日本時間の2020年9月17日、iPhone 6s以降に発売された全てのiPhoneを対象として配信開始されたiOS14ですが、アップデートした直後からLINE、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSで写真や動画を投稿する際、添付ファイルが選択できなくなった(表示されなくなった)という報告が相次いでいます。
これらは、アップデート直後の写真許可設定において誤った選択をしてしまったことが原因だと考えられます。
ただ、もし誤った写真許可設定を行ったとしても、設定を変更すればこれまで同様の使い勝手に戻せますのでご安心ください。
iOS14をインストールしたiPhoneにてSNS投稿時に写真や動画を選択する際、はじめの段階で「○○から”写真”にアクセスしようとしています」というポップアップが表示されます。
ポップアップ画面では
- 写真を選択…
- すべての写真へのアクセスを許可
- 許可しない
という3種類の選択肢が表示されます。
はじめて見たときに「お馴染みの許可選択画面か…サクッと進めよう♪」という気持ちから、1番目の「写真を選択...」または3番目の「許可しない」を選択してしまいがちなところですが、実はこの2つのどちらかを選択してしまうと、写真や画像、動画ファイルを選択できなく(表示されなく)なってしまいます。
厳密にいうと3番目の「許可しない」を選択すると完全にファイルをアップロードできなくなり、1番目の「写真を選択…」を選択すると、指定したファイルしか選択できなくなってしまいます。
しかし、ここで希望と異なる選択をしてしまっても一切問題はありません。
この写真許可設定は、iPhoneの「本体設定」からいつでもかんたんに設定が変更できるからです。
もしも現在、SNSで写真や画像、動画ファイルを添付したくても選択できない状況であれば、一度ホーム画面に戻って「設定」から写真許可設定を変更していきましょう。
手順は非常にかんたんです。
- ホーム画面から「設定」を開く
- 対象のSNSアプリを選択する
- アプリの許可画面で「写真」を選択する
- “写真のアクセスを許可”で「すべての写真」を選択する
たったこれだけで、問題は解消できます。
イメージしやすいように、画像を用いて解説します。
まずは、ホーム画面から「設定」を選択し、設定内の下の方までスクロールして対象のSNSアプリ(例:Facebook)を選択します。
そして、許可設定内の「写真」を選択し、次の画面で「すべての写真」を選択します。
これで設定変更は完了です。
設定が完了すれば、SNSの写真選択時に一切表示されていなかったところが、これまで通りカメラロール内にある全ての画像データを選べるようになります。
一方で、写真許可設定を「選択した写真」に設定しておけば、写真の誤投稿を防げるというメリットがありますが、実際にはそこまで細かく設定する方はごくわずかだと思います。
いずれにしても、普段の使い方、iPhoneの利用目的に合わせてうまくカスタマイズしてみたください!