Xperia 8のマイナーチェンジモデル「Xperia 8 Lite(エクスペリア エイト ライト)」が、2020年12月11日にUQモバイルで発売されます。
Xperia 8 Liteはフラグシップモデルとは一線を画し、カジュアルなデザインやSNS、音楽利用をメインとしたユーザーをターゲットとして設計されたスマホです。
特にサイドセンスで便利なショートカット機能を使いつつ、性能が高いカメラを融合して活用すればTwitter、インスタグラム、Facebook、TikTokなどのSNSが格段に楽しく利用できそうです。
本記事では、Xperia 8 Liteの特徴や魅力を解説します。
Xperia 8 Liteの特徴まとめ
まずは、Xperia 8 Liteの特徴をまとめてご紹介します。
21:9の縦長ワイドディスプレイ
約6.0インチながら横幅約69mmの手のひらサイズ
高解像度FHD+のトリルミナスディスプレイ(液晶ディスプレイ)
フロント・バックパネルに高強度なCorning® Gorilla® Glass 6を採用
カラーはブラック・ホワイトの2色展開
アウトカメラには約1200万画素と約800万画素の2眼カメラを搭載
インカメラは約800万画素
Xperia伝統の各種撮影モードや電子式手ぶれ補正機能を搭載
4K動画を撮影できる
マルチウィンドウでアプリを2画面同時利用できる
サイドセンスで使いたいアプリをすばやく起動できる
Qualcomm® Snapdragon™630、RAM 4GB、ROM 64GBを搭載。
防水(IPX5/IPX8)/防塵(IP6X)に対応
3.5mmオーディオジャック(4極ヘッドセット(CTIA規格準拠)対応)を搭載
生体認証は電源ボタン内臓型の指紋認証にのみ対応
Xperia 8 Liteのデザインについて
Xperia 8 Liteの外観デザインは前作Xperia 8とほぼ変わらない、というより違いを見つけることが難しいくらいです。
カラーバリエーションは、前作同様ブラック、ホワイトの2色です。
端末サイズにおいても横幅約69mm x 縦約158mm × 厚さ約8.1mm、重量は約170g、フロント・バックパネルには高強度なCorning Gorilla Glass 6が採用されていて、前作と同じです。
ちなみにAppleのiPhone SE(第2世代)の横幅が約67mmですから、個人差があるものの同じくらいXperia 8 Liteは手に馴染みやすく、さらに縦長のワイドディスプレイで大きな画面を楽しめるというのが特徴です。
Xperia 8 Liteのディスプレイについて
Xperia 8 Liteは画面比率21:9のワイドディスプレイ設計のため、写真や動画コンテンツを一層大画面で楽しめるように進化しました。
旧モデルのXperia XZ1と比較すると一目瞭然です。
スマホ向けのアプリや動画は、16:9の画面比率で作成されたものが主流です。
(ちなみに画面比率16:9は一般的なテレビの画面比率、21:9は映画スクリーンの画面比率と考えるとイメージしやすいです。)
ですから、Xperia 8 Liteのような21:9の画面サイズで16:9のコンテンツを横画面で楽しむ場合、アプリによっては画面両端が黒画面化し、ワイドディスプレイを活かせない可能性もあります。
ただ、NetflixやHuluで提供されているような「映画コンテンツ」は画面比率21:9が基本です。
つまり、Xperia 8 Liteのワイドディスプレイは映画コンテンツに最適な画面比率として没入感を高めてくれそうです。
21:9ワイドディスプレイは1画面の情報量の多さが強み
Xperia 8 Liteのワイドディスプレイなら、縦画面をスマホを利用する場合に1画面にたくさんの情報を映し出すことが可能です。
16:9のスマホに比べて同じようにマップアプリを利用しても、広い範囲を表示する事が可能です。これなら、旅行先で道に迷っても周囲の建物や位置関係を認識しやすいので、すぐに目的地を目指すことができそうです。
さらに、ブラウザアプリやSNS利用時にも、画面スクロールする回数が少なく済むので、コンテンツや次長な情報を一目で確認しやすくなります。
液晶トリルミナスディスプレイ for mobileはフルハイビジョンテレビ同等の美しさ
Xperiaシリーズを開発しているSONYは、テレビのBRAVIAシリーズを提供している事でも有名です。
ブラビアで培ったディスプレイ開発技術を応用し、Xperia 8 Liteにも美しい発色を可能にした「液晶トリルミナスディスプレイ for mobile」が採用されています。
ディスプレイサイズは6.0インチ、画面解像度は2,520×1,080(FHD+)で、約1,677万色もの色彩を表現できる性能を誇っています。
4Kディスプレイではありませんが、Xperia 8 Liteのディスプレイサイズであれば4Kディスプレイも表示できる性能は必要ありません。
一般的なフルハイビジョンテレビと同等かそれ以上の性能を有しているので、写真や動画を発色良く、鮮やかに映し出してくれます。
Xperia 8 Liteのサイドセンスが魅力的
「21:9のワイドディスプレイだと、操作するときに手が届かなくて使いづらそう。」という印象を持つユーザーは少なくないでしょう。
しかし、ご安心ください。
Xperia 8 Liteに搭載されている「サイドセンス」という仕組みが、そのネガティブなイメージを変え、縦長画面の操作を格段にスムーズにしてくれます。
サイドセンスは、Xperia 8 Lite本体の両側面をタップするだけで、ショートカット操作が出来る便利な機能です。
縦長スマホの場合、ディスプレイ下部のホームボタンを押すのは非常に操作しづらいところですが、サイドセンスを活用することで、ディスプレイ中央部を操作した後すぐに端末側面で操作が出来、わずらわしさがなくなります。
ここからは、サイドセンスの機能の一部を確認していきましょう。
サイドバーをダブルタップしてアプリ起動
画像にあるとおり、Xperia 8 Liteのサイドセンスバーをダブルタップするだけでアプリのショートカット画面が開きます。
このショートカットは、時刻や使用頻度の情報をもとに、その状況にあった利用想定アプリをXperiaが予測して表示してくれます。また、設定を変更すればユーザー自らショートカットアプリをカスタマイズすることも可能です。
わざわざ、ディスプレイ下部からホームに戻ったり、タスクを表示せずとも一気に使いたいアプリへジャンプすることが出来るのはかなり便利です。
サイドバーを下にスワイプすると ひとつ前に戻る
サイドセンス機能の中で私が特に気に入っているのが「ひとつ前にもどる動作」を可能にした点です。
「ひとつ前にもどる動作」は、サイドバーを上から下にスワイプするように指でなぞるだけでOKです。
例えば、片手にバッグをもったままもう片方の手でXperia 8 Liteを操作しているときに、「ひとつ前に戻る動作」をするには、画面下部にある「もどる」ボタンをタップする必要がありました。
これは縦長ディスプレイだと手が届きにくい点で不便です。
ですが、サイドバーの下スワイプを活用すれば、わざわざスマホを持ち変えずともひとつ前に戻る動作を可能にします。
細かい仕様ですが、これが「ある」か「ない」かでは、後の使い心地に大きく影響します。
Xperia 8 Liteのカメラ性能について
ポートレート写真は背面/前面両方で撮影可能
Xperia 8 Liteは背面のアウトカメラに約1200万画素と約800万画素のデュアルカメラ(2レンズ)を搭載し、背景ぼけで被写体を際立たせることが出来ます。
さらに、インカメラ(約800万画素)もポートレートセルフィーに対応しており、同じくボケ感のある写真を撮る事が可能です。
ポートレートセルフィーでは「ぼけ」「美肌」「肌の明るさ」「目の大きさ」「輪郭補正」など5つの補正モードに対応しており、撮影時に仕上がりを確認しながら補正できる点が特徴です。
「色味」や「コントラスト調節」などはXperiaに限らず、他社スマホでも多く搭載されている機能ですが、「肌」や「目」「輪郭」などにこだわって補正できるのはXperiaシリーズならではです。
サードパーティ製の写真編集アプリに頼ることなく標準機能として補正できるため、写真の品質を損なわずにキレイに補正できる点で非常に優れています。
これなら、最高の1枚を手軽に撮影し、SNSやメッセージアプリでかんたんに送ることができそうです。
電子式手ブレ補正(Steady Shot)で動画撮影時もブレない
Xperia 8 Liteのカメラは電子式手ぶれ補正機能(Steady Shot)を備えています。
SONYのサイバーショットやハンディカムで培った電子式手ブレ補正技術をXperia 8 Liteに活用することで、動画撮影時において被写体を追いかけながらでもなめらかで自然な動画を記録できます。
例えば、被写体がよく動くシーンでもブレを少なく補正するため、なめらかで見やすい動画をかんたんに撮影できます。
プレミアムおまかせオートでインスタ映えする
Xperia 8 Liteのカメラには「プレミアムおまかせオート」という撮影モードが搭載されており、料理・人物・夜景・逆光など13種類のシーン×4つのコンディションを自動認識し、被写体や環境に応じて、最適な設定を自動で選択し撮影できます。
例えば、「おいしそうな料理の写真を撮りたい」「フォトジェニックな写真を撮りたい」という場合、通常であれば写真撮影→画像編集アプリを利用して色彩・コントラスト・露光を編集する手間がかかります。
が、Xperia 8 Liteのプレミアムおまかせオートならその手間が省けます。
状況や被写体を自動で判別してその状況に応じたベストの補正をかけるので、画像編集せずとも見栄えが良い写真をかんたんに残すことができます。
Xperia 8 Liteのマルチウィンドウで作業効率2倍!
Xperia 8 Liteは縦長いワイドディプレイを活かした「マルチウィンドウ」という機能を搭載しています。
マルチウィンドウは、ひとつの画面に2つのアプリを同時起動しながら、双方のアプリを利用できる機能です。
例えば、画面上部に「動画アプリ」で気になる動画のLIVE配信を見ながら、画面下部に「SNS」を利用することができます。
ひとつの画面で動画を見ながらSNS投稿を同時にできてしまうので、SNSを見ている間に大事なシーンを見逃すということがなくなります。
タスクを切り替える必要もありませんので、集中してコンテンツを楽しむことができます。
Xperia 8 Liteのバッテリーについて
Xperia 8 Liteのバッテリーの容量は2870mAhです。
同時期に登場している他のスマホが3,000mAh〜4,000mAhクラスであることと比較すると若干少なめなので、どれくらい電池が持つのか少々心配ではあります。
しかしながら、Xperia 8 LiteにはSTAMINAモードが搭載されており、この機能によって、ディスプレイの描画速度・高画質モードを一部抑える・バイブレーション・GPS機能などを制限し、バッテリーの消耗を抑えてくれます。
普段使いではSTAMINAモードで利用しながら、集中して利用したい場合に解除するといった工夫で電池の持ちは大きく改善できると思います。
なお、Xperia 8 Liteには「いたわり充電」という機能が搭載されています。
いたわり充電とは、電池寿命を延命させるための機能です。
ユーザーの充電の習慣(充電器に長く接続している時間帯)を学習して充電速度を調節し、バッテリーの性能をよりよい状態に保つことで、バッテリーの寿命を延ばしてくれます。
例えば、夜中にスマホを充電しながら眠りにつくことが多い場合、この充電習慣をXperia 8 Lite自ら学習し、充電速度を調節してくれる仕組みです。
Xperia 8 Liteのバッテリー容量はやや少ないのが難点ですが、これら「STAMINAモード」「いたわり充電」をこまめに利用すれば、幾分かは改善できそうです。
Xperia 8 Liteのイヤホンジャックについて
Xperia 8 Liteは3.5mmオーディオジャック、つまり有線タイプのイヤホンジャックを搭載しています。(4極ヘッドセット(CTIA規格準拠)に対応)
本体左上にイヤホンジャックがありますので、ここへ有線イヤホンを差し込めばいつでも「音」を楽しむことができます。
また、イヤホンジャックは充電ポートとは独立していますので、充電しながらイヤホンで音楽を楽しむといった使い方もできます。
しかしながら、イヤホンジャックから水分が浸透してしまうとそこから水濡れや腐食が発生するリスクも考えられます。
Xperia 8 Liteは防水/防塵対応ですが、イヤホンジャックの穴から内部に水分が入り込み腐食してしまう危険性もあります。
雨の中や水分が多い場所で利用した後は、イヤホンジャックの穴も綺麗に拭き取って、こまめにメンテナンスしたほうが良いと思います。
Xperia 8 Liteのスペックまとめ
それでは、UQモバイルの「Xperia 8 Lite」のスペックをまとめます。
製品名 | Xperia 8 Lite(エクスペリア エイト ライト) |
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発売日 | 2020年12月11日 |
UQモバイル価格 | 未定 |
本体サイズ | 約W69×H158×D8.1mm(最厚部 9.7mm) |
画面サイズ | 約6.0インチ |
重量 | 約170g |
カラー | ブラック、ホワイト |
ディスプレイ | 液晶トリルミナスディスプレイ for mobile |
最大表示色 | 約1,677万色 |
解像度 | 2,520×1,080(FHD+) |
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
Android | Android 9 Pie |
メモリ(RAM/ROM) | 4GB/64GB |
外部メモリ | 最大512GB(microSDXC) |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™630 |
電池容量 | 2870mAh(内蔵電池) |
最大通信速度 (理論値) |
受信時最大479Mbps/送信時:不明 |
Wi-fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 |
赤外線 | 非搭載 |
生体認証 | 指紋認証 |
アウトカメラ有効画素数 | 約1,200万画素/約800万画素 |
インカメラ有効画素数 | 約800万画素 |
おさいふケータイ | 対応 |
ワンセグ/フルセグ | 非対応 |
ここまでXperia 8 Liteの特徴や魅力について確認してきましたが、Xperia 8同様「SNSメインユーザーに特化したスマホ」と言えそうです。
「いやいや私、SNSはやらないからなぁ…」という方でも、手軽にキレイな写真が撮れるので、家族や友人とLINEで写真や動画をやりとりする場合には大変おすすめです。
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