2021年3月23日(火)、いよいよpovo(ポヴォ)が提供開始されました。
いざauからpovoへプランを切り替えようとする際、
- 移行当月の利用料金はどのように計算されるのか?
- 移行当月のデータ量上限は何GBなのか?
- 移行後の利用可能データ量(残りGB)はどうなるのか?
気になるところかもしれません。
本記事では、auからpovoへ変更した当月の利用料金やデータ容量について、できる限りわかりやすく解説します。
関連記事:「povo(ポヴォ)の注意点やメリット・デメリットまとめ!詳細徹底解説!」
auからpovoへ移行した当月の利用料金について
月の途中でauからpovoへ移行した場合、当月の利用料金(基本料金)は、au・povoいずれの料金も日割り計算となります。
auの日割り対象となる料金・割引は以下の通りです。
【料金】
・基本使用料
・データ定額料
・LTE NET/LTE NET for DATA利用料
・2年契約Nプラン
・2年契約プラン
【割引】
・auスマートバリュー
・家族割プラス
・au PAY カードお支払い割
上記のとおり、auの利用料金も割引もpovo移行時は基本的に日割り計算されます。
ただし、「auスマートバリュー」「家族割プラス」に関しては、翌月以降のpovo利用料金から日割り相当額が割引されるようです。
また、2年契約(2年契約N)の更新月以外のau→povo移行だと、一度auから解約金が請求されたのち、移行後のpovo利用料金から解約金相当額が減算処理されます。
例えば、auのピタットプラン 4G LTE(2年契約Nあり)に通話定額2をつけて、auスマートバリューと家族割プラスを契約している状況から、月途中でpovoへ移行した当月の利用分は
- ピタットプラン 4G LTEの日割り分
- 通話定額2の日割り分
- povo基本料金の日割り分
- povoトッピングオプション満額(利用した場合)
- auオプション代、端末分割金など
- au2年契約Nの解約金(更新月以外の場合)
上記合計額が、au→povo移行当月の利用額となります。
そして、移行翌月の利用分は
- povoの基本料金
- povoトッピングオプション満額(利用した場合)
- auオプション代、端末分割金など
- auスマートバリューの日割り割引
- 家族割プラスの日割り割引
- au2年契約Nの解約金相当額割引(更新月以外の場合)
上記合計額がau→povo移行翌月の利用額として請求されます。
上記はあくまで一例ですが、記載がないその他一部の料金・割引については日割りとならない、またはau→povoへ移行した”前月利用分”で割引終了する場合がありますのでご注意ください。
実際のところはauからpovoへ移行してみないと正確な情報がわからない、というのが正直なところです。
auからpovoへ変更した当月のデータ量上限について
auからpovoへ変更した当月のデータ容量は、auで契約していたプランとpovo(20GB)のうち「データ上限が大きい方」が優先的に適用されます。
ちなみに、データ使い放題プラン(データMAX 5Gなど)からpovoへ移行する場合は、移行前プランのテザリング・データシェア・世界データ定額で利用可能なデータ量(例:30GB)とpovo(20GB)のうち、データ上限が大きい方(30GB)が移行当月のデータ量上限として設定されます。
データMAX 5G(テザリングなど30GB)→povo(20GB)
当月のpovoデータ上限=30GB
(翌月以降20GB)
一方、段階制プラン(ピタットプラン 5Gなど)からpovoへ移行する場合は、STEP1で利用可能なデータ量(1GB)とpovo(20GB)のうち、データ上限が大きい方(20GB)が移行当月のデータ量上限として設定されます。
ピタットプラン 5G(STEP1:1GB)→povo(20GB)
当月のpovoデータ上限=20GB
(翌月以降も20GB)
実際にauからpovoへ移行したばかりの方の中には、povo専用アプリにて「今月残り30GB」と、本来の20GBよりも多く表示されていることがあると思います。
この要因は 【移行当月のデータ上限は、変更前後の月間データ容量を比較してどちらか大きい方を適用する】 このルールが影響しているためです。
povoへ移行した翌月以降は、本来の上限20GBへ戻ります。
auからpovoへ変更した当月の利用可能データ量について
auからpovoへ変更した当月のデータ消費量は、変更前のauプランで消費したデータ量をpovo移行後も引き継いで(合算して)カウントされます。
例えば、auのピタットプラン 5Gで月途中まで3GB消費していたとし、そのあとpovoへ移行すると、当月末まで残り17GBは通常速度で使える計算です。
ピタットプラン 5Gで当月3GB利用→povo(通常:20GB)
移行当月のpovoデータ上限=20GBー3GB=残り17GB
(翌月1日から上限20GB)
一方、データ使い放題のプラン(データMAX 5G 等)から移行する場合は、テザリング・データシェア・世界データ定額で利用したデータ容量を消費済みデータ量としてカウントされます。
例えば、データMAX 5Gのテザリングを当月すでに30GB利用していたとすると、povoへ移行した途端に、通信速度制限がかかってしまうわけです。
データMAX 5Gのテザリングを当月30GB利用→povo(当月30GB)
移行当月のpovoデータ上限=30GBー30GB=残り0GB
(翌月1日から上限20GB)
データ容量が少ないauプランからpovoへ移行する際は特に問題はないかもしれませんが、auのデータ使い放題プランでテザリングなどをたくさん利用した後にpovoへ移行する際は切り替え直後に通信速度制限が入る可能性もあるため、注意です。
まとめ
それでは本記事の内容をまとめます。
- auからpovoへ移行した当月の利用料金は基本的に日割り計算
(一部日割り対象外もある) - auからpovoへ移行した当月のデータ量上限は前後プランのうち高い方が適用
- auからpovoへ移行した当月の利用可能データ量は移行前に消費したデータ量を減算した残り
これからpovoを申し込む予定のauユーザーは、あらかじめ切り替え当月の料金・データ量についても理解を深めた上で切り替えをすすめていきましょう。
その他のpovoの注意点や詳細については以下の記事にまとめております。「もう少し広く・深く知りたい」という方はあわせてご覧ください。
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