auでは2017年9月以降、AppleCare+を単独で提供するサービスは終了しています。
2019年9月20日以降、AppleCare+と故障紛失時のサポートとiCloudストレージがパックになった「故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージ」このプランのみ提供されています。補償加入はiPhone購入時のみ選択可能で、後から加入はできません。加入中は購入から最大4年間補償が適用できます。
また、auでiPhone 11/11 Proを購入したiPhoneは「Apple care+」をApple社へ直接申し込むことが出来ます。アップルオンラインページ、アップルサポート、デバイスから購入できます。加入はiPhone購入日から30日以内にアップルで申し込みすればOK。加入したら最大2年間補償が適用できます。
auのiPhoneユーザーには「故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージ」をauでiPhone購入時に申し込むべきか、またはauで購入したiPhoneを購入から30日以内に「AppleCare+」に加入すべきか選択肢が2つ用意されている訳です。
auでiPhoneを買う予定だけど、4年も補償いらないし、iCloud50GBも必要ないかなぁ…という場合は、アップル社で直接AppleCare+のみ加入することも可能なのです。
どちらの補償に加入するか?というよりも、この情報を知っているかどうかで選択肢の幅を広げておくことが有益であり、目的と用途に合わせてアフターサポートを選んでいくことが必要なのです。
それでは詳細を確認していきましょう!
関連記事:「端末補償と使い方サポートがセットになったauの「安心サポートパック」をわかりやすく理解する!」
- もしもAppleCare+に加入していなくてトラブルにあったら…
- 故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージの概要
- AppleCare+の概要をおさらい
- AppleCare+/AppleCare+盗難・紛失サポートのApple社正規の加入料金を確認する
- AppleCare+/AppleCare+盗難・紛失サポートのApple社正規のトラブル時費用は?
- iCloudの正規購入代金を確認する
- 「故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージ」と「AppleCare+&iCloud 50GBプラン」を比較したらどちらがお得?
もしもAppleCare+に加入していなくてトラブルにあったら…
万が一、利用しているiPhoneにトラブルが生じた時、AppleCare+やauが準備しているアフターサービスに未加入時の修理費用について表でまとめます。
Apple care未加入時 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro MAX |
バッテリー交換時 | 7,400円 | 7,400円 | 7,400円 |
画面破損時 | 21,800円 | 30,400円 | 35,800円 |
その他の修理 | 43,800円 | 59,800円 | 64,800円 |
盗難・紛失時 | 補償なし | 補償なし | 補償なし |
一覧で分かる通り、非常に高額の費用がトラブル発生時に必要です。補償サービスは、トラブルにあったときにはじめてありがたみを感じるものです。
補償に未加入で特に注意すべきことは盗難・紛失した時。再度新しい端末を購入しなおさなければなりません。購入しなおすのにも数万円~十数万円の高額なお金が必要になります。とてもリスクが高いですよね。
あるショップ店員さんに聞いた話ですが、店頭でスマホを購入されるユーザーの約9割が補償サービスに加入されているようです。ほとんどの理由が「盗難・紛失が怖いから」という点が決め手のよう。
実際、私もiPhoneを利用しているユーザーのひとりですが、補償は常時加入しています。
(昔iPhoneの画面を破損してしまい、補償に加入しておらず、なくなくガラケーに戻した経験をしました。さらに、大切な思い出もパーになる悪夢まで…)
故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージの概要
それでは、auの本サポートプログラムの概要についてまとめます。
補償期間 | 4年間 |
月額掛け金(iPhone 11) | 890円/月 |
月額掛け金(iPhone 11 Pro/Pro MAX) | 1,190円/月 |
自然故障時の費用 | 無償 |
バッテリー交換費用(電池性能80%未満に低下している場合) | 無償 |
画面破損時の修理費用 | 3,400円 |
画面意外の修理費用 | 11,800円 |
修理利用回数 | 4年間で4回まで |
盗難紛失時費用 | 11,800円 |
盗難紛失利用回数 | 4年間で2回まで |
iCloud 50GBストレージ | 4年間無料 |
故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージでは、新たに「紛失時の補償」が加えられ、さらに「iCloud 50GB」のサービスが利用できるようになりました。通常の故障時だけでなく、紛失・盗難のリスクに対するデバイス・データの安心が加えられました。
さらに、東京23区と大阪市内であればプラス3,000円で申し込みから3時間以内に交換端末を届けてくれる「3時間特急便」も提供される為、トラブルが発生してもすぐに解決できるようにグレードアップしました。
AppleCare+の概要をおさらい
AppleCare+/AppleCare+盗難・紛失サポートのApple社正規の加入料金を確認する
auで提供される故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージは本当に加入するとお得なのかを比較する為に、まずはApple社のAppleCare+/Apple Care+盗難・紛失プランの正規価格を確認します。
AppleCare+ | AppleCare+盗難・紛失プラン | |
iPhone 11 | 16,800円 | 18,800円 |
iPhone 11 Pro | 22,800円 | 24,800円 |
iPhone 11 Pro MAX | 22,800円 | 24,800円 |
Apple社が直接提供している正規のAppleCare+の場合、盗難・紛失サポート有無は差額+2000円程度です。たった2,000円で盗難・紛失時もサポートしてくれるのですから、盗難・紛失プランで申し込んだ方が安心感は大きいですね。補償期間は購入から2年間限定です。それ以降は補償はありません。
Apple社で直接AppleCare+に加入する場合は支払い方法は一括購入のみです。ちなみに、アップルコールセンターでの申し込みはクレジットカード支払いのみ。アップルストアなら現金かクレジットカードか選択できます。
月々払いで加入したい場合は、各キャリアで提供しているAppleCare+のプランに加入する必要があります。auで提供しているAppleCare+と同等のサービスが今回の「故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージ」です。
AppleCare+/AppleCare+盗難・紛失サポートのApple社正規のトラブル時費用は?
バッテリー交換費用 | 無償 |
画面破損時修理費用 | 3,400円 |
その他の修理費用 | 11,800円 |
※注意点はバッテリー交換費用は電池性能が80%未満に低下した場合に受付可能です。
iCloudの正規購入代金を確認する
次にiCloudのApple社の正規購入価格を比較材料として確認しましょう。
iCloudプラン | 月額料金(税込価格) |
50GBプラン | 130円/月 |
200GBプラン | 400円/月 |
2TBプラン | 1300円/月 |
Appleで直接iCloudを購入する場合は、クレジットカード、デビットカード、iTunes Storeクレジットで購入可能です。一方、auの本プログラムに加入する場合は、加入中はauからまとめて請求されます。
「故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージ」と「AppleCare+&iCloud 50GBプラン」を比較したらどちらがお得?
本プログラムは結論から言うと、iPhone 11はauで補償を申し込んだ方が得です。iPhone 11 Pro/11 Pro MAXは、2年以上端末を利用する予定であればauで補償を申し込んだ方が得です。
Apple社でAppleCare+盗難・紛失プラン+iCloud 50GBプランを申し込んだ場合、1カ月当たりの単価(AppleCare+購入費を24回で割り算し算出。各税抜きで比較)を比較します。
「AppleCare+盗難・紛失サポート」+iCloud 50GBに加入した場合(Apple社) | 故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージ(au社) | |
iPhone 11 | 903円/月(目安) | 890円/月 |
iPhone 11 Pro | 1,153円/月(目安) | 1,190円/月 |
iPhone 11 Pro MAX | 1,153円/月(目安) | 1,190円/月 |
上記はあくまで2年間(24ヵ月)利用前提の比較です。Apple社が提供する補償サービスで固める場合は、2年間でAppleCare+の補償期間が切れてしまう為注意です。
au社の補償パックであれば加入中は最大4年間補償されます。また、iCloudストレージは5年目以降は自動的にApple社からiCloudプランに応じた金額が直接請求されます。
iPhone 11/11 Proの購入を検討しているユーザーは、2年以上端末を長く利用する予定であれば、auでまとめて故障紛失サポート with AppleCare Servicves & iCloudストレージを申し込んだ方が得が大きいです。
また、iCloud50GBが不要で、端末も2年程度の利用を想定しているユーザーはAppleCare+を直接Apple社で申し込みましょう。コストパフォーマンスはauの補償パックよりもはるかに上回りますからね。
もし、Apple社で手続きや購入が面倒というユーザーは、本プログラムをauでまとめて申し込んでも良いと思います。Apple社でAppleCare+を購入する場合、途中で補償を廃止し、還元などはありません。auの補償パックであれば、後から途中廃止も出来まし、auで全て手続き可能ですからね。
利用年数に応じた補償サービスの申し込みで損をしない選択をしていきましょう。