au回線からpovoへ切り替えても、「かえトクプログラム」や「アップグレードプログラム」は引き継いで利用できます。
しかし、注意すべきはアップグレードプログラムNX以外は、2021年夏以降しか特典を利用できない。という点。
「povoへ切り替えを検討している」
「近々機種変更も検討している」
「現在契約中のかえトクプログラム/アップグレードプログラムの特典をつかう予定」
このようにお考えの方は、povo移行前にauで機種変更し、特典(残債免除・ポイント還元)を受けた後でpovoへ移行するようになさってください。
もしも先にpovoへ移行してしまうと、2021年夏まで特典を受けられなくなり”損”をしてしまう可能性があります。
本記事では、かえトクプログラム/アップグレードプログラム契約者がpovoへ移行する最適なタイミングについて解説します。
auからpovo移行後もかえトクプログラム/アップグレードプログラム利用可能!しかし…
2021年3月12日の発表にて、auで「かえトクプログラム」または「アップグレードプログラム」を契約している回線をpovoへ切り替えても、「かえトクプログラム」または「アップグレードプログラム」の利用特典を適用できるようになることが明らかとなりました。
ただし、アップグレードプログラムNX以外は、2021年夏以降しか特典を利用できません。
これが、大きな落とし穴=注意点です。
つまり、2021年夏以前にアップグレードプログラムやかえトクプログラムの特典(残債免除や掛け金還元)を利用したいなら、povoへ移行する前にauで機種変更しなければなりません。
まずはauで機種変更を行なったのちに、特典還元(残債免除や賭け金をポイント還元)をきちんと受け取ってから、povoへ移行することを徹底したほうが良いです。
もしも先にpovoへ切り替えてしまうと、2021年夏までは「かえトクプログラム」または「アップグレードプログラム」の特典が受けられません。
povoのまま機種変更すると残債免除などの特典を受けられずに損をしてしまう可能性がありますので、「近々機種変更を検討している方」または「特典利用時期が近づいてきた方」は、先にauで機種変更したのちにpovoへ切り替えることを徹底しましょう!
かえトクプログラム/アップグレードプログラムをおさらい
ここで一度、「かえトクプログラム」と「アップグレードプログラム」の内容をおさらいします。
「アップグレードプログラム」や「かえトクプログラム」は、時期によってサービス名称・プログラム料・特典適用時の残債免除割合に若干の違いがあります。
サービス名 | プログラム料 | 購入補助(免除)割合 |
アップグレードプログラム | 300円(不課税)/月 | 分割24回のうち最大7回分免除 (免除割合:最大29%) |
アップグレードプログラムEX | 390円(不課税)×24か月 | 分割48回のうち最大24回分免除 (免除割合:最大50%) |
アップグレードプログラムEX(a) | 不要 | 分割24回のうち最大12回分免除 (免除割合:最大50%) |
アップグレードプログラムDX | 390円(不課税)×24か月 | 分割48回のうち最大24回分免除 (免除割合:最大50%) |
アップグレードプログラムNX | 不要 | 分割36回のうち最大12回分免除 (免除割合:最大33%) |
かえトクプログラム | 不要 | 免除割合はauが定める機種別の残価による (免除割合:端末による) |
現在アップグレードプログラムやかえトクプログラムに加入しているかどうかは、My auで確認できます。
加入中の場合は、現在利用している端末の分割残債支払いが一定額免除または賭け金相当分のPontaポイント還元を受けられるため、積極的に活用していきたいものです。
アップグレードプログラムEX/DX契約者でポイント還元を受ける場合はpovo切り替えのタイミングに要注意!
現在、auで「アップグレードプログラムEX」または「アップグレードプログラムDX」を契約していて、近々機種変更を検討している方はpovo切り替えのタイミングに要注意です。
双方のプログラムには「ポイント還元保証」という制度があります。
この制度は、特典を利用せず特定期間内に新しい機種に買い替えた場合、買い替え前月までに支払い続けたプログラム料相当額を、買い替えの”翌月“にPontaポイントとして還元されるものです。
例えば、2021年3月に特典を利用せず機種変更した場合は、2021年4月にポイント還元されます。
なぜここで注意すべきかというと、「Pontaポイント還元を待たずにpovoへ切り替えてしまった場合、確実にPontaポイントが付与されるか不透明」だからです。
つまり、「アップグレードプログラムEX」または「アップグレードプログラムDX」を契約中の方が特典を利用せずにauで機種変更した場合、機種変更の翌月にPontaポイントが付与されたことを確認し、できれば有効利用(消費)した後にpovoへ切り替えた方が確実です。
アップグレードプログラムNX契約者も特典利用前提ならpovo移行タイミングに要注意!
アップグレードプログラムNX契約者は、povo切り替え直後でもプログラム利用特典(残債免除)を使うことができます。
ちなみにアップグレードプログラムNXは、利用中の端末をauへ回収に出せば最大12回分の残債支払いが免除されます。この時、auで機種変更しなくても回収さえ出せば免除となります。
しかし、次の端末をどこで購入するか?という問題があります。
アップグレードプログラムNXの特典を利用するには、auでの機種変更が必須ではなくても、端末をauへ回収に出す必要がありますからね。予備スマホを持っていない方は必然的に新しいスマホを購入する必要があります。
例えば、端末メーカー(Apple Storeやソニーストアなど)から直接SIMフリー機を購入したり、「携帯市場」などの中古販売店で端末を購入することに慣れている方であれば問題ないかと思います。新スマホ購入後に旧スマホをauへ回収へ出せばOKですからね。
ですが、「オンライン購入やSIMフリー機の購入は経験がないし不安」「やはりauで購入したほうが安心できる」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
もし「アップグレードプログラムNX契約者で直近で機種変更を検討している」かつ「KDDIで新しいスマホを購入したい」とお考えの方は、まずはauで機種変更(NX特典利用)し、その後povoへ移行する手順がスムーズかもしれません。
関連記事:「auの「アップグレードプログラムNX」で得する人・損する人を徹底解説」
2021年夏まで機種変更の予定がなければすぐにpovo移行でもOK
「かえトクプログラム」や「アップグレードプログラム」に加入しているものの、2021年夏までに機種変更する予定がなければ、すぐにでもpovoへ切り替えて問題ないでしょう。
ネックになるのはあくまでpovoに切り替えると購入補助特典が2021年夏までは使えないという点であり、そもそも直近で機種変更する予定がない方にとってはなんら問題ありません。
とは言え、povoには注意すべき点が多数存在します。
内容をよく理解し、切り替えていきましょう。
別記事にpovoの注意点・詳細・他社比較をまとめていますのであわせてご確認下さい。
関連記事:「povo(ポヴォ)の注意点や詳細まとめ!他社プランとの徹底比較!」