「家族みんなでauを利用するとスマホの基本料が安くなる」
この割引サービスこそ、auの「家族割プラス」です。
家族割プラスはau対象プランを契約する家族の人数に応じて基本料金が安くなる割引サービスです。
従来の「家族割®︎」は、家族間の通話料を割引するサービスなのに対し、家族割プラスは基本料金そのものを割引する、という点が特徴です。
名前は似ていますが割引の仕組みは異なり、それぞれ申し込みが必要です。
本記事では、auの家族割プラスの詳細について解説します。
家族割プラスとは?
auの「家族割プラス」は、対象プランに加入している同居家族のauユーザー数に応じて、月々の基本料金を割り引くサービスです。
割引額は家族回線数に比例して大きくなります。
契約プランによって割引額は異なるものの、例えば、家族2人でグループを組めば1回線あたり毎月550円(税込)、家族3人だと毎月1,100円割引(税込)といった具合で家族回線数が多いほどお得になる仕組みです。
月単位で考えるとわずかな金額ですが、年間に換算すると大きな金額です。意識して活用していきたいところです。
家族割®と家族割プラスの違いは?
auの家族割引の中には、「家族割®」と「家族割プラス」という2つの割引サービスが存在します。名前が似ているため、混乱しないよう注意したいところです。
どちらも「auの携帯電話を家族で一緒に利用するとオトク」という点で共通していますが、「家族割®」は通話料とSMS送信料の割引なのに対し、「家族割プラス」は基本料金の割引という違いがあります。
具体的には、「家族割®」はauの携帯電話を利用する家族間の国内通話料・SMS送信料が24時間無料となる割引サービスのことです。
一方、「家族割プラス」はauの携帯電話を利用する家族の人数や契約プランに応じて、基本料金から一定額割引されるサービスのことです。
名称は似ているものの全く異なる割引サービスです。割引を受けるためにはそれぞれ申し込みが必要です。
例えば、新たに「家族割プラス」のグループを作りたいとした場合、すでに組んでいる「家族割®」がそのまま「家族割プラス」のグループを自動形成するわけではなく、auへ「家族割プラス」の新グループ形成を申し込む必要があります。
「家族割®」と「家族割プラス」は全く異なる割引サービスであること、別々に申し込みが必要であることを理解しておきましょう。
家族割プラスの対象プランと割引額について
ここから、家族割プラスの対象プランと割引額について解説します。
家族割プラスは、契約する料金プランとグループを形成している回線数に応じて割引額が異なります。
以下、表にまとめます。
2人 | 3人 | 4人以上 | |
使い放題MAX 5G ALL STAR パック 使い放題MAX 5G テレビパック 使い放題MAX 5G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G 使い放題MAX 4G テレビパック 使い放題MAX 4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 4G ※受付終了プラン auデータMAXプランPro auフラットプラン7プラスN auデータMAXプラン auフラットプラン7プラス |
1回線あたり 550円(税込) 永続割引 |
1回線あたり 1,100円(税込) 永続割引 |
|
※受付終了プラン データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G テレビパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G Netflixパック データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G データMAX 4G LTE テレビパック データMAX 4G LTE Netflixパック データMAX 4G LTE |
1回線あたり 550円(税込) 永続割引 |
1回線あたり 1,100円(税込) 永続割引 |
1回線あたり 2,222円(税込) 永続割引 |
ピタットプラン 5G ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN ※受付終了プラン 新auピタットプラン |
1回線あたり 550円(税込) 永続割引 (データ量問わず) |
1回線あたり 1,100円(税込) 永続割引 (データ量問わず) |
|
※受付終了プラン auデータMAXプラン Netflixパック |
1回線あたり 1,100円(税込) 永続割引 |
表の通り、家族割プラスは家族の人数に応じて割引額が増加します。
例えば2人でグループを組む場合、1回線あたり税込550円(毎月)割引×2回線=世帯全体で合計1,100円(税込)割引です。
それがひとり増えた3人でグループを組む場合、1回線あたり税込1,100円(毎月)割引×3回線=世帯全体で合計3,300円(税込)割引となります。
つまり、たった1人多くなるだけで世帯全体で毎月2,200円(税込)も安くなる可能性があります。年間換算で26,400円ですからね。結構な金額です。
要は、いかにして家族割グループの回線数を増やすか?
これが非常に重要なポイントです。
そこで欠かせないのが、”家族割プラスの回線カウントのみ対象”の料金プランもグループに加えることです。
もし、ご家族の中にカウントのみ対象の料金プランを契約している回線がある場合は、この回線もグループに加えることで、家族割プラスの割引対象プランを契約する回線の割引額が増えます。
回線カウントのみ対象となる料金プランは以下の通りです。
回線カウントのみ対象プラン | |
5Gプラン | <受付中> ピタットプラン 5G(s) |
4Gプラン (スマホ) |
<受付中> ピタットプラン 4G LTE(s) <新規受付終了> |
4Gプラン (ケータイ) |
<受付中> VKプランS(N) VKプランM(N) VKプランE(N) ケータイシンプルプラン ケータイカケホプラン<新規受付終了> VKプラン VKプランS VKプランM スーパーカケホ(ケータイ) カケホ(ケータイ) |
家族回線の中で、上記に該当するプランがある場合は積極的にグループへ加えて、世帯全体の割引アップを目指しましょう。
1回線増えるだけで年間26,400円安くなる可能性があると考えれば、やらない理由はありません。
家族割プラスの申し込み条件について
次に、家族割プラスの申し込み条件を確認します。
家族割プラスは、
- 申し込み回線の契約が同一住所に住む家族であること
- 対象料金プランに加入する(している)こと
以上2つの条件を両方クリアすることで申し込めます。
住所が異なる家族との家族割プラスについて
家族割プラスは、基本的にはさきほどご紹介した適用条件をクリアすれば申し込み可能ですが、中には単身赴任・進学などの理由から離れて暮らすご家族もいらっしゃると思います。
2019年12月20日より、auショップなどの店頭で手続きする場合に限り、住所の異なる家族の方でも家族割プラスに加入できるようになりました。
異住所の家族間でも、家族割プラスが申し込める対象プランは以下の通りです。
異住所でも対象となる料金プラン |
使い放題MAX 5G ALL STAR パック 使い放題MAX 5G テレビパック 使い放題MAX 5G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G 使い放題MAX 4G テレビパック 使い放題MAX 4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 4G データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G テレビパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G Netflixパック データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G ピタットプラン 5G ピタットプラン 5G(s) データMAX 4G LTE テレビパック データMAX 4G LTE Netflixパック データMAX 4G LTE auデータMAXプラン Netflixパック auデータMAXプランPro auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン20N auフラットプラン7プラスN ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN) ピタットプラン 4G LTE(s) auピタットプランN(s) ケータイカケホプラン ケータイシンプルプラン VKプランM(N) VKプランS(N) VKプランE(N) |
なお、申し込みに際しては、以下の通り「家族関係証明書」を準備してauショップに持参することで手続きができます。
【家族関係証明書について】
- 同一住所にお住まいで、かつ、同一姓であれば家族関係証明書は必要ありません。
- 同一世帯で姓が異なる場合、健康保険証(有効期限内)もしくは住民票(続柄記載/発行日より3カ月以内)が必要となります。
- 単身赴任などで同一住所にお住まいであることの確認が取れない場合、遠隔地用健康保険証(有効期限内)が必要となります。
- 遠隔地用健康保険証に割引適用となる家族全員が記載されている場合「遠隔地用健康保険証」1通
- 家族全員が記載されていない場合「遠隔地用健康保険証」1通 +「健康保険証」1通
- 上記以外の親子(義理を含む)の場合「戸籍謄本」
上記①②③以外の場合
- 申込者と家族割プラスの相手との続柄が1親等(配偶者および親子(義親子含む))の場合
家族関係を証明できる「戸籍謄本(発行日より3カ月以内)」または「家族割®」相手のご本人様確認書類(コピー可)+「家族割®」相手の「家族関係申告書」でも受付可能です。- パートナーシップ関係
「地方自治体などで発行されるパートナーシップ関係が証明できる公的証明書」が必要となります。
上記の家族関係証明書は、家族割プラス/家族割どちらも共通した書類で手続き可能です。
家族関係申告書には、記入例もありますので参考にしながら準備していきましょう。ただし、記入誤り/漏れなどがひとつでもあると、申し込みできない場合がありますので、準備は入念に行うことをおすすめします。
不明点があれば、auお客様サポートに問い合わせながら進めるのも良いかもしれません。
ちなみに、離れて暮らすご家族(50歳以上)が2019年9月以前から同一のauスマートバリューグループに加入している場合は、対象プランへの加入で「家族割プラス」の割引が自動適用されます。
家族割プラスの割引が反映するタイミングは?
家族割プラスは、申し込みした翌月利用分から割引適用開始となります。
例えば、2021年3月に家族割プラスを申し込んだとするなら、適用されるのは2021年4月の利用料から割引されます。
実際に請求されるタイミングとしては、さらに翌月の2021年5月以降となります。
つまり、家族割プラス申し込みから、実際に請求額が安くなるまではおよそ2ヶ月程度のタイムラグがありますので、注意しましょう。
家族割プラスのグループ回線上限数と回線数カウントタイミングについて理解する
家族割プラスは、2回線~最大10回線までをひとつのグループとして形成することができます。
もし、家族でauの携帯電話を11回線以上契約している場合は、グループを2つに分けて形成するなどの工夫が必要です。
ちなみに、家族割プラスの割引金額は「毎月末日」のグループ状況によって判定されます。
例えば、3回線のグループを利用中で、今月の途中に解約・他社へ乗り換えなどによって月末時点で2回線となった場合、今月利用分の家族割プラスの割引金額は「2回線」へ目減りしてしまいます。
状況によっては、家族の利用額が今までよりも高くなってしまうため、解約・他社へ乗り換え時は、グループ契約状況を確認の上、家族でしっかり話し合っておくことをおすすめします。
家族割プラスの確認・申し込み方法
家族割プラスは、店頭・WEB・電話いずれかの窓口から申し込むことができます。
しかし、現在の状況では、店頭だと「密」な環境が生まれるリスクがあります。
異住所間の家族割プラス手続きにおいてはauショップなど店頭でしか申し込み不可なので致し方ありませんが、それ以外の場合は、可能な限り電話またはWEBから確認・申し込みすることをおすすめします。
WEB(My au)
家族割プラスをWEBから申し込む手順は以下の通りです。
- My auアプリをタップし、起動します
- 画面左上の「メニューキー(三)」をタップします
- 「ご契約情報の確認・変更」をタップします
- 家族割プラス / auスマートバリュー の右側にある「変更」をタップします。
- 申込みページが表示されますので、内容を確認のうえ、下部にある「同意する」をタップします
- 該当する固定回線の利用状況を選択します
- auスマートフォン/auケータイ情報の内容を確認の上、「他サービスを追加する」「追加しない」のいずれかを選択し、「次へ」をタップします
- 前項で「追加する」を選択した場合は次に、家族の回線情報(携帯番号、生年月日)を入力します
- 内容を確認し、よければ「次へ」をタップします
- 申し込み内容の最終確認を行い、「My auで確認(SMSでお知らせ)」を選択し、「この内容で申し込む」をタップします。
以上で手続きを完了できます。
こうやってまとめると手順が多いように感じてしまいますが、体感では数分で完結できるので、非常に時間効率が良いです。
ちなみに、My auアプリ以外のパソコンやその他ブラウザからであれば、My auのサイトへ直接アクセスしても手続きが可能です。
電話(auお客様サポート)
もし、My auので手続きが難しい・契約状況により手続きできない場合は、auお客様サポート 0077-7027(無料)(年中無休(9:00~20:00))に電話して手続きをすすめることができます。
いずれにせよ、家族割プラスを適用するには、改めて申し込み必須です。
申し込み忘れによる損をしないよう、確実に手続き・確認を進めていきましょう。
auの家族割プラスはauスマートバリューと組み合わせて利用したい
auの家族割プラスを適用する場合は、auスマートバリューも合わせて活用しましょう。
なぜなら、家族割プラスを利用するauユーザーは、auスマートバリューでさらに安くなる可能性が濃厚だからです。
auスマートバリューは、auひかりなど対象インターネットサービスを利用すると、1回線あたり毎月550円(税込)または1,100円(税込)割引されるサービスです。
家族割プラスを適用するということは、つまりau携帯電話を利用する家族/回線数が複数おありかと思いますので、同じくしてauスマートバリューの割引を受けられる回線数も複数あるはずです。
家族割プラスだけの適用で、auスマートバリューを活用しないのは非常にもったいないです。
光回線は事業者によってサービス内容や特色がありますが、特に光回線にこだわりがない、けれどauスマートバリュー対象外のインターネットを使っている、といった場合はauひかりへ乗り換えて「家族割プラス」と「auスマートバリュー」のダブル割引でお得に利用していきたいところです。