Galaxy A20がauから2019年10月25日に発売です。
Galaxy A20(SCV46)は、頭金なしの金額で2万円台という価格で販売される為、非常に入手しやすい1台です。
これまでGalaxyシリーズは、Galaxy SシリーズやGalaxy Noteシリーズなどの、その年のハイスペックを象徴するモデルとしていくつも展開されてきました。今回のGalaxy A20は非常に手ごろなミドルレンジスペックモデルで「安心」して使える特徴と、「カンタン」な操作方法が特徴です。
特にこれからはじめてスマホを利用するユーザーにとっては、非常にお手頃で使い勝手の良いスマホだと感じています。
Galaxy A20の詳細を確認していきましょう。
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Galaxy A20のおススメポイント
auから発売されるGalaxy A20の魅力は大きく分けて3つです。
1、とにかく安い本体価格が魅力
2、あらゆる安心が凝縮された1台
3、かんたん操作でスマホ初心者でもストレスが少ない
非常にお得な本体価格で、なおかつ安心と簡単が凝縮された1台なので、これからはじめてスマホを利用するユーザーにはぜひおすすめしたい新機種です。
Galaxyを製造しているサムスン電子は韓国のメーカーです。海外メーカでもいとわないというユーザーはauの格安スマホのラインナップとして検討の余地ありです。
それでは、ここから内容を確認していきましょう。
魅力的なのは圧倒的に安い本体価格
Galaxy A20はauオンラインショップの価格で25,920円(税込)です。
同日発売のGalaxy Foldというハイスペックモデルは24万円を超える機種で、そのほかのハイスペックモデルも10万円前後の価格ですから、それらと比較すると遥かに購入しやすい手ごろなミドルスペックスマホです。
これまでもミドルスペックのスマホはauでたくさん販売されてきましたが、2万円台のスマホは圧倒的安さの価格帯です。
48回払いで購入すると月々540円(税込)ですから、ほとんど気にならない程度の金額で購入できます。安心して使える性能と、それ以上に手ごろな料金がこのスマホの最大の魅力です。
カラーバリエーションは3色
Galaxy A20のカラーバリエーションは3色展開です。レッド、ホワイト、ブラックの3色で発売されます。
Galaxyのロゴも背面中央部にひっそりと目立ちにくいデザインで刻印されています。またGalaxyロゴの右上にはおさいふケータイのFelicaマークが刻印されています。電子マネーやスマホ決済時に本体をかざして利用する場合は、このマークをかざすときの目印にすることが出来ます。
さらに、本体前面のデザインはディスプレイと筐体の境目は全て黒縁になっているおり、写真や動画やネット閲覧時にも、コンテンツがくっきり目立って表示される為、没入感があります。
画面サイズは最高にちょうど良い5.8インチ
最近のスマホのトレンドとして、6インチ以上の大画面スマホが主流です。大きな画面だと表示される情報量が多くて見やすい利点もありますが、反面、片手で持ちづらいという懸念がありました。
Galaxy A20の画面サイズは5.8インチで設計されており、十分な画面の大きさで尚且つ片手でも持ちやすいという特徴があります。
写真やマップ、メッセージ、ゲームなど様々なアプリや機能を利用しても十分にこの大きさで楽しめます。
持ちやすいサイズと重量
Galaxy A20の横幅はたったの71mm、約7センチほどのサイズです。縦幅は150mmで約15センチほど。本体の厚みは8mm程度です。
また、重量は約151g程度です。他のスマホよりも比較的に重量が軽いため、非常に持ち運びやすいのが特徴的です。
手のひらにすっぽり収まる持ちやすいサイズ感ですが、個人によってその感覚は様々です。購入前に、店頭で実際に手に取ってGalaxy A20を持った感触を確かめておきましょう。
「安心」が凝縮されたGalaxy A20
Galaxy A20の特徴で一番のポイントは「安心」が凝縮された設計です。なかでも最近スマホでは忘れ去られた「ストラップホール」や「ラジオ機能」に対応している点は、万が一を想定したGalaxy A20の優れた点です。
それでは、ここからGalaxy A20の安心を確認していきましょう。
顔認証でセキュリティがかけられるから安心
Galaxy A20の生体認証は顔認証に対応しています。スマホのセキュリティ対策でロックをかける場合に、ユーザー自身の顔がカギの代わりになります。
万が一、スマホを紛失した場合でもセキュリティをきちんとかけていれば情報漏えいなどのリスクを限りなく減らすことが出来る点も安心です。
ストラップホールつきで落下防止で安心
スマホは本体の形状が非常に大きく、少しでも手の力を緩めると端末を落下させてしまいがちです。ガラケーよりも画面破損や紛失のリスクが非常に大きいです。
Galaxy A20にはストラップホールがついています。
落下や紛失のリスクを限りなく最小限にとどめることができるので便利です。また、ストラップをつけて首から下げたり、ポケットに入れて持ち運ぶようにクセづけておけば、緊急時の連絡も安心してすぐに可能となります。
ハイブリッドラジオで災害時も安心
昨今、日本国内では毎年のように豪雨などの天災による災害が後を絶ちません。万が一災害時でもGalaxy A20が情報源として活躍する機能が備わってます。
それがインターネットラジオとFMラジオの両方が利用できる「ハイブリッドラジオ」の機能です。
有名な「radiko」というインターネットラジオアプリを利用できる上、物理的なFMラジオの電波を受信する仕組みを備えているため、緊急事態にも情報収集源として活用できます。
もちろん、災害時にauの電波塔基地局やラジオの通信網が被害を受けてしまえば利用できない場合もありますが、万が一その場の周囲が天災の被害に遭ったとしても電波は遠方まで届く性質があります。
FMラジオ機能は、最近のスマホでは需要が少ないためか機能を搭載していないスマホが非常に多いです。
ハイブリッドラジオ機能で万が一の災害にも備えておくことができるスマホなら、Galaxy A20一択です。
防水/防塵性能で安心
Galaxy A20は防水/防塵耐性に優れたスマホです。防水性能はIPX5/IPX8に対応し、防塵性能はIP6Xに対応した非常にタフな耐性性能を持ったスマホです。
規格 | 内容 |
---|---|
防水性能IPX5 | 内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有すること。 |
防水性能IPX8 | 常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出した時に通信機器としての機能を有すること。 |
防塵機能IP6X | 直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に製品を8時間入れてかくはんさせ、取り出した時に、内部に塵埃(じんあい)が侵入しない機能を有すること。 |
しかしながら、海水だと塩分が付着したり、お風呂だと結露して部品内部に水分が侵入する可能性が高いです。どれほど防水・防塵性能といえどこれらは耐性試験でテストされていません。
利用時はこれらの耐性であることを踏まえた上で活用しましょう。
クリアケースが同梱されているから安心
なかなか目につかない点ですが、auのGalaxy A20の同梱品にはクリアケース(試供品)が同梱されて販売されます。端末を保護するケースは安くても通常1000円~2000円程度費用がかかりますが、auでは同梱された状態で購入できます。
スマホは本体サイズが大きい分、どうしても落下や擦れによる傷が後を絶えません。私がこれまで利用してきたスマホも2年も利用すれば、本体のフチや背面は小傷だらけです。
まぁ、それもそれで使用感の味が出て好みという人もいるかもしれませんが、いずれ購入したスマホをアップグレードプログラムや下取りプログラムなどで回収に出す事を前提で利用する場合、キズの深度によっては画面割れ品という査定を受けてしまい、下取り価格が下がったり、回収時に費用が余剰に発生してしまう恐れもあります。
そういった意味では、購入時から専用のスマホケースが付帯しているのはありがたいですね。大切なスマホを長くキレイに維持する為にも、Galaxy A20を購入したら初期設定前にケースを装着してキレイに利用していくよう心がけましょう。
かんたんモードで初心者やシニアユーザーでも操作がカンタン
Galaxy A20では「使いやすさ」にこだわった機能が多数搭載されています。その大きな特徴に「かんたんモード」が搭載されている点が非常に便利です。かんたんモードは、ホーム画面に表示される情報量を極力シンプルに変更し、文字やデザインもくっきりはっきり表示されるモードです。
はじめてスマホを利用するユーザーにとっては、スマホのホーム画面にはあらゆるアプリや情報が表示されて迷いが生じます。特にこれからはじめてスマホを利用するシニア層にとっては、その迷いが「何を触って良いのかわからない」「わからないことがわからない」という不安やストレスを生んでしまい、ユーザーロイヤリティを下げてしまっています。挙句の果てには「使い方もわからないものに高額の料金を支払うくらいなら、ガラケーに戻したい」という心理に変わってしまうのです。
しかし、Galaxy A20のかんたんモードなら、この迷いや不安は大幅に軽減されます。
画像右側のように、必要最低限のアプリだけをシンプルにまとめたホーム画面から使い始める事が出来ます。
これなら、必要最低限のアプリや機能から少しずつスマホの使い方を習得できるので、迷いは生じにくく、不安は生まれにくいです。むしろ、「次はコレを使いたいんだけど、どうしたら良いかな?」という意欲が生まれやすく、結果としてスマホを使い込んでいくきっかけに繋がります。
よく電話をかける連絡先をホーム画面に12件登録できるからカンタン
かんたんモードを利用すると、よく電話をかける連絡先を最大12件までホーム画面に張り付けておくことが出来ます。ホーム画面で左にスクロールするだけ連絡先を一挙に表示させて、そこから「電話」や「SMS」を送る事が可能です。
一番最初にスマホを使い始めた頃の事を想像していただきたいのですが、電話をかけようと思っても、電話帳アプリの開き方や、電話のかけ方さえ分かりづらくて大変だった経験はないでしょうか。
Galaxy A20ではシンプルに電話を掛けられる仕様を標準搭載し、はじめてスマホを利用するユーザーのストレスを軽減させる工夫を凝らしています。
文字入力の画面コントラストを変更可能
Galaxy A20の便利な機能のひとつに「文字入力画面のコントラスト」を変更できる機能があります。スマホの標準文字入力キーボードは白や黒やグレーが基調のシンプルなデザインがほとんどです。
文字入力画面のコントラストを変更すると文字入力キーボードのデザインを黒と黄色基調に変更することが可能です。
こうすると色の色彩がくっきり見やすくなる為、手元がなかなか見ずらい場合でもはっきりとキーボードを識別する事が出来ます。
文字入力の際に、見ずらいストレスが軽減されるありがたい機能です。
長押しの時間を任意に設定可能
かんたんモードを設定すると、自動でアプリの長押し時間が長くなり、長押しを検知する秒数を任意の時間に変更することが出来ます。これだと、誤ってアプリやデータ消去してしまうトラブルを防止することが出来ます。
設定時間は「短い(0.5秒)」「普通(1秒)」「長い(1.5秒)」「カスタム」の4タイプから設定できます。
おススメは「長い(1.5秒)」の設定から利用を開始したほうが操作の習得は早いかもしれません。長押し動作を反射的に利用できるようになってきたら「普通(1秒)」、「短い(0.5秒)」と変更するようにして、少しずつ慣らしていきましょう。
カメラを簡単に利用できるから写真や動画撮影が楽しくなる
クイックカメラ起動で瞬時に立ち上げる
Galaxy A20ではクイックカメラ起動という起動方法に対応しています。カメラを撮影したい時に、本体右側面についている電源ボタンを2回早押しするだけでどんな状況でもカメラを一発で起動します。
あとは、被写体に合わせてシャッターボタンを押せば撮影完了。
ちなみに、画面オフの状態でもクイックカメラ起動は動作しますので、撮りたい写真の一瞬のチャンスも逃しません。また、この機能はスマホの操作に慣れていない初心者でも、スマホに慣れてきた熟練者でも誰でも活用できる起動方法ですので、ぜひ覚えておきましょう。
背面カメラから前面カメラの切り替えはたった1スワイプだけ
さらに、アウトカメラからインカメラへ1スワイプ(画面をタップし、タップしたまま指を上に動かす動作)で切り替え出来ます。
アウトカメラでキレイなお花の写真を撮影した直後に、1スワイプでインカメラへ切り替えて、一緒に集まって写真を撮るということもカンタンに行えてしまいます。
通常は、アウトカメラ⇔インカメラの切り替えは、切り替えボタンがカメラアプリのどこかに表示されており、慣れない頃はそれを探すことが難しく感じてしまう事もあります。しかし、1スワイプで切り替えに馴染んでしまえば、直感的な操作なのでもはやスワイプ切り替えの方が非常に楽な事を実感するでしょう。
HD+解像度と低めのカメラ画素数は残念
Galaxy A20のディスプレイ解像は1,560×720で、HD+の画質です。
最近のスマホでは1920×1080クラス以上のフルハイビジョンや4Kディスプレイが主流の為、Galaxy A20のディスプレイ解像はやや見劣りしてしまいます。
また、カメラの画素数はアウトカメラが800万画素、インカメラが500万画素です。オートフォーカス機能が備わっていながらも、接写機能と手ぶれ補正機能は搭載されていません。
カメラの画素数もやや見劣りしてしまいますが、ディスプレイ解像度もそれに合わせた性能の為、Galaxy A20で撮影した写真や動画を本体ディスプレイで表示して閲覧する場合は、問題はなさそうです。
しかし、撮影した写真を家族や友人に共有したり、プリントアウトした際に少しだけ見劣りしてしまう可能性も考えられます。
非常に手ごろで安いスマホながら、ディスプレイとカメラ性能が他のミドルスペックスマホよりやや劣る点は、個人的に残念でした。
Galaxy A20のスペックまとめ
それではGalaxy A20(SCV46)のスペックを一覧にまとめます。
本体サイズ | 約W71×H150×D8.1mm(最厚部 8.4mm) |
---|---|
重量 | 約151g |
ディスプレイ | ディスプレイサイズ:約5.8インチ/ディスプレイタイプ:PLS TFT/解像度:1,560×720(HD+) |
電池容量 | 3,000mAh |
OS | Android 9 |
CPU | Exynos 7884B 1.6GHz/2+1.35GHz/6 |
RAM/ROM | 3GB/32GB |
アウトカメラ | 約800万画素 |
インカメラ | 約500万画素 |
最大通信速度 受信最大/送信最大(Mbps) |
225Mbps/50Mbps(理論値) |
Wi-fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 |
耐性 | 防水:IPX5/IPX8、防塵:IP6X |
おサイフケータイ/NFC | どちらも対応 |
生体認証 | 顔認証 |
ワンセグ/フルセグ | 非対応 |
これらのスペックに加えて、FMラジオ機能が追加されているのは見逃してはいけないポイントですね。
しかしながら、2万円台のスマホに相応しいミドルスペックのスマホと言えます。性能そのものは大分パフォーマンスを制限した設計で製造されています。すでにスマホを利用しているユーザーにとっては、ディスプレイ解像度、カメラ性能、操作感などの観点ではこれまでのスマホより見劣りする部分があるかもしれません。
一方、これからはじめてスマホを利用するユーザーにはスペックそのものよりも「安心」が凝縮された、おススメの1台と言えそうです。
auでは3G通信のサービス終了を2022年3月末で終了すると発表しています。これまでガラケーを利用してきた多くのユーザーが4Gサービス以降へ切り替えを余儀なくされます。
3Gサービスが終了する前に、4G LTE対応のGalaxy A20は低価格の魅力や安心の機能面から、切り替え促進の一助になりそうです。