中古スマホ

auで中古スマホは販売されるのか?/中古スマホは確かにオトクだが購入時は要注意

最近のスマホの本体価格って驚くほど高額ですよね。性能が良いハイスペックスマホなら1台当たり10万円~15万円程度するのが妥当な時代。もはやパソコン1台の本体価格と大差ありません。

しかも数年間使っていると、電池パックの劣化や動作が重たくなるような症状を感じます。スマホを数年おきに何度も買い替えていたら、生涯どれだけお金を費やすのでしょうか。

そこで、注目されているのが「中古スマホ市場」です。

最近こそ街中で中古スマホを販売している業者をよく見かけるようになりましたが、まだまだ多くのユーザーに馴染みは薄いです。しかし世界に目を向けると、海外では大手通信キャリアで中古スマホを直接販売しているのが現状なのです。

「近い将来、auでも中古スマホを取り扱う時代がくるのではないか。」という私の勝手な予想で本記事は中古スマホについて考えてみます。

すでにアメリカや諸外国では中古スマホ市場が大きなマーケットになっている

上の写真はアメリカの大手通信事業者「verizon」の公式サイトの画面です。

※verizonとは、日本のドコモ・au・Softbankのような米国の大手通信キャリア会社です。

アメリカでは中古スマホを大手キャリアが直接販売しています。

大手キャリアがスマホのバッテリーや外装、動作状態を4段階で均一に評価しているので安心して購入できます。さらに新品よりも2~4割ほど価格が安いので、海外のユーザーは手軽に安心してハイスペック機種を購入できるのです。

例えば、2017年に発売されたiPhoneⅩは、当時10万円を超える高額端末でした。それから2年経過した中古品で約600ドル(およそ60,000円)で販売されています。

日本では想像できないですよね。

 

端末購入補助が減少したから、日本の中古スマホ市場はますます成長していくと思う

2019年6月以降に大手キャリアの「端末分離プラン」がはじまり、iPhoneやAndroidスマホの機種代金は実質的に購入額が高騰しました。

例えば、「これまでは1年ないし2年使えば実質8万円で購入できたスマホが、端末分離プランでは1年つかっても2年使っても元値12万円で購入だよ。」という仕組みです。

端末分離プランとは、これまで機種を購入したら一定条件で基本使用料などから割り引いていた高額な端末購入補助値引きを撤廃し、基本料金と機種購入代金をシンプルに分けて考えるプランの組み方。

総務省がauをはじめとする大手通信キャリアがこのプランを2019年6月より導入しています。

…とすると、ユーザーの私たちはいかに安くてコスパの良いスマホを選んでいくかが重要です。「中古で良いからスマホを安く入手して利用したい」というニーズは今後一層高まるでしょう。

このような状況を考慮すれば中古市場が活性化するのは必然的ですね。

 

auで中古スマホは販売されるのか?

諸外国では中古スマホは大きなマーケットになっています。では、auで中古スマホが販売は本当にはじまるのでしょうか。

現在、総務省が携帯事業に詳しい有識者会議では「スマホの中古市場を活性化されるべきだ」という議論がより進んでいるようです。しかしながら、日本のスマホ中古市場は中古業者と大手通信キャリア間の中古スマホ流通フローが整備されていないのが現状。

端末メーカー・中古端末の修理業者・大手通信事業者・中古取扱業者間の流通フローさえ整えば、あとは中古スマホ市場が一気に開放されていくのではないかと考えています。

 

2年おきにハイスペックスマホを買い続けたら生涯640万円必要

中古スマホを購入する一番のメリットは「コスパが良いから」という理由ですよね。数年おきに買い替えるものですから、少しでも負担を減らしたいものです。

私が気になるのが「生涯スマホを購入しつづけたらどれくらいの購入負担額になるのか?」ということ。

試算のシミュレーション条件を以下の通りで策定しました。

  1. 1回あたりのスマホ購入金額の目安を4パターン(5万円/10万円/15万円/20万円)に分類。(20万円を設定している理由は、本体価格に加えてケースや液晶フィルムやその他付属品も購入する事を考慮。)
  2. 購入頻度は2年/3年/4年/5年のサイクルで買い替え続けた場合を想定
  3. 高校生になれば大多数のユーザーがスマホを利用しており、16歳~80歳まで利用し続けた場合で想定

 

結果は最大640万円(20万円×2年おきに買い替えパターン)支出になることがわかりました。

一方、中古スマホや廉価機種を5年サイクルで購入しつづけていたら65万円程度で収まることに。

廉価機種とハイスペック機種を買い続けるのでは、約600万円も生涯支出が違う事も判明しました。これだけ支出額が違えば、少しでも負担を減らしていかないとモッタイナイ!と感じる方も多いのではないでしょうか。

もちろん、スマホの価値は金額だけで比較できません。それぞれ素晴らしい機能や価値をもたらしてくれるものだと私は考えております。大事なのは、その価値に納得できる金額のスマホを生涯選び続けることです。

 

中古スマホ購入時は電池劣化が明記されていない場合に注意

日本でも、中古スマホを販売するお店を本当によく見かけるようになりました。しかし、それらのスマホでいつも気になる事があります。

この中古スマホ、どれくらい池は劣化してるのか?

スマホの電池はガラケー時代と変わらない性質の「リチウムイオン電池」が搭載されております。電池パックの中では電極が+と-を行き来することで電力が発生します。電極の中には弁のような箇所があるため、何度も充電や放電をくりかえすことで、中に遮蔽物が詰まるようです。

電池のヘリが早くなるのは、これが原因であり=劣化を意味します。おおよそ500回程度充電と放電を繰り返すと電池パックは寿命を迎えると言われています。

中古スマホ販売店のショーケースは、とても頑丈にセキュリティをかけて現物を展示してあり、外装のキズや破損がないかは一目でわかるようになっています。

しかし、ほとんどの展示場では内臓電池の性能がどれくらいあるのか?どれくらい劣化しているのか?という情報はほとんど記載されていません。ここが中古スマホ購入時の大きな落とし穴=注意点です。

 

先日、私の知人がAndroidスマホを中古販売店で購入しました。しかし、問題が発生。

新しく買った中古スマホの電池が半日も持たないというのです。

モッタイナイので、結局キャリアに高額の電池交換代金を支払って、交換修理に10日程かかって、ようやく普通に利用できるようになったそうです。

結局、負担額が新品で安いスマホの購入代金と変わらないくらいになってしまいました。

電池パックの性能は表示されていない場合が多いので、中古スマホ購入時はぜひ気を付けてほしいです。

 

販売時期が古いスマホはアプリが使えなくなるリスクもある

販売時期が古いスマホの場合、ある一定のところでOS(オペレーティングシステム)が古くて、一定期間より古いOSだとアプリケーションのサポートが受けられずに、アプリそのものが利用できなくなるリスクがあります。

例えば、スマホ利用者の大半が利用しているLINEやSNSアプリなども、AndroidやiOSが一定以上古い場合は、アプリが利用できなくなってしまってOS難民になってしまいます。

購入予定のスマホの対応OSや今後利用する予定のアプリのOS対応状況は、中古スマホを購入する前にしっかりチェックしておきましょう。また、利用出来ていてもある日突然アプリケーションのサポートが終了してしまう場合もあります。

それらを予め覚悟しておく必要がありそうです。

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