「au PAY カード お支払い割」は、2021年3月からはじまる「使い放題MAX 4G」または「使い放題MAX 5G」の契約回線を対象とした基本料金割引です。
割引額は、1回線あたり月額110円(税込)
金額はそこまで大きくないものの、長期的に見れば大きな割引となります。
本記事では「au PAY カードお支払い割」の詳細を解説します!
au PAY カード お支払い割を知るにはプランから理解する
au PAY カード お支払い割の詳細を理解するためには、割引対象プランの「使い放題MAX 5G」と「使い放題MAX 4G」を理解する必要があります。
まずは、プランの内容をかんたんに確認していきます。
「使い放題MAX 5G」と「使い放題MAX 4G」の月額利用料金
(すべて税込) | 家族割プラスの人数 | ||
1人 | 2人 | 3人以上 | |
基本料金 | 7,238円 | ||
データ量 | 無制限 | ||
家族割プラス | – | ▲550円 | ▲1,100円 |
auスマートバリュー | ▲1,100円 | ||
au PAY カードお支払い割 | ▲110円 | ||
月間3GB以下割引 | ▲1,650円 | ||
合計金額 | 6,028円 | 5,478円 | 4,928円 |
月間3GB以下の合計 | 4,378円 | 3,828円 | 3,278円 |
使い放題MAX 5G/使い放題MAX 4Gは月額7,238円(税抜6,580円)から利用できるデータ使い放題プランです。
(利用状況によって通信制限あり&デザリングは30GBまで)
そこから家族割プラス、auスマートバリュー、au PAY カードお支払い割、月間3GB以下の利用で”引き算”される仕組みです。
他の割引と比べると、「au PAY カードお支払い割」の割引額はインパクト薄めです。しかし、少なからず対象プランを契約している間は「ずっと」割引が続きます。
毎月110円といえど、1年間で1,320円、2年間で2,640円、3年間で3,960円…。
長期的に見れば大きな割引となります。
au PAY カード お支払い割の概要
au PAY カード お支払い割の対象プラン
2021年3月提供開始のauスマホ向けプラン「使い放題MAX 5G」/「使い放題MAX 4G」
※データMAX 4G LTE/データ MAX 5Gは対象外
au PAY カード お支払い割の割引額
毎月110円(税込)割引
au PAY カード お支払い割の適用条件
毎月のauスマホ利用料金の支払い設定に「au PAY カード」を設定すること。
※レギュラーカード/GOLDカードどちらも対象
au PAY カード お支払い割の適用範囲
個別請求または一括請求代表回線が割引されるのは確実ですが、一括請求グループの子回線まで割引適用されるかは現在未定です。
※auサポート確認済み
au PAY カードお支払い割の適用タイミング
2021年3月以降、対象の「使い放題MAX 5G」/「使い放題MAX 4G」と同じタイミングで提供開始となりますが、条件を満たした当月利用分から適用されるのか、または条件を満たした翌月利用分から適用されるのかは現時点では未定のようです。
※auサポート確認済み
au WALLET クレジットカード利用の場合はどうなるのか?
「au PAY カード お支払い割」というくらいだから、au PAY カードを持っていなければ割引適用されないことは理解できた。でも、au WALLET クレジットカード利用者は一体どうなるの?という疑問が浮かんできます。
なんせau WALLET クレジットカードからau PAY カードにブランド変更したのが2020年2月(券面デザインの変更は2020年5月から)のことですから、おそらく大半のユーザーが「au WALLET クレジットカード」のまま利用していることと思います。
結論としては、現在利用中のカードがau WALLET クレジットカードだとしても、対象プランの条件さえ満たせばau PAY カードお支払い割を適用することが可能です。
au PAY カードお支払い割のために、わざわざ券面切り替えなどをする必要はありません。
au PAY カード お支払い割の問い合わせはauサポートへ
「au PAY カード お支払い割」と聞くと、au PAY カードのことだからauフィナンシャルサービス
auサポート電話問い合わせ先
「au PAY カードお支払い割」は料金プランに関連する分野なので、以下の番号へダイヤルするとスムーズです。
auサポート(料金プランの相談・変更)
0077-7027(無料)
年中無休(9:00~20:00)
auサポートメッセージ問い合わせ
また、auサポートではチャットスタイルで問い合わせることもできます。
電話をかける時間がとれない時、電話が利用できる環境でない場合はぜひ活用してください。
個人的には「待っている間の時間がもったいない」「無駄だ」と感じるタチなので、auサポートへLINEで問い合わせています。
(ちなみに本記事の詳細もLINEで問い合わせました。)
データ使い放題20日以下ならpovo(ポヴォ)を選択したほうが安いかもしれない
ここまで「au PAY カード お支払い割」の詳細を解説してきましたが、個人的には「手間をかけてまでau PAYカードお支払い割を狙う必要はないではないか」とも考えています。
なぜなら、手間がかかるもののそれに見合う割引額が明らかに少ないからです。
すでにau PAY カード(またはau WALLETクレジットーカード)を持っている方は別として、毎月110円の割引を受けるために、わざわざクレジットカードの申し込み手続き→毎月の支払い方法へ設定→プランも変更、という手間をかける人はほとんどいないでしょう。
すでにカードを持っている&無制限プランを必要としている方を対象とした、あくまで「おまけ程度の割引」と捉えて良さそうです。
同じように手間をかけるのであれば、同日発表された「povo(ポヴォ)」への切り替えを検討してみても良いと思います。
冷静に考えてみてください。
使い放題MAX 4G/5Gの基本料は7,238円(税込)、対してpovo(ポヴォ)の基本料は2,728円(税込)です。その差、4,510円。
さらに、povoは毎月20GBのデータ量が使え、追加で24時間データ使い放題を税込220円/回で使えるトッピングオプションも提供されています。
計算すると、povoで20回(20日分)、24時間無制限オプションを追加してもなおpovoの方が安く済むのです。
もちろん、「家族割プラス」「auスマートバリュー」、今回の「au PAY カードお支払い割」の適用有無によって金額は異なりますが、”果たしてどれくらいの日数データ無制限を必要とするだろうか?”という点を冷静に考えてみてほいしいです。
利用状況によっては、わざわざ使い放題MAXプランでau PAYカード支払い割を狙うよりも、povo(ポヴォ)の24時間データ使い放題オプションをうまく活用したほうが安くなる可能性があります。
ちょっと先の未来を想像して、最適なプランを選んでいきたいものです。
関連記事:「auの使い放題MAX 5G/使い放題MAX 4Gとpovoを比較!データ無制限の損益分岐点は?」