラン 4G LTEとは、毎月のデータ使用量に応じて3段階のステップ制(1GBまで、4GBまで、7GBまで)で料金が確定する変動制定額プランです。

ちなみに月間1GB未満の基本料金は定期契約なしだと税込3,465円〜、2年契約N適用時は税込3,278円〜で、1GBを超過すると次のステップへ上がり、4GBを超過するとさらに次のステップへ上がります。

なお最高ステップのデータ量の上限は7GBまでに制限されており、超過すると請求月末まで送受信時の通信速度が最大128kbpsに低速化します。

すべて税込 1GB未満 1GB〜4GB未満 4GB〜7GB未満
定期契約なし 3,465円 5,115円 6,765円
2年契約N適用時 3,278円 4,928円 6,578円

基本的に以前の新auピタットプランNと何ら変わりありません。

 

ピタットプラン 4G LTEの料金内訳について

それでは、ピタットプラン 4G LTEの具体的な料金内訳について紹介します。

内訳は以下の通りです。

すべて税込 1GB未満 1~4GB未満 4~7GB未満
基本料金
(2年契約N適用時)
3,278円 4,928円 6,578円
家族割プラス 2人 △550円
3人以上 △1,100円
auスマートバリュー なし △550円
合計金額 2,178円 3,278円 4,928円

 

ピタットプラン 4G LTEの2年契約N適用時の基本料金は、

  • 1GB未満→3,278円(税込)〜
  • 1GB以上〜4GB未満→4,928円(税込)〜
  • 4GB以上〜7GB未満→6,578円(税込)〜

となっています。

そこに「通話料」「オプション代」「端末分割金」などが別途加算されます。

ここまではユーザーの契約状況に関係なく、ピタットプラン 4G LTEを契約する全ユーザー共通です。

 

ここから契約状況に応じて2種類の割引が適用されます。

  1. auひかりなどとセット契約することで毎月最大550円割引する「auスマートバリュー
  2. au利用中の家族回線数に応じて最大1,100円割引する「家族割プラス

以上2つの割引がユーザーの契約状況によって適用されます。

 

全割引を適用した場合の最安金額は安く見えるものの、実際はユーザーの契約状況によって金額が左右されます。

家族やネットの利用状況を確認して、いくらで利用できそうか?実際に電卓を叩いてみることをおすすめします。

 

ピタットプラン 4G LTEは2年契約N対象プラン

ピタットプラン 4G LTEは2年契約N対象プランです。

2年契約Nは、更新月(解約金がかからない月)以外の解約料が1,100円(税込)となっている点で旧2年契約よりも優れています。

もしも現在旧2年契約の料金プランを契約中のユーザーは、2年契約N対象のピタットプラン 4G LTEへ変更して、解約時の高額負担リスクをあらかじめ防いでおくというのも良い方法です。

関連記事:「auの新料金プラン「2年契約N」へ変更する時の注意点や不明点、疑問を解消する

 

ピタットプラン 4G LTEの通話定額2と通話定額ライト2について

ピタットプラン 4G LTEを契約するユーザーで、毎月の通話が多い場合は「通話定額2」または「通話定額ライト2」に別途加入すると定額で話し放題となります。

2020年6月2日以降、ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)では以前の「通話定額/通話定額ライト」を新規申し込みできなくなりました。

 

通話定額2は、月額1,980円(税込)で対象の国内通話が24時間定額で話し放題となるオプションです。

一方、通話定額ライト2は、月額880円(税込)で対象の国内通話1回あたり5分以内であれば何度でも話し放題となるオプションです。

ただし、通話定額ライト2の5分超過時、または通話オプションに加入しなかった場合の通話単価についてはauの家族割加入者同士の通話は無料になるものの、それ以外の電話は30秒あたり22円(税込)で加算されます。

 

なお、通話定額2と通話定額ライト2では、どちらも共通して通話料が定額となるだけでなく、

  • お留守番サービスEX(330円)
  • 待ちうた(110円〜)
  • 三者通話サービス(220円)
  • 迷惑電話撃退サービス(110円)

上記をパックにした「電話きほんパック(330円)」や、追加で割込通話(220円)もパックにした「電話きほんパック(V)(440円)」の月額使用料が無料で利用できる特典もついています。

関連記事:「auの通話定額2/通話定額ライト2を徹底解説!

 

ピタットプラン 4G LTEはauワイド学割対象プラン

ピタットプラン 4G LTEは「auワイド学割」対象プランです。受付期間は2021年5月31日まで。

契約者(または利用登録者の年齢)が22歳以下であれば、1GB無料増加(最大1年間)毎月1,188円(税込)割引×最大1年間の2つの特典を受けられます。

 

auワイド学割の適用条件は以下の通りです。

auワイド学割の適用条件
  1. 29歳以下の契約者(または利用登録者)が新規契約他社から乗りかえ含む)または機種変更または契約変更すること
  2. 2020年10月16日〜2021年5月31日までに申し込むこと
  3. 対象料金プランのいずれか」に新たに加入するか、すでに加入していること(「通話定額」または「通話定額ライト」はNG、「通話定額2」または「通話定額ライト2」はOK)
  4. 22歳以下は「auワイド学割 U22 MAXプラン」または「auワイド学割 U22 ピタットプラン」、23歳〜29歳以下は「auワイド学割 U29 MAXプラン」に加入すること

 

基本的には「対象年齢」「対象プラン」「対象手続き」「申し込み期間」の4つを満たせばOKなので、けっこうやさしめです。

ちなみに年齢条件さえ満たしていれば学生でなくても適用可能です。

また、新規契約は機種持ち込みでの契約も学割対象となり、機種変更時はau ICカード (SIMカード) の変更を伴う場合なら機種持ち込みでの契約も対象となっています。

しかも過去に他のau学割を適用していた回線でも、auワイド学割に申込むことが可能です。

積極的に活用してお得に使いましょう!

関連記事:「auワイド学割を徹底解説!/対象は29歳以下 22歳以下はよりおトク!

 

ピタッとプラン 4G LTEにはステップ制限設定がない

使いすぎによる高額請求を未然に防ぎたいから、途中でデータ通信を自動制御してくれるサービスがあったらいいのにな。と考える方もいらっしゃると思います。

現にドコモの段階制プラン「ギガライト」では、ステップごとのデータ上限で自動制御してくれる「ギガプラン上限設定オプション」というサービスを2021年3月から提供する予定です。

ただ現時点のピタットプラン 4G LTEではこのような上限設定オプションは提供されていません。

つまり自分自身でデータ量を確認→節約しなければなりません。

Androidスマホであれば本体設定→データ通信から自動制御の設定ができますが、iPhoneにはそのような機能が搭載されていません。

現在のピタットプラン 4G LTE、というよりそもそもauにステップ制限オプションは提供されていませんので、ユーザーは意識してデータ利用量をコントロールする必要があります。

 

ピタットプラン 4G LTEのメリット・デメリット

それではピタットプラン 4G LTEのメリット、デメリットについてまとめます。

メリット デメリット
  • 月間データ量に応じて料金が確定する
  • 上限7GBで使い過ぎの心配不要
  • データ量の節約に神経を使う
  • auスマートバリューの恩恵が少ない
  • 4GB超過した場合、データMAX 4G LTEの方がおトクな場合もある

 

まずピタットプラン 4G LTEのデメリットは、毎月のデータ量節約に神経を使ってしまうこと、auスマートバリューの恩恵が少ないこと、4GB超過してしまった場合データMAX 4G LTEの方がおトクになる場合があることに注意です。

対して、ピタットプラン 4G LTEのメリットは、月間データ量に応じて料金が確定すること、データ量上限が7GBを超過すると速度規制されるため使い過ぎの心配がないことが挙げられます。

やはりステップ型段階プランであるがゆえにデータ量節約に神経を使ってしまう点はやや気がかりです。

ただし、うまくデータ量を節約さえできればauのスマホプランの中で一番安い料金体系であることに変わりありません。

契約状況、利用環境にあわせてしっかり選んでいきたいものです。

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