auから2020年6月2日より、データ量使い放題となる「データMAX 4G LTE」や「データMAX 4G LTE Netflixパック」という新料金プランがリリースされました。
これに合わせて、同日、通話定額2/通話定額ライト2という新しい通話オプションも登場しました。
通話定額2や通話定額ライト2は、通話が定額で話し放題となるというのが大きな特徴ですが、実は「電話きほんパック/電話きほんパック(V)が無料で使える」という嬉しいおまけ要素も持ち合わせています。
残念ながら、これまでの電話きほんパックは、強く必要性を感じない限り「不要なオプション」と位置付けられることが多かったです。
しかし、電話きほんパックと電話きほんパック(V)は、通話定額2または通話定額ライト2とセットで申し込むと無料で使えるようになるため「どんなサービスなのか知りたい!」「せっかく無料なら使ってみたい!」というポジティブなイメージに変わりつつあります。
本記事では、電話きほんパックと電話きほんパック(V)の違い、サービスの内容について徹底解説します!
関連記事:「auの通話定額2/通話定額ライト2を徹底解説!」
電話きほんパックと電話きほんパック(V)の違い
それでは、早速、電話きほんパックと電話きほんパック(V)の違いについて確認します。
電話きほんパックと電話きほんパック(V)は、以下の点が異なります。
- 月額使用料
- サービス提供内容
- 対応機種
以上3点です。
非常にシンプルです。
具体的に、上記の3点はどのような違いがあるのか表にまとめます。
電話きほんパック | 電話きほんパック(V) | |
月額利用料 | 300円 | 400円 |
サービス提供内容 | お留守番サービスEX/待ちうた/三者通話サービス/迷惑電話撃退サービス/合計4サービス | お留守番サービスEX/待ちうた/三者通話サービス/迷惑電話撃退サービス/割込通話/合計5サービス |
対応機種 | スマートフォン(4G LTE)/スマートフォン(3G)/iPhone/ケータイ(4G LTE)/ケータイ(3G) | スマートフォン(4G LTE)/iPhone 8以降のiPhone/ケータイ(4G LTE)/au VoLTE対応機種 |
ざっと違いを比較すると、電話きほんパックは月額300円で通話に関する合計4サービスが使えて、対応機種はほとんどの機種で申し込み可能ということがわかります。
一方、電話きほんパック(V)は、月額400円で、割込通話を追加した合計5サービスが使えるものの、au VoLTE対応機種でなければ申し込みできないという違いがあります。
まとめると、au VoLTE対応機種を利用中であれば、電話きほんパックと電話きほんパック(V)のどちらか好きな方に加入できます。しかし、au VoLTE非対応機種を利用中の場合は電話きほんパックしか選ぶことができません。
まぁ、通話定額2/通話定額ライト2の申し込みを機に電話きほんパックの申し込みを検討している場合は、電話きほんパック(V)のほうが提供サービスが多い上に、無料で加入できますので、au VoLTE対応機種を利用中であれば電話きほんパック(V)一択と言って良いでしょう。
電話きほんパックと電話きほんパック(V)で提供されるサービス内容
それでは、ここから電話きほんパック/電話きほんパック(V)で提供されるサービス内容を掘り下げて確認していきます。
お留守番サービスEX
お留守番サービスEXは、単体契約時月額300円で、電話きほんパック/電話きほんパック(V)のどちらにもパックとして含まれている留守番電話サービスです。
例えば、電源オフ時や、電話に出られない時に相手の方からのメッセージを最大3分×99件保存してくれる上、最長1週間伝言を残してくれます。
中でもiPhoneでは、預かった伝言をビジュアルボイスメッセージとして利用でき、iPhoneの電話アプリ→留守番電話の順でかんたんに再生・削除をすることができるようになります。
学校の授業中、仕事中、家事の合間など、すぐに電話に出られないときに便利なサービスです。
待ちうた
待ちうたは、単体契約時月額100円(楽曲購入は別料金)で、電話きほんパック/電話きほんパック(V)のどちらにもパックとして含まれている、電話呼び出し中の相手に音楽を楽しんでもらえるサービスです。
例えば、家族や友人から電話をかけてもらったときに、呼び出し音の代わりにあらかじめ設定した音楽やボイスを流すことができます。
しかし、標準提供以外の音楽やボイスを流したい場合は別途コンテンツを購入する必要がありますので注意が必要です。
なお、音楽やボイスは、電話をかけてくる相手によって変更したり、時間帯・日時・曜日ごとに流す楽曲を変更することができます。
三者通話サービス
三者通話サービスは、単体契約時月額200円で、電話きほんパック/電話きほんパック(V)のどちらにもパックとして含まれている、通話中に新たに別の人を呼び出し、3人同時に会話ができるサービスです。
3人同時通話はイベントの打ち合わせや意見交換を同時に行いたいときに便利ではありますが、今や複数人の会話はZoomなどのビデオ通話が主流ですから、活用の機会は少ないかもしれません。
ちなみに、三者通話サービス利用時は、発信者側に通話先に応じた通話料が人数分かかりますので注意しましょう。
迷惑電話撃退サービス
迷惑電話撃退サービスは、単体契約時月額100円で、電話きほんパック/電話きほんパック(V)のどちらにもパックとして含まれている、迷惑電話を手動拒否できるサービスです。
利用手順としては、迷惑電話やいたずら電話がかかってきた後に「1442」とダイヤルすると、次回からその発信者からの電話を「お断りガイダンス」へ流して、直接電話がこないようにできます。
ちなみに、着信拒否の登録件数は基本的には最大10件、4G LTE(au VoLTE対応)スマートフォンまたはiPhone6以降のiPhoneを利用中なら最大30件まで登録することができます。
知らない番号から突然電話がかかってくると、ナーバスな気持ちになるなぁ、という方にはぜひおすすめのオプションです。
割込通話サービス
割込通話サービスは、通話中に別の方から電話がかかってきたときに、現在通話中の電話を一旦保留にして、あとからかけてこられた方と通話ができるサービスです。
基本的に無料で利用できますが、4G LTEスマートフォン(au VoLTE対応)/4G LTEケータイ(au VoLTE対応)/iPhone 8以降を利用中の場合は単体契約時月額200円必要となります。
しかし、電話きほんパック(V)においてはパックに含まれているため、お得に利用できます。
利用手順としては、あらかじめ「1451」にダイヤルすると利用開始(スタンバイ)状態となります。
もし、利用を停止する場合は「1450」へダイヤルするだけでストップできます。
仕事などで頻繁に電話をかけたり/受けたりすることがある方にとって便利なサービスです。
通話定額2/通話定額ライト2廃止時は有料化するので要注意!
さて、電話きほんパックと電話きほんパック(V)は、通話定額2または通話定額ライト2と同時に申し込むことで月額使用料”無料”で利用できますが、通話定額2または通話定額ライト2を途中解約する場合は少し注意が必要です。
なぜなら、通話定額2/通話定額ライト2だけ途中解約しても、電話きほんパック/電話きほんパック(V)も同時解約とはならないためです。
つまり、電話きほんパック/電話きほんパック(V)の無料特典適用中に通話定額2/通話定額ライト2のみ解約すると、電話きほんパック/電話きほんパック(V)の無料特典が途中終了してしまい、廃止申し込みした月の翌月以降、電話きほんパック/電話きほんパック(V)が有料となってしまいます。
電話きほんパックまたは電話きほんパック(V)を利用しないのであれば、通話定額2/通話定額ライト2の廃止とは別に、廃止申し込みが必要です。
電話きほんパックと電話きほんパック(V)が必要な人/不要な人
さて、電話きほんパック/電話きほんパック(V)は、絶対に使った方がいいという方もいれば、逆に一切必要ないという方もいると思います。
考え方次第ですが、月額400円(300円)で得られるサービス全般の価値を考えてみて、自分には必要なのか/不要なのか、しっかり判断したいところです。
ただ、確認してきた通り、通話定額2または通話定額ライト2を申し込むのであれば、月額使用料無料で利用できるため、まずは試しに使ってみるという考え方もアリだと思います。
それでもなお、やっぱり不要だ!と感じた場合は、解約手続きを忘れないように行いましょう。