※2019年10月1日より、auフラットプラン7プラスは「auフラットプラン7プラスN」へ名称が変わります。新しい料金プランについては「auのSNSカウントフリー「auフラットプラン7プラスN」のメリット/デメリット/注意点まとめ」で解説しています。内容に応じてご確認下さい。
総務省が推進する「携帯料金4割値下げ」の指導に伴い、auでもついに新しい料金プランが提供開始となりました。
今回のauの新プランは大きく3つのカテゴリに分けてスタートします。
- データ量を毎月ほとんど使用しないユーザー向けの「新auピタットプラン」
- データ量をそこそこ(毎月7GB程度)使用するユーザー向けの「auフラットプラン7プラス」
- データ量を気にすることなく毎月使い放題の「auデータMAXプラン」
各キャリアが「4割値下げプラン」をリリースしている中、au新プランの特徴は、「低容量・中容量・大容量、どんな利用シーンのお客様にも最適なプランを提供できる」という点です。自分に合う最適なプランを見つけやすいのが今回のau新プランの大きなメリットですね。
今回は、中容量ユーザー向けの「auフラットプラン7プラス」について解説致します。
関連記事:「auで機種変更する時はキャンペーンをフル活用してオトクに買うのが鉄則」
auフラットプラン7プラスの料金
auフラットプラン7プラスの料金体系を以下表にまとめます。
データ利用量 | 2年契約あり | 2年契約なし |
7GB | 5,480円 | 6,980円 |
※7GBを超過したら当月末まで、それ以降の通信速度は送受信時最大128kbpsとなります。ただし、2019年9月18日正午以降は送受信最大300kbpsに変更されています。
※さらに、一定期間内に大量のデータ通信が発生した場合、混雑する時間帯の通信速度を制限される場合があります。
auフラットプラン7プラスの特徴は、「毎月7GB程度の利用をするなら、新auピタットプランよりも毎月500円オトク」で「一部のSNSがデータ量使い放題になる点」が優れている料金プランです。
auフラットプラン7プラスはSNSが使い放題
auフラットプラン7プラスのメリットは、「対象のSNSが使い放題」となる点です。現段階では「Twitter」「Instagram」「Facebook」「+メッセージ」の4アプリが対象予定です。
対象のSNSであれば、データ使用量の7GBを消費しないので、SNSをメインで利用するユーザーにとっては、うってつけのプランでしょう。特に年齢層の若いユーザーや、ビジネスシーンにおいてSNSを活用した事業展開に用いるユーザーにも適したプランです。
※2019年9月18日正午以降の利用分から、ついに対象SNSのデータ利用がデータ消費カウントされないようになりました。
auフラットプラン7プラスはSNS使い放題でも、データ量を消費するケースには要注意
auフラットプラン7プラスは、SNS使い放題を売りにした全く新しいプランです。しかし、使い放題といえども、対象SNSでもデータ量を消費するケースがあります。
データ量を消費する(カウントする)要注意なケースは以下の表の通りです。
全アプリ共通 |
VPN(Virtual Private Network)、プロキシサーバを介した通信/外部リンク、外部サーバへの接続/非公式アプリ利用時の通信/海外での利用(国際ローミング通信)/Wi-Fiとモバイルデータ通信の同時接続および接続切り替えが発生した場合/3G通信でのご利用時/テザリングでのご利用時/動画・音楽の送受信 |
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Messengerなどをご利用の場合 |
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GIF画像の投稿・再生などをご利用の場合 |
今回のデータ利用を消費してしまう対象通信は、極めて注意が必要です。
特に注意すべきところは「動画」「音楽」がデータ消費対象となってしまう点です。まぁ、SNSを利用しているほとんどの方がイメージ出来るかもしれませんが、SNSでタイムラインに流れてくる動画は、デフォルトで「自動再生がON」になっていますよね。
タイムラインを見ていると、知らぬ間に高容量の動画でデータ量を消費している訳です。
今回のauフラットプラン7プラスでは、対象SNSが使い放題でも、動画や音楽などのデータ量が大きい通信に関しては送受信共にデータ消費対象になってしまうので注意しましょう。
ですが、今では各SNSアプリの「設定」から「動画の自動再生をOFF」に切り替える事が出来ます。auフラットプラン7プラスに切り替える場合は、各SNSの自動再生をOFFに切り替えながら、上手にSNSやデータ量を活用していきたいところです。
auフラットプラン7プラスの通話定額オプション
auフラットプラン7プラスの通話定額サービスは今回からオプションサービスとなりました。
これまで、auのプランでは「フラットプラン(シンプル)」「フラットプラン(カケホ)」「フラットプラン(スーパーカケホ)」という3つの通話プランで準備されていましたが、今回のプランからは通話オプションが別契約として分離されます。
オプション名 | オプション概要 | オプション金額 |
通話定額ライト | 発信1回あたりの通話が5分以内の場合、国内通話が24時間カケ放題 | 700円(※初回12カ月はキャンペーンで500円) |
通話定額 | 国内通話が24時間カケ放題 | 1,700円 |
auフラットプラン7プラスの対象機種条件
auフラットプラン7プラスに対応できる機種は以下の通りです。
スマートフォン(4G LTE)
なお、2017年7月14日以降に機種購入したユーザーは、それ以降は機種購入を伴わない「新auピタットプラン/auピタットプラン/auピタットプラン(s)/auフラットプラン/auデータMAXプラン」とその他料金プラン間の変更はできません。
まぁ、このあたりの条件については、起算すると以前の端末購入から2年未満契約のユーザーがほとんどかと思います。
いずれにせよ、今回の新料金プランへ変更すると端末購入補助割引の毎月割が消失しますので、2017年7月14日以降に機種購入し、さらに毎月割が残っているユーザーは新プランへの変更で損する可能性が高いです。
該当するユーザーは、次回機種変更する時に新プラン変更を検討するとしましょう。
auフラットプラン7プラスで必ずチェックしたい家族割プラス
今回のauフラットプラン7プラスで必ずチェックすべき割引が「家族割プラス」です。
家族割プラスとは、対象プランに加入されている同居の家族の人数に応じて、月々の料金を割り引くサービスです。
- 同居家族2回線の場合は1人当たり翌月から永年500円割引
- 同居家族3回線以上の場合は1人あたり翌月から永年1000円割引
auフラットプラン7プラスの割引額は以下の通りです。
同居2回線 | 同居3回線以上 | auスマートバリュー |
△500円 | △1,000円 | △1,000円 |
家族みんなauでお得になるのは、すごくありがたいですね。仮に今後他キャリアから乗り換えるのであれば、同居の家族をまるごとauに乗り換える方が割引額が高く、全員がお得になりそうです。
さらに、auスマートバリューの特典が引き続き受けられますので、対象の固定回線があるご家庭では利用状況に応じてさらに割安になります。
また、家族割プラスの加入条件は、以下の通り
- 同一住所にお住いの家族であること
- 「割引対象の新プラン」に加入
以上の2点をどちらも満たす場合、特典を受ける事ができます。
割引対象の新プランは以下の表のとおりです。
割引対象の料金プラン | 新auピタットプラン/auフラットプラン7プラス/auデータMAXプラン(2019年夏ごろ提供予定) |
割引対象外だけど、家族割プラスのカウント対象にはなる料金プラン | auスマホ向けプラン…auピタットプラン(s)/auフラットプラン5(学割専用)/auフラットプラン20/auフラットプラン25 Netflixパック/auフラットプラン30(2019年6月30日受付終了)
auケータイ向けプラン…VKプラン/VKプランM/スーパーカケホ(ケータイ)/カケホ(ケータイ) |
2019年9月30日までなら家族割プラス スタートキャンペーンですぐにオトク
前述した「家族割プラス」ですが、新プランのスタート開始に伴い、auは大盤振る舞いなキャンペーンをスタートしています。
対象料金プラン(新auピタットプラン/auフラットプラン7プラス/auデータMAXプラン(2019年夏ごろ提供予定))加入のユーザーに対し、2019年6月1日~2019年9月30日利用分は、「家族割プラス」「auスマートバリュー未加入」でも、利用料金から毎月1,000円割引されます。さらに申し込みは不要!
例えば、同居の家族を証明する為には、住所が一致している本人確認書類の準備が必要だったりしますよね。また、auスマートバリューの割引を受けるために、固定回線の事業者を切り替えようとしたら、宅内の工事等で数カ月かかる場合だってありますからね。
そんな時でも、対象期間中なら家族割プラス スタートキャンペーンが適用できるので、ケータイだけサクッとプランを変えておいて、後から家族を追加/固定回線の工事を進めたとしても、割引を受けるロスがなくなるわけです。
とてもありがたいですね!
auフラットプラン7プラスの提供開始時期
今回の新料金プランであるauフラットプラン7プラスの提供開始時期は
2019年6月1日より受付開始です。
また、対象SNS「Twitter」「Instagram」「Facebook」「+メッセージ」のデータ消費をゼロでカウントしてくれるのは2019年9月18日正午以降の利用分です。それまでの期間のSNS利用は、通常通りデータ量を消費しますのでWi-fi内だけで利用したり、動画の自動再生をOFFにしておくなど、データ利用量には注意していきましょう。
auフラットプラン7プラスの注意点
新プランへの変更で毎月割が消失する
新プランがリリースされて、良くなった点は「基本料金がお得になる」というメリットがありますが、それと同時に注意すべき点も出てきました。
それが「今後、端末購入補助がなくなる」という点です。auを含めた各キャリアが利用している周波数を管理・監督している総務省の指導によると、
「端末購入補助が各キャリアのユーザーを囲い込み、結果として各キャリアの競争を鈍化させている」という見解を示しています。今回の新プランリリースはそれらの指導をもとに発表されたプランなのです。
これまでauでは「毎月割」という端末購入補助のサポート値引きがありました。しかしながら、以上のような背景があり、今後機種を購入する際・新プランへ変更する際は毎月割が消失してしまうのです。これは注意すべきデメリットですね。
そのほかにもauフラットプラン7プラスへ変更することで、今まで受けている特典が継続できるもの・特典継続終了となるものがありますので一覧でまとめます。
auフラットプラン7プラスへ変更しても割引を継続できる特典
割引特典が継続 | auスマートバリュー |
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電話きほんパック無料特典 | |
家族割プラス | |
家族割プラス スタートキャンペーン | |
通話定額ライト スタートキャンペーン |
auフラットプラン7プラスへ変更したら割引を継続できない(割引終了する)特典
割引特典が終了 | auスマートバリューmine |
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スマホ応援割 | |
ケータイ→auスマホ割 | |
カケホ割60 | |
スマホ応援割 | |
毎月割 | |
学割 | |
年末年始限定!スマバリ増額キャンペーン | |
スマバリバリキャンペーン | |
2016夏 のりかえ割 | |
スマホはじめる割/auスマホはじめるプログラム | |
auにかえる割 | |
auにかえる割Plus | |
U22 auにかえる割 | |
家族でスマホおトク割 | |
AQUOS Kスタート割 |
問い合わせが多く、受付チャネルが混雑する
今回の新プラン発表は、各報道や宣伝広告でたくさんの人の認知が広がっています。auフラットプラン7プラスは、最寄りのauショップ・KDDIお客さまセンター・My au(スマホ・PC)などから受付する事が可能です。
しかしながら、問い合わせが非常に多く、繋がりづらいのが難点です。特にauショップでは込み合う場所だと半日かかるケースもしばしば。(手続き自体は1回線で20分程度もあれば終わるのですが、待ち時間がね…)
ですので、おススメはMy auなどのオンラインから進めていく方が得策です。待ち時間も無いですし、24時間(メンテナンス期間は除く)受付できますからね。
また、機種購入を予定している場合は、auオンラインショップだと頭金不要でオンラインショップ独自のキャンペーンもあるので有効活用していきましょう。
関連記事:「auオンラインショップでスマホを機種変更する方が断然お得!」