2020年2月17日にシャープ株式会社は、次世代通信方式「5G」に対応する新製品としてAQUOS R5G(読み:アクオス アールファイブジー)を発表しました。
そして、au版AQUOS R5G(SHG01)は、auの5Gサービス提供開始翌日である2020年3月27日に発売開始となりました。
AQUOS R5Gは5Gに対応する初めての「AQUOSスマホ」という点が大きなポイントですが、それ以外にもPro IGZO 液晶ディスプレイによる大幅な解像度アップ、8Kビデオ撮影に対応、本体メモリの大幅な増強という点で大きく進化しています。
本記事では、AQUOS R5Gの特徴、スペックなどの魅力をまとてご紹介します!
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AQUOS R5Gのカラーバリエーション
auから発売されたAQUOS R5G(SHG01)のカラーバリエーションは、アースブルー、オーロラホワイトの2色展開です。
もともとシャープが発表したメーカーモデルでは、これらに加えて黒基調のブラックレイが存在していましたが、残念ながらau版ではブラックレイは採用されませんでした。
背面デザインを確認すると、中央に位置する「AQUOS」ブランドロゴの下にひっそりと「au」ロゴマークが刻印されており、AQUOS R5G全体のシャープなデザインを損なわないのが好印象です。
AQUOS R5Gの主な特徴
auから発売されたAQUOS R5G(SHG01)の主な特徴は以下の通りです。
- 第5世代移動通信「5G」に対応
- 8Kワイドカメラを搭載。広範囲の撮影でも細部まで鮮明に記録
- 10億色の表現力を持つ約6.5インチのPro IGZO 液晶ディスプレイが、肌の質感や青空のグラデーションなども忠実に再現
- 高性能CPU「Qualcomm Snapdragon 865 5G」と高速大容量メモリ 12GB RAM/
256GB ROM を搭載し、CPUのパフォーマンスを従来機比約25%向上
AQUOS R5Gは、4つのレンズを搭載したカメラが8Kワイド撮影に対応し、広い視野角で美しい動画や写真を撮ることができます。
さらに、10億色以上の表現力を持つ「Pro IGZO 液晶ディスプレイ」が8Kワイドカメラと相乗効果を発揮し、驚くほど綺麗な写真や動画を思い出に残すことができそうです。
なお、CPUはQualcomm社の最高性能チップ「Snapdragon 865 5G」を搭載し、処理能力の大幅な性能アップが期待できます。
AQUOS R5Gのコンセプトムービーもあわせてどうぞ。
AQUOS R5Gは次世代通信方式「5G」対応
AQUOS R5Gは、AQUOSスマホ史上初めて次世代通信方式「5G」に対応しました。
ちなみにauのAQUOS R5G(SHG01)は、理論値ベースではあるものの2020年3月末時点の5Gエリア内において下り通信速度最大2.8Gbpsを提供しており、2020年夏以降に予定されているソフトウェアアップデートを実施すると、下り通信速度最大3.4Gbps/上り通信速度最大183Mbpsを実現できます。
4Gの世界でこれまで時間を要していた動画のダウンロード/ゲームアプリの更新時間などは圧倒的に高速化され、快適に使えそうです。
とは言っても、5Gサービス開始当初の提供エリアはまだ限定的ですし、エリア外のほとんどの地域では従来の4G LTE通信を利用することとなります。
AQUOS R5Gを購入を考える際は、現時点のau 5Gの提供エリアも併せて確認しておきたいところです。
AQUOS R5Gのカメラ性能について
4つのカメラレンズを搭載
AQUOS R5Gは、望遠カメラ・超広角カメラ・標準カメラ・ToF(深度測位)カメラの4つのカメラレンズを搭載しています。
具体的には、約4,800万画素の8Kワイド撮影に対応した超広角カメラ+約1,220万画素の標準カメラ+約1,220万画素の光学2倍ズーム対応望遠カメラ+被写体とカメラの距離や奥行きを測るToFカメラを搭載しています。
4つのカメラを複数同時に駆動することで、背景をぼかして被写体を際立たせたるポートレート動画も簡単に撮影できるようになっています。
AQUOS R5Gは8Kワイドカメラを搭載
AQUOS R5Gは、スマートフォン「AQUOSシリーズ」初の8Kワイドカメラを搭載し、フルHDの16倍となる8K解像度(7,680×4,320ドット)の動画を撮影可能です。
多くの人が集まる場所などを広範囲に撮影しても、ひとりひとりの顔を鮮明に記録できます。
しかし、せっかく8K動画を撮影しても、その画質を再生するためには相応の周辺機器も必要となります。
テレビをはじめとする媒体では4Kディスプレイが主流ですから、8K動画を再生するための環境を整えるのは非常にハードルが高いく、実際のところ実用性はそこまで高くないかもしれません。
データ量を圧迫する可能性もありますので、普段使いではフルHD/4K画質で撮影し、長く思い出に残しておきたい場面では8K動画という風に分けて活用すると良いでしょう。
撮影した8Kビデオをフォーカス再生可能
独自開発のAIが、動画に映った人やペット(犬、猫)などの被写体を自動で認識し、ズームして再生する「フォーカス再生」という機能を搭載しています。
例えば、ゲレンデをスキーで滑降するお子様を広範囲に撮影しておけば、動画再生時にお子様を自動認識でズーム再生することが出来ます。
ちなみに、AQUOS R5Gのカメラ機能の特徴は動画でも確認できます。
AQUOS R5GのPro IGZO液晶ディスプレイが驚くほどきれい
AQUOS R5Gのディスプレイは、約6.5インチのPro IGZO液晶ディスプレイを搭載しています。
Pro IGZO液晶ディスプレイは、液晶テレビ「AQUOS」の高画質化技術を応用した「リッチカラーテクノロジーモバイル」により、10億色の表現力を有しています。
なお、画面解像度は3,168×1,440(Quad HD+)という圧倒的な密度です。
「Pro IGZO」液晶ディスプレイは、肌の質感や青空のグラデーションなど、HDR(ハイダイナミックレンジ)の映像を忠実に再現するほか、周囲の明るさや色温度に応じてホワイトバランスを自動で調整する「スマートカラーマッチング」という機能も搭載しています。
ちなみに、最大輝度1,000cd/m2を実現し、強い日差しの下でも快適に視聴することが出来ます。
さらに、コンテンツに応じて輝度などを自動で調整する「HDRエンハンサー」機能を搭載しており、高い視認性と低消費電力を両立させています。
従来モデルのAQUOS R2と新製品のAQUOS R5Gの同環境下で撮影した写真を比べると、色合いや発色の良さが見違えるほど進化したのは一目瞭然です。
AQUOS R5Gのディスプレイの進化については動画でも確認できます。
AQUOS R5GはAdobe Photoshop Expressがプリインストール
AQUOS R5Gは、Adobe(アドビ)社が提供しているAdobe Photoshop Expressという画像編集アプリが、本体にプリインストールされています。
Adobe Photoshop Expressは、本体に保存された写真をトリミング、フィルター、色合いを補正、テキスト入力して自分の好みの作品をつくることが出来るツールアプリです。
AQUOS R5Gの高解像度カメラと10億色の色彩を表現するディスプレイの能力を引き出す編集アプリとして重宝できそうです。
AQUOS R5Gは高性能CPUを搭載
AQUOS R5Gは、高性能 CPU「Qualcomm Snapdragon 865 5G mobile platform」を搭載し、CPUのパフォーマンスを従来機比で約25%向上しているようです。
また、高速大容量メモリ 12GB RAM(LPDDR5)/256GB ROM(UFS3.0+ Write Booster)を搭載し、複数のアプリを同時に動作させても快適に使用できます。
ROMはUFS3.0搭載ですから、ストレージの読み込みスピードが圧倒的に速く、アルバム内の写真や動画の読み込みも圧倒的に速いスピードで処理してくれます。
大量の写真や高画質動画の読み込みもサクサク進めることが出来ます。
AQUOS R5Gのスペックまとめ
AQUOS R5Gのスペックをまとめます。
製品名 | AQUOS R5G | |
型番 | SHG01 | |
発売日 | 2020年3月27日 | |
auオンラインショップ価格 | 129,145円(税込) | |
かえトクプログラム適用価格(購入後13~25ヶ月目の間に条件を満たした場合) | 74,405円(税込) | |
OS | Android 10 | |
サイズ | 縦約162mm × 横約75mm × 厚さ約8.9mm(最厚部 10.3mm) | |
重量 | 約189g | |
ディスプレイ | 約6.5インチ クアッドHD+(解像度3,168×1,440) | |
バッテリー容量 | 3,730mAh(内蔵電池) | |
CPU | Qualcomm Snapdragon 865 5G mobile platform (2.8GHz/1+2.4GHz/3+1.8GHz/4) オクタコア | |
メモリ | RAM 12GB、ROM 256GB | |
外部メモリ | microSD最大1TBまで対応 | |
アウトカメラ | 標準カメラ | 有効画素数 約1,220万画素 CMOS 裏面照射積層型、F値1.7レンズ[広角78°焦点距離26mm相当]、ハイスピードAF(全面位相差)、光学式手ブレ補正、電子式手ブレ補正、新画質エンジンProPix2(被写体ブレ補正)、AIライブストーリーPro |
広角カメラ | 有効画素数 約4,800万画素 QBC 裏面照射積層型、F値2.9レンズ[超広角120°焦点距離19mm相当]、電子式手ブレ補正、新画質エンジンProPix2(被写体ブレ補正)、AIライブストーリーPro、AIライブシャッター | |
望遠カメラ | 有効画素数 約1,220万画素 CMOS 裏面照射積層型、F値2.7レンズ[望遠44°焦点距離52mm相当]、ハイスピードAF(PDAF)、ハイブリット16倍ズーム、光学式手ブレ補正、電子式手ブレ補正、新画質エンジンProPix2(被写体ブレ補正)、AIライブストーリーPro | |
ToFカメラ | HQVGA | |
インカメラ | 有効画素数 約1,640万画素 CMOS 裏面照射型 | |
最大通信速度(受信/送信) | 3.4Gbps/183Mbps(2020年夏以降のソフトウェアアップデートまでは受信時最大2.8Gbps) | |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | |
Bluetooth® | Ver.5.1 | |
防水/防塵 | IPX5・IPX8/IP6X | |
ワンセグ/フルセグ | どちらも視聴可能(※録画は不可) | |
生体認証 | 顔認証、指紋認証 | |
その他の機能 | おサイフケータイ/NFC |
全体を確認すると、ハイスペックモデルとして文句のつけようがない性能です。
AQUOS R5Gは、アウトカメラの広角レンズの有効画素数が約4,800万画素、8K撮影に対応している点が大きな強みです。
また、約6.5インチのPro IGZO液晶ディスプレイは、画面解像度3,168×1,440(Quad HD+)という細かさです。
カメラ画質とディスプレイの大幅な進化によって、屋内外問わず、美しい画質で撮り逃しがなくなるでしょう。
なお、競合メーカーでは搭載されなくなりつつあるワンセグ/フルセグ機能が搭載されているため、災害発生時などの緊急事態において大いに活用できそうです。
AQUOS R5GとAQUOS zero2を徹底比較!
ここまで確認してきたとおり、auのAQUOS R5Gは2020年3月27日に発売された5G対応の最新スマホですが、実は、2020年1月31日にauのシャープ製スマホ「AQUOS zero2(SHV47)」が発売されている点を忘れてはいけません。
事実として、わずか2カ月弱の期間でシャープのフラグシップモデルが2機種も発売されています。
ユーザー心理としては「きっと新しい方が性能が良いんだろうな…」という考えに至りそうなところですが、まずは、両者のスペックにどのような違いがあるのか比較し、きちんと理解した上で選択したいものです。
AQUOS R5GとAQUOS zero2の違いは以下の通りです。
製品名 | AQUOS R5G | AQUOS zero2 |
型番 | SHG01 | SHV47 |
発売日 | 2020年3月27日 | 2020年1月31日 |
auオンラインショップ価格 | 129,145円 | 82,100円 |
かえトクプログラム適用時 | 74,405円~ | 54,740円~ |
ディスプレイサイズ | 約6.5インチ | 約6.4インチ |
画面解像度 | 3,168×1,440(Quad HD+) | 2,340×1,080(FHD+) |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz(黒画面を挟んだ最大240Hzまで対応) |
重量 | 約189g | 約141g |
バッテリー容量 | 3,730mAh | 3,130mAh |
アウトカメラ有効画素数 | 約1,220万画素+約4,800万画素+約1,220万画素+Tofカメラ | 約2,010万画素+1,220万画素 |
インカメラ有効画素数 | 約1,640万画素 | 約800万画素 |
静止画/動画ズーム | 最大16倍 | 最大8倍 |
メモリ(RAM) | 12GB | 8GB |
内臓メモリ(ROM) | 256GB | 256GB |
外部メモリ | 最大1TB(microSD) | 非対応 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 865 5G mobile platform | Qualcomm Snapdragon 855 |
最大通信速度(受信/送信) | 3.4Gbps/183Mbps(5G対応) | 1Gbps/112.5Mbps(5G非対応) |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
ワンセグ/フルセグ | どちらも対応 | 非対応 |
AQUOS R5GとAQUOS zero2を比較すると、全体的にAQUOS R5Gがスペックの面で有利であることがわかります。
一方、AQUOS zero2は「本体価格の安さ」「リフレッシュレートの良さ」「重量の軽さ」という点において優れています。
特にリフレッシュレートの良さにおいて、例えば、一瞬のレスポンスで勝敗を左右するようなゲームプレイヤーにはAQUOS zero2はぜひおすすめの1台と言えます。それでありながらAQUOS R5Gよりも4万円以上安く購入できるのも魅力的です。
以上の通り、AQUOS R5GとAQUOS zero2のスペックの違いをよく確認し、吟味して購入検討したいものです。
かえトクプログラムをぜひ活用したい
AQUOS R5G(SHG01)はauの「かえトクプログラム」対象機種です。
かえトクプログラムは、自動車の残価クレジット設定プログラムのようなサービス内容で、購入13~25ヶ月目にauへ回収に出すことで残価(最終回分割支払い額)の支払いを免除できる割引プログラムです。
AQUOS R5Gは、非常に高スペックなモデルがゆえ、価格も決して安くありません。
AQUOS R5Gを購入する際は、auのかえトクプログラムを活用してぜひオトクに購入したいものです。
関連記事:「auの「かえトクプログラム」をわかりやすく理解する!」
おトクに買うならauオンラインショップの活用を忘れてはいけない
ここまで、auのAQUOS R5Gについて確認してきましたが、確実にオトクに購入するにはauオンラインショップの活用を忘れてはいけません。
auオンラインショップは頭金不要なため販売価格が店頭よりも安く、さらにWeb手続きで完結できるのでショップの待ち時間や手続き時間なく購入できるのが魅力です。
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