n務省が推進する「携帯料金4割値下げ」の指導に伴い、auでもついに新しい料金プランが提供開始となりました。
今回のauの新プランは大きく3つのカテゴリに分けてスタートします。
- データ量を毎月ほとんど使用しないユーザー向けの「新auピタットプラン」
- データ量をそこそこ(毎月7GB程度)使用するユーザー向けの「auフラットプラン7プラス」
- データ量を気にすることなく毎月使い放題の「auデータMAXプラン」
各キャリアが「4割値下げプラン」をリリースしている中、au新プランの特徴は、「低容量・中容量・大容量、どんな利用シーンのお客様にも最適なプランを提供できる」という点です。自分に合う最適なプランを見つけやすいのが今回のau新プランの大きなメリットですね。
本記事では「auデータMAXプラン(2019年7月26日提供開始分)」についてまとめています。
※2019年8月28日に「auデータMAXプラン Netflixパック」が発表されました。どちらが便利でオトクなのか、比較してご確認下さい。
※2019年9月30日に本プランは受付終了することが決まっております。2019年10月1日以降にかんする記事は「2019年10月1日にauから解約金1,000円の新プランが登場/新auピタットプランNを含む「2年契約N」6プランをまとめます」でご確認下さい。
auデータMAXプランの料金
auデータMAXプランの料金体系を以下の表にまとめます。
データ利用量 | 2年契約あり | 2年契約なし |
無制限※ | 8,980円 | 10,480円 |
auデータMAXプランはデータ使用量が無制限で利用できるヘビーユーザー向けのプランです。データ量を気にせずに思いっきり使いたい方・自宅にネット環境を整えるのが困難なユーザーにはうってつけのプランです。
データ量を気にすることなく思いっきりアプリやゲームやネットサーフィンが楽しめそうです!
※無制限での利用をうたわれていますが、一部利用方法によっては無制限にならないケースもあります。
auデータMAXプランの提供開始時期
<提供開始時期>
2019年7月26日(金)より受付開始
※2019年9月30日にて新規受付終了
関連記事:2019年10月1日にauから解約金1,000円の新プランが登場/新auピタットプランNを含む「2年契約N」6プランをまとめます
auデータMAXプランは本当に快適なのか?
auデータMAXプランは、毎月のデータ量を気にすることなく思いっきり楽しめるau新しいプランです。しかし、使い放題といえども、一部利用方法に制約が設けられています。
制限がかかるケースは以下の4通り
- 動画配信やストリーミングサービスなどの大量のデータ通信や長時間接続をともなうサービスを利用する際、通信速度が制限されます。
- 速度制限対象となるサービスは、auネットワークへの影響などを考慮し定められます。しかし、通信の切断は行われません。
- 一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度が制限されます。
- テザリング・データシェア・世界データ定額でデータ通信を利用する場合は、データ利用量の上限が合計20GBまでと定められます。(世界データ定額を利用する場合は、別途利用料が980円/24時間必要です。)万が一、合計データ利用量の20GBを超えた場合は、テザリング・データシェア・世界データ定額の通信速度が送受信最大128kbpsとなります。しかし、通信速度制限は翌月1日に順次解除されます。
現時点では「どのアプリ・サービスが」「どれくらいデータ量を利用すると」「どれくらいの時間、通信速度制限がかかるのか」など、細かい点が不明確です。
ケータイの通信の仕組みは、最寄りの基地局の電波を近くのユーザーと共同して利用しているイメージです。もちろん、基地局から送受信できるデータ量にはある一定のキャパが決まっているので、むやみやたらに利用するユーザーには制限を設けるのは、他のユーザーの通信の妨げになり、影響を与える為、しょうがないところかもしれません。
しかし、ちょっとした時間にYoutubeを観たり、SNSで動画を送受信したりする程度であればすぐに制限をかかる可能性も少ないでしょうから、外出先のちょっとした時間に動画コンテンツを楽しみたいユーザーにとっては快適に利用できる嬉しいプランですね。
auデータMAXプランの通話定額オプション
auデータMAXプランの通話定額サービスは今回からオプションサービスとなります。
これまで、auのプランでは「フラットプラン(シンプル)」「フラットプラン(カケホ)」「フラットプラン(スーパーカケホ)」という3つの通話プランで準備されていましたが、今回のプランからは通話オプションが別契約として分離されます。
オプション名 | オプション概要 | オプション金額 |
通話定額ライト | 発信1回あたりの通話が5分以内の場合、国内通話が24時間カケ放題 | 700円(※初回12カ月はキャンペーンで500円) |
通話定額 | 国内通話が24時間カケ放題 | 1,700円 |
auデータMAXプランの対象機種条件
auデータMAXプランに対応できる機種は以下の通りです。
スマートフォン(4G LTE)
なお、2017年7月14日以降に機種購入したユーザーは、それ以降は機種購入を伴わない「新auピタットプラン/auピタットプラン/auピタットプラン(s)/auフラットプラン/auデータMAXプラン」とその他料金プラン間の変更はできません。
まぁ、このあたりの条件については、起算すると以前の端末購入から2年未満契約のユーザーがほとんどかと思います。
いずれにせよ、今回の新料金プランへ変更すると端末購入補助割引の毎月割が消失しますので、2017年7月14日以降に機種購入し、さらに毎月割が残っているユーザーは新プランへの変更で損する可能性が高いです。
該当するユーザーは、次回機種変更する時に新プラン変更を検討するとしましょう。
auデータMAXプラン スタートキャンペーンで6ヶ月間さらにオトクに!
auデータMAXプランには申し込みから6ヶ月間のスタートキャンペーンが準備されています。
概要は、「auデータMAXプラン加入から6ヶ月間、月々1,000円割引される」というもの。さらに申し込みは不要なので、auデータMAXプラン申し込みからすぐに適用されます。
受付期間はauデータMAXプラン提供開始日(2019年夏以降)~2019年9月30日の間に「auデータMAXプラン」を申し込んだ回線が対象となります。
検討している方は、早めに申し込んだ方が6,000円分(=1,000円×6ヶ月分)もオトクになりますね。
auデータMAXプランで必ずチェックしたい家族割プラス
今回のauデータMAXプランで必ずチェックすべき割引が「家族割プラス」です。
家族割プラスとは、対象プランに加入されている同居の家族の人数に応じて、月々の料金を割り引くサービスです。
- 同居家族2回線の場合は1人当たり翌月から永年500円割引
- 同居家族3回線以上の場合は1人あたり翌月から永年1000円割引
auデータMAXプランの割引額は以下の通りです。
同居2回線 | 同居3回線以上 | auスマートバリュー |
△500円 | △1,000円 | △1,000円 |
家族みんなauでお得になるのは、すごくありがたいですね。仮に今後他キャリアから乗り換えるのであれば、同居の家族をまるごとauに乗り換える方が割引額が高く、全員がお得になりそうです。
さらに、auスマートバリューの特典が引き続き受けられますので、対象の固定回線があるご家庭では利用状況に応じてさらに割安になります。
また、家族割プラスの加入条件は、以下の通り
- 同一住所にお住いの家族であること
- 「割引対象の新プラン」に加入
以上の2点をどちらも満たす場合、特典を受ける事ができます。
割引対象の新プランは以下の表のとおりです。
割引対象の料金プラン | 新auピタットプラン/auフラットプラン7プラス/auデータMAXプラン(2019年夏ごろ提供予定) |
割引対象外だけど、家族割プラスのカウント対象にはなる料金プラン | auスマホ向けプラン…auピタットプラン(s)/auフラットプラン5(学割専用)/auフラットプラン20/auフラットプラン25 Netflixパック/auフラットプラン30(2019年6月30日受付終了)
auケータイ向けプラン…VKプラン/VKプランM/スーパーカケホ(ケータイ)/カケホ(ケータイ) |
2019年9月30日までなら家族割プラス スタートキャンペーンですぐにオトク
前述した「家族割プラス」ですが、新プランのスタート開始に伴い、auは大盤振る舞いなキャンペーンをスタートしています。
対象料金プラン(新auピタットプラン/auフラットプラン7プラス/auデータMAXプラン(2019年夏ごろ提供予定))加入のユーザーに対し、2019年6月1日~2019年9月30日利用分は、「家族割プラス」「auスマートバリュー未加入」でも、利用料金から毎月1,000円割引します。さらに申し込みは不要!
例えば、同居の家族を証明する為には、住所が一致している本人確認書類の準備が必要だったりしますよね。また、auスマートバリューの割引を受けるために、固定回線の事業者を切り替えようとしたら、宅内の工事等で数カ月かかる場合だってありますからね。
そんな時でも、対象期間中なら家族割プラス スタートキャンペーンが適用できるので、ケータイだけサクッとプランを変えておいて、後から家族を追加/固定回線の工事を進めたとしても、割引を受けるロスがなくなるわけです。
とっても、ありがたいですね!
auデータMAXプランの注意点
新プランへの変更で毎月割が消失する
新プランがリリースされて、良くなった点は「基本料金がお得になる」というメリットがありますが、それと同時に注意すべき点も出てきました。
それが「今後、端末購入補助がなくなる」という点です。auを含めた各キャリアが利用している周波数を管理・監督している総務省の指導によると、
「端末購入補助が各キャリアのユーザーを囲い込み、結果として各キャリアの競争を鈍化させている」という見解を示しています。今回の新プランリリースはそれらの指導をもとに発表されたプランなのです。
これまでauでは「毎月割」という端末購入補助のサポート値引きがありました。しかしながら、以上のような背景があり、今後機種を購入する際・新プランへ変更する際は毎月割が消失してしまうのです。これは注意すべきデメリットですね。
そのほかにもauデータMAXプランへ変更することで、今まで受けている特典が継続できるもの・特典継続終了となるものがありますので一覧でまとめます。
auデータMAXプランへ変更しても割引を継続できる特典
割引特典が継続 | auスマートバリュー |
---|---|
電話きほんパック無料特典 | |
家族割プラス | |
家族割プラス スタートキャンペーン | |
通話定額ライト スタートキャンペーン | |
auデータMAXプラン スタートキャンペーン |
auデータMAXプランへ変更したら割引を継続できない(割引終了する)特典
割引特典が終了 | auスマートバリューmine |
---|---|
スマホ応援割 | |
ケータイ→auスマホ割 | |
カケホ割60 | |
スマホ応援割 | |
毎月割 | |
学割 | |
年末年始限定!スマバリ増額キャンペーン | |
スマバリバリキャンペーン | |
2016夏 のりかえ割 | |
スマホはじめる割/auスマホはじめるプログラム | |
auにかえる割 | |
auにかえる割Plus | |
U22 auにかえる割 | |
家族でスマホおトク割 | |
AQUOS Kスタート割 |
問い合わせが多く、受付チャネルが混雑する
今回の新プラン発表は、各報道や宣伝広告でたくさんの人の認知が広がっています。auフラットプラン7プラスは、最寄りのauショップ・KDDIお客さまセンター・My au(スマホ・PC)などから受付する事が可能です。
しかしながら、問い合わせが非常に多く、繋がりづらいのが難点です。特にauショップでは込み合う場所だと半日かかるケースもしばしば。(手続き自体は1回線で20分程度もあれば終わるのですが、待ち時間がね…)
ですので、おススメはMy auなどのオンラインから進めていく方が得策です。待ち時間も無いですし、24時間(メンテナンス期間は除く)受付できますからね。