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auの通話定額2/通話定額ライト2を徹底解説!

auの「通話定額2」「通話定額ライト2」は2020年6月2日から提供されています。

通話定額2・通話定額ライト2は、従来の通話定額/通話定額ライトと比べて110円(税込)ほど値上がりしましたが、わずか110円の差で充実した通話に関するオプションを無料利用することができるように進化しました。

 

本記事では、通話定額2と通話定額ライト2の詳細について解説します。

通話定額2/通話定額ライト2の概要

通話定額2と通話定額ライト2は、電話の利用が多い方向けの通話オプションです。

auの電話利用における通話単価は30秒あたり22円(税込)で、発信者側に請求されます。しかし、「家族割」「au→自宅割(無料の場合)」を利用の場合は通話料割引が適用されます。

電話をたくさん利用した場合、通話料がどんどん加算されていきますから、通話時間が長くなればなるほど、多額の料金が請求されることとなります。

 

そんな通話利用が多い場合に、「通話定額2」または「通話定額ライト2」を契約しておけば、通話料の高額請求を防ぐことができます。

 

「通話定額2」は、月額1,980円(税込)で対象の国内通話が24時間無料で利用できるのが特徴で、料金や時間を気にすることなく通話を利用することが出来ます。

一方、「通話定額ライト2」は、月額880円(税込)で1回あたりの通話が5分以内であれば無料で利用できるのが特徴で、用件だけを伝える程度の短い時間の通話が多いユーザーにとってメリットが大きいプランです。

さらに、通話定額2と通話定額ライト2は、どちらも通話料がお得になることに加えて、お留守番サービスEX(330円)、待ちうた(110円〜)、三者通話サービス(220円)、迷惑電話撃退サービス(110円)をひとつのパックにした「電話きほんパック(330円)」や、追加で割込通話(220円)もパックにした「電話きほんパック(V)(440円)」の月額使用料が無料となる特典つきです。(別途、申し込みが必要です)

 

つまり、通話定額2と通話定額ライト2は、通話料の定額サービスだけでなく、通話を便利・快適に利用するためのオプションサービスがひとまとめに無料で利用できる、という2つのメリットを兼ね備えた通話オプションです。

 

通話定額2/通話定額ライト2は電話きほんパックを無料で利用できる

さて、ここから通話定額2と通話定額ライト2を契約すると、月額使用料が無料となる「電話きほんパック」と「電話きほんパック(V)」の詳細について少し掘り下げて確認します。

 

2つの電話きほんパックは、サービスの名前や内容が似通っているため、混乱しやすい部分なので、わかりやすく表にまとめて比較します。(以下すべて税込

サービス名 電話きほんパック 電話きほんパック(V)
月額利用料 330円 440円
対応機種 スマートフォン(4G LTE)、スマートフォン(3G)、iPhone、ケータイ(4G LTE)、ケータイ(3G) スマートフォン(4G LTE)、iPhone 8 以降、ケータイ(4G LTE)のau VoLTE対応機種
サービス内容 お留守番サービスEX(330円)、待ちうた(110円〜)、三者通話サービス(220円)、迷惑電話撃退サービス(110円) お留守番サービスEX(330円)、待ちうた(110円〜)、三者通話サービス(220円)、迷惑電話撃退サービス(110円)、割込通話(220円)

 

上記の表で一目瞭然ですが、電話きほんパックはほとんどのスマホ・ケータイで利用できる一方、電話きほんパック(V)は「au VoLTE対応機種」でなければ申し込めないという違いがあります。

また、サービス内容においても電話きほんパック(V)は割込通話に対応している点においても有利です。

通話定額2と通話定額ライト2では、電話きほんパックまたは電話きほんパック(V)のどちらを選択しても、月額使用料が無料となるため、「au VoLTE対応機種」であれば割込通話も対応している点を考え、「電話きほんパック(V)」を選択したほうがお得感が高いです。

 

念のために、「電話きほんパック(V)」のサービス内容をもっと知りたい!という方のために、サービス内容の概要をまとめます。

サービス名 概要
お留守番サービスEX 電源オフ時や、電話に出られない時に相手の方からのメッセージをお預かりするサービスです。中でもiPhone利用時は、預かった伝言をiPhoneに配信するビジュアルボイスメッセージが利用できます。
割込通話 誰かとの電話中に第3者から電話がかかってきたときに、現在通話中の相手との通話を保留中にして、後から電話をかけてきた相手と通話できるサービスです。
待ちうた 電話をかけてもらったときに、呼び出し音の代わりにあらかじめ設定した音楽やボイスを流すことができるサービスです。標準提供以外の音楽やボイスを流したい場合は別途コンテンツを購入する必要があります。なお、音楽やボイスは、電話をかけてくる相手によって変更したり、時間帯・日時・曜日ごとに流す楽曲を変更することができます。
三者通話サービス 通話中に新たに別の人を呼び出し、3人同時に会話ができるサービスです。
迷惑電話撃退サービス 迷惑電話やいたずら電話の通話後に「1442」とダイヤルすると、次回からその発信者からの電話を「お断りガイダンス」へ流して、直接電話がこないようにできるサービスです。

以上の内容が「電話きほんパック(V)」のサービス内容です。

改めて確認ですが、au VoLTE機種を利用中の回線で「通話定額2」「通話定額ライト2」を申し込むと、これらすべての月額使用料を無料で利用できます。

 

ただし、少しだけ注意点もあります。

もし「通話定額2」「通話定額ライト2」を廃止した場合、「電話きほんパック」「電話きほんパック(V)」の月額使用料は、「通話定額2」または「通話定額ライト2」を廃止申込み月した翌月より、有料となってしまいますので注意が必要です。

つまり、「通話定額2」または「通話定額ライト2」を途中廃止しても、電話きほんパックも同時に廃止になるわけではないため、合わせて廃止するか・継続するか確認しておけば問題ありません。

 

au家族グループ内の家族通話は無料

通話オプションの「通話定額2」「通話定額ライト2」は、通話を一定額で利用できるサービスですが、auの「家族割グループ宛の通話」または「au→自宅割(無料の場合)」であれば、通話オプションの契約に関係なく無料通話が利用できるという点は忘れないようにしましょう。

例えば、毎月どれくらいの通話を利用するだろう?どの通話オプションが適切か?と考えるときに、通話のほとんどがauの家族宛であれば、わざわざ通話オプションを契約する必要はありません。

 

auの家族割引グループ内であれば、通話オプションの加入有無に関わらず、24時間国内通話が無料で利用できるので、通話オプションを選択する時の通話量を考える時に、家族分は忘れずに除外して考えるようにしましょう。

 

ただし、「au→自宅割(50%割引の場合)」「スマイルハート割引」などの通話料割引は適用されず、通話定額ライト2で5分を超えた場合、22円(税込)/30秒の通話料がかかる点は少しだけ注意しましょう。

 

「通話定額2/通話定額ライト2」と「通話定額/通話定額ライト」の違いを比較する

それでは、ここで従来の通話定額/通話定額ライトと新しく登場した通話定額2/通話定額ライト2の料金、サービス内容について比較します。

 

通話オプションの新旧比較表は以下のとおりです。(以下すべて税込

サービス名 月額料金 サービス内容
通話定額2 1,980円 国内通話24時間無料+「電話きほんパック(330円)」or「電話きほんパック(V)(440円)」のいずれかを無料で利用できる
通話定額ライト2 880円 1回あたり5分以内の国内通話無料+「電話きほんパック(330円)」or「電話きほんパック(V)(440円)」のいずれかを無料で利用できる
通話定額 1,870円 国内通話24時間無料のみ
通話定額ライト 770円 1回あたり5分以内のの国内通話無料のみ

 

上記のとおり、通話定額2/通話定額ライト2では通話定額に加えて、「電話きほんパック(330円)」or「電話きほんパック(V)(440円)」のいずれかを無料で利用できるというのが最大の進化ポイントです。

仕事やプライベートで頻繁に通話を利用する方にとっては、嬉しい進化点と言えそうです。

しかし、一方で、電話きほんパックを必要としない層も中にはいるわけで、そういった方々にとっては「値上がり感」はやはり否めません。

とはいえ、通話定額2/通話定額ライト2における電話きほんパックは月額使用料無料ですから、サービスを必要としない方でも申し込んでおいて損はないでしょう。

 

通話定額とならないケースもあるので要注意!

auの通話定額2または通話定額ライト2を利用している場合においても、以下の通話については無料通話対象外となります。

 

auの公式サイトでは通話定額にならないケースを以下のとおりに定めています。

・0180(テレドーム)、0570(ナビダイヤルなど)から始まる他社が料金設定している電話番号への通話や番号案内(104)、行政1XYサービス(188)、#ダイヤル(クイックダイヤル)、SMS送信、衛星電話/衛星船舶電話への通話、auが別途指定する電話番号への通話などについては、無料通話の対象外となります。

・また国際電話や海外での発着信についても対象外となります。通話料はサービスに応じた料金が課金されます。

・通話が連続して長時間におよぶなど、当社設備に影響をおよぼすと当社が判断した場合は、通話を切断する場合があります。

・その他当社が指定する番号(当社以外が提供する電話サービスの利用にあたり接続する番号、機械的な発信などにより、長時間または多数の通信を一定期間継続して接続する電話番号など)は定額通話の対象外となります。→定額通話対象外番号はこちら(40KB)

 

通話定額対象外の通話先において、特に注意したいのは、「0180」や「0570」からはじまる番号への発信です。

 

中でも0570(ナビダイヤル)は、宅配便の再送受付や各事業者の音声ガイダンスで広く使われていますが、通話定額の対象とはならず、都度利用した分だけ通話料を請求されます。

実際に、ナビダイヤルの番号に電話をかけると、「この通話は何分ごとに何円かかります」というような案内が流れますのですぐにわかるとは思いますが、長時間かけると通話料が高額となるため注意しましょう。

 

通話定額2/通話定額ライト2のスペックまとめ

それでは、ここで通話定額2と通話定額ライト2の基本的なスペックをまとめます。

(以下すべて税込

通話定額2 通話定額ライト2
定額料 1,980円 880円
国内通話料 au携帯電話宛 国内通話が 24時間かけ放題 1回あたり5分以内の通話:無料
1回あたり5分を超えた場合の超過分:30秒毎22円
他社携帯電話・固定電話など宛
国内SMS利用料 au携帯電話宛 送信:3円/回
受信:無料
他社携帯電話・PHS宛
対象プラン

上記の通り、通話定額2と通話定額ライト2は現行の新プランのほとんどで申し込み可能という点は抑えておきましょう。

 

通話定額2と通話定額ライト2の選び方

ここまで、auの通話定額2/通話定額ライト2の仕組みについて細かく確認してきました。

 

結局、通話オプションはどちらを選択するべきなのか? むしろ、そもそも加入する必要があるか?という点は気になるところです。

 

結論としては、どれくらいの時間(分)、発信時の通話を利用するのか?ということを計算して、今後の利用状況に応じて判断すればいいです。

 

例えば、通話オプションを契約せずにauの家族グループ以外に電話をかけた場合、30秒あたり22円(税込)かかるわけですから、1分で44円、10分で440円、20分で880円となります。

つまり、毎月auの家族グループ以外に20分以上電話をかけることがあれば、「通話定額ライト2」を契約したほうが安くなる可能性があります。

 

また、通話オプションを契約せずにauの家族グループ以外へ発信時45分電話すると、1,980円となります。

ということは、毎月auの家族グループ以外に45分以上電話をかけることがあるなら、「通話定額2」を選択した方が良いでしょう。

 

もちろん、5分以内通話がどれくらいあるのか?というバランスも考慮する必要はありますが、大まかな目安としてはそんな感じです。

通話利用が極端に少ない場合は、あえて通話オプションなしで利用してみて、月額通話料がどれくらいかかっているかを確認して、後から申し込みを検討するのもいいでしょう。

 

どうしても、通話の利用頻度は生活環境の変化によって変わります。

通話定額2/通話定額ライト2は、利用状況によって後から追加・廃止がいつでも可能ですので、状況に合わせて使い分けていきたいところです。

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