シャープの2020年秋冬モデルのひとつとして、AQUOS sense4 plus(アクオスセンス4プラス)が2020年秋以降に登場します。
auでは前作AQUOS sense3 plus サウンドが2019年12月に発売されたのが記憶に新しいところですが、今回のAQUOS sense4 plusはわずか1年で「大画面ディスプレイ」「カメラ性能」「処理能力」の3点が大幅に進化しています。
本記事では、AQUOS sense4 plusの特徴や魅力を解説します。
関連記事:「auのAQUOS sense5G(アクオスセンス5G)SHG03の特徴や魅力まとめ!」
AQUOS sense4 plusの特徴まとめ
まずはじめに、AQUOS sense4 plusの特徴をまとめてご紹介します。
AQUOS史上最大の画面約6.7インチのフルHD+液晶ディスプレイ搭載
AQUOS senseシリーズ初の90Hz描画に対応。タッチ検知は120Hzに対応。
ステレオスピーカーを搭載し、迫力ある大音量で動画やゲームを楽しめる
バッテリー容量は4,120mAh(内蔵電池)
アウトカメラは最大4,800万画素対応、標準/広角/マクロ/深度の4眼カメラを搭載
インカメラは最大800万画素対応、標準/深度の2眼カメラを搭載
CPUにSnapdragon 720G mobile platform搭載
内臓メモリは8GB RAM/128GB ROM
おさいふケータイ、防水・防塵、顔認証や指紋認証など、安心・便利な機能もしっかり搭載
AQUOS senseシリーズといえば”最高のコスパ“が魅力ですが、AQUOS sense4 plusはコスパと高い処理性能を両方求めているという方におすすめです。
同時発表されたシャープ秋冬モデルの中では「AQUOS sense4」と「AQUOS sense5G」がコスパ最高のミドルレンジモデルだとすれば「AQUOS zero5G basic DX」はスペック高めのハイエンドモデル。AQUOS sense4 plusはこの中間ランクといったところでしょうか。
AQUOS sense4 plusのデザイン
AQUOS sense4 plusのデザインについて確認します。
カラーバリエーションはパープル、ホワイト、ブラックの3色。背面上部から下部にかけて色味にグラデーションがかかっているのが特徴です。
これまでのAQUOS senseシリーズでは指紋認証パーツがディスプレイ下に位置していましたが、今回のAQUOS sense4 plusでは背面中央付近に配置を換えています。この配置転換が、ディスプレイの巨大化に大きく影響しています。
また、カメラパーツも背面中央上部に位置していますので、被写体に接近して撮影する際、従来のAQUOSスマホよりも真正面で撮りやすくなります。
本体を斜めから見てもわかる通り「全面フラットディスプレイ」です。側面には3つの物理ボタンがついており、従来の音量ボタン、電源ボタンに加えてGoogleアシスタントボタンが追加されます。
レンダリング画像だと少しわかりづらいですが、AQUOS sense4 plusのインカメラは全面上部右上に位置しています。構成が標準カメラと深度カメラの2眼レンズなので、少し横広にスペースをとっています。
AQUOS sense4 plusのディスプレイ
AQUOS sense4 plusのディスプレイには、約6.7インチのフルHD+ディスプレイが採用されています。解像度は2,400×1,080画素、高画質の動画やゲームアプリも美しく表現できます。
ちなみにiPhone 11 Pro MAXのディスプレイが6.5インチですから、比較するとAQUOS sense4 plusの画面はそれよりも一回り大きいわけです。
さらに、AQUOS senseシリーズとして初めて90Hz描画に対応し、タッチパネルの検知も120Hzに対応しています。
超巨大な画面で滑らかな描写と感度の良いタッチパネルを生かし、ゲームを思う存分楽しめます。スマホで動画やゲームをメインで利用する、けれどコスパが良いスマホを探しているという方におすすめの1台です。
AQUOS sense4 plusのバッテリー
AQUOS sense4 plusには、4,120mAhの内蔵バッテリーが搭載されています。
容量だけみるとそこそこ大容量のように感じますが、対してAQUOS sense4 plusのディスプレイが約6.7インチであることを考えれば、実際の電池持ちは標準クラス程度だと推測されます。
比較すると、同時期に発売されるAQUOS sense4やAQUOS sense5Gのほうが遥かに電池持ちは良いでしょう。
とはいえ、数年前に発売されたスマホと比べれば圧倒的な電池持ちの良さであるため、普段使いであれば何ら不満はなさそうです。
AQUOS sense4 plusのスピーカー
今でこそ、ステレオスピーカー搭載スマホは珍しいものではなくなりました。ただ、シャープのスマホにはステレオスピーカーがほとんど採用されていません。
そんな中、今回のAQUOS sense4 plusは前作AQUOS sense3 plusと同様、本体上下にステレオスピーカーを搭載しています。サブスクで音楽を楽しんだり、動画やゲームアプリで音を聞くときの迫力がまるで違います。(個人的には両スピーカーとも均等にフロントに向きだったら最高だったのになぁ、という印象です。)
もはや「百聞は一験にしかず(100回話を聞くよりも1回体験した方が早い)」です。
可能であれば、店頭などで実際に手にとって体験しておきたいところです。
AQUOS sense4 plusのカメラ
AQUOS sense4 plusのカメラは、約4800万画素の標準カメラ、約500万画素で115度の画角をもつ広角カメラ、約200万画素で接写に適したマクロカメラ、被写体との奥行きを検知する深度カメラの合計4眼カメラを搭載しています。
一方、フロント右上に位置するインカメラには約800万画素(画角77.5度)の標準カメラ、約200万画素の深度カメラの合計2眼カメラを搭載しています。
AQUOS sense4 plusのパフォーマンス
AQUOS sense4 plusのCPUには、Qualcomm ® Snapdragon 720G mobile platform(2.3GHz+1.8GHz オクタコア)が搭載されています。
なお、メモリにはROM(内臓ストレージ)は128GB、RAMは8GBを搭載しています。
高グラフィックゲームで一切のラグやストレスなく使えるかどうかと言われればやや不安が残るものの、一般的に普及しているスマホゲームでは何ら問題なく楽しめるのは間違いないでしょう。
AQUOS sense3 plus サウンドとAQUOS sense4 plusを比較
auでは2019年12月にAQUOS sense4 plusの前作、AQUOS sense3 plus サウンドが発売されました。
大きく進化したポイントは以下の通りです。
AQUOS sense3 plus サウンド | AQUOS sense4 plus | |
発売日 | 2019年12月12日(au) | 2020年秋以降 |
初期OS | Android 9 | Android 10 |
画面インチ | 約6.0インチ | 約6.7インチ |
本体サイズ | 約160 × 75 × 8.7mm | 約166 × 78 × 8.8mm |
重量 | 約175g | 約198g (暫定値) |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 4,120mAh |
アウトカメラ | 約1220万画素の標準カメラ+約1310万画素の広角カメラ(画角123度)の2眼カメラ | 約4800万画素の標準カメラ+約500万画素の広角カメラ+約200万画素のマクロカメラ+約200万画素の深度カメラの4眼カメラ |
インカメラ | 約800万画素 | 約800万画素の標準カメラ+約200万画素の深度カメラの2眼カメラ |
CPU | Snapdragon™ 636 | Snapdragon™ 720G |
内臓メモリ | RAM 6GB/ROM 64GB | RAM 8GB/ROM 128GB |
Bluetooth | Ver.5.0 | Ver.5.1 |
両製品を比較すると、今回のAQUOS sense4 plusは「大画面ディスプレイ」「カメラ性能」「処理能力の向上」の3点で大きく進化しています。
中でも、前作では指紋認証パーツが前面ディスプレイ下部にあったのが今作では背面に移動したことで、ディスプレイの大幅な巨大化につながっています。
また、CPUやメモリも着実にスペックアップしているため、長く使い続けられる満足の性能に進化しています。
AQUOS sense4 plusのスペックまとめ
それでは、AQUOS sense4 plusのスペックをまとめて確認します。
製品名 | AQUOS sense4 plus(アクオス センスフォー プラス) | |
メーカー | シャープ | |
発売日 | 2020年秋以降 | |
価格 | 不明 | |
カラー | パープル、ホワイト、ブラック | |
初期OS | Android™ 10 | |
サイズ | 約166 × 78 × 8.8mm | |
重量 | 約198g (暫定値) | |
ディスプレイ | 約6.7インチフルHD+(2,400×1,080画素) 液晶ディスプレイ | |
バッテリー容量 | 4,120mAh(内蔵電池) | |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 720G mobile platform 2.3GHz+1.8GHz オクタコア |
|
メモリ | RAM 8GB、ROM 128GB | |
通信規格 | 4G LTEまで | |
アウトカメラ |
標準カメラ | 有効画素数 約4,800万画素 CMOS F値1.8レンズ[広角79°焦点距離25.3mm相当] 電子式手ブレ補正 |
広角カメラ | 有効画素数 約500万画素 CMOS F値2.2レンズ[広角115°焦点距離16.7mm相当] 電子式手ブレ補正 |
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マクロカメラ | 有効画素数 約200万画素 CMOS F値2.4レンズ[広角83°焦点距離24.0mm相当] |
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深度カメラ | 有効画素数 約200万画素 CMOS F値2.4レンズ |
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インカメラ | 標準カメラ | 有効画素数 約800万画素 CMOS F値2.0レンズ[広角77.5°焦点距離26.4mm相当] |
深度カメラ | 有効画素数 200万画素 CMOS F値2.5レンズ |
|
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth |
Ver.5.1 | |
防水/防塵 | IPX5・IPX8/IP6X | |
おさいふケータイ | 対応 | |
生体認証 | 顔認証、指紋認証 |
ざっと見た限り、ミドルレンジスマホとしては申し分ない性能です。
約6.7インチの大きなディスプレイは、ゲームをプレイしたり動画を視聴するときに有利な点がいくつもありますが、一方でメッセージで文字を打ったり片手で操作するときに操作のしづらさが懸念されます。
ある程度筐体の大きさをイメージできていたとしても、可能な限り、購入前に手にとって感触を確かめた上で購入したいものです。
auから発売されることに期待!
近年、シャープのAQUOS senseシリーズはauで数多く販売されています。
直近ではAQUOS sense3を2019年11月2日に発売開始し、前作AQUOS sense3 plus サウンドが2019年12月12日、AQUOS sense3 basicが2020年6月19日と、大手キャリアの中でも最も多くAQUOS senseシリーズを取り扱っています。
この流れから、今回のAQUOS sense4 plusもauで販売される可能性が高いのではないかと私は推測しています。
シャープはAQUOS sense4 plusの発売時期を2020年秋以降と定めていますが、他メーカーとの発売日バランスを考えると、auでも早めに登場する可能性が考えられます。
しかしながら、現時点ではシャープの発売開始目安が公開されただけに過ぎず、auから本当に発売されるのかどうかも不明です。
参考:シャープ