auショップや家電量販店でスマホを購入する時に、auスマートパスはおすすめされる機会は多いのではないでしょうか。
「補償サービスを手厚くできます」「クーポンで月額料金以上にお得になります」そんな提案を聞いたユーザーも少なくないかもしれません。
実情は、自宅に帰ってスマホの初期設定を済ませる頃にはauスマートパスプレミアムの事を忘れかけて、結局メリットが分からないまま日にちが経過し、使わないから解約しようかな。と考えるユーザーも一定数いるかもしれません。
しかし、auスマートパスプレミアムは、特典内容を理解し、意識して利用すれば、生活スタイル次第ではありますが月額料金以上の得を生むことが出来ます。
本記事では、auスマートパスプレミアムの特徴や、月額料金以上特にする方法を確認していきます。
auスマートパスプレミアムの特徴
auスマートパスプレミアムは、月額499円で利用できるサービスで、毎日日替わりでオトクな割引クーポンを利用できる「auエブリデイ」や、アーティストのライブ先行予約・映画の特別試写会へ招待などの「スペシャルイベントや優待企画」、「Webアプリ使い放題サービス」のエンタメコンテンツが提供されています。
また、大切なiPhoneが故障した場合の修理補償を4年間で4回まで、万が一の紛失補償の場合は4年間で2回まで、補償求償時の負担金最大11,800円相当のau WALLETポイントを還元してくれます。
このようにauスマートパスプレミアムは、毎日のお得だけでなく、エンタメコンテンツを利用でき、さらに補償制度を手厚く利用するというauユーザーのライフスタイルに寄り添ったコンテンツサービスです。
auスマートパスプレミアムの月額料金は元を取れるのか?
しかし、冷静に考えてみるとauスマートパスプレミアムの月額料金は499円(税抜)です。年間で計算すると、5,988円となり税込みだと約6,000円分の掛け金が必要です。
確かに、iPhoneの場合は補償制度が手厚くなるものの、auスマートパスプレミアムの掛け金だけで4年間で累計23,952円必要です。
iPhone補償制度を手厚くできる点に注目して考えれば、4年間のうちに2回程補償利用すればおおよそ元を取れる計算でしょうが、統計的にそこまで頻繁に補償を利用するケースがあるか?という話です。
「ちりも積もれば山となる」というのはまさにこの事で、毎月499円の掛け金を継続して支払っていくとなれば、後々大きな金額に変わります。
視点を変えれば、わずか4年間の掛け金でスマホがを1台購入できるほどの金額です。
例えば、2019年秋冬モデルとして登場したGalaxy A20は、auオンラインショップ価格で25,920円(税込み)です。auスマートパスプレミアムを4年間支払い続ければ、税込みで26,347円必要ですから、まさにGalaxy A20を1台購入できるほどの掛け金が必要となります。
そうやって、利用想定や月々の金額を長い期間で考えると、あまりお得感を感じずに、「必要ないから、解約しよう。」と考えるのは当然かもしれません。
しかし、ここからがポイントです。
auスマートパスプレミアムは、大幅な割引クーポンや、au PAYとの親和性が非常に高く、意識して利用すると月額料金をあっという間に元を取ってしまうほど、おトクな特徴も隠れています。
これから、ご紹介する特典内容をふまえつつ、少しでも月額料金をカバー出来そうな場合はauスマートパスプレミアムの利用検討の余地ありです。
au PAYを三太郎の日に毎月3,000円以上使えばカンタンに元は取れる
三太郎の日は、auのキャッシュレス決済サービス「au PAY」を毎月3のつく日(3日、13日、23日)に利用すると、利用額のうち最大20%のポイント還元を受けられるキャンペーンです。
ちなみにau PAYは2019年10月1日より、全国のセブンイレブンで利用できるようになり、ますます利用可能先が広がって非常に便利です。→au PAYが使えるお店一覧はこちら
三太郎の日の最大20%還元の内訳は以下の通りです。
通常還元 | 0.5%(200円毎に1ポイント) |
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au PAYポイントアップ店 | 0.5%~1.0%(200円毎に1~2ポイント) |
auスマートパスプレミアム会員向け還元 | 1%(200円毎に2ポイント) |
auスマートパスプレミアム会員向け三太郎の日 | 17.5%(200円毎に35ポイント) |
合計 | 最大20%(200円毎に40ポイント) |
auスマートパスプレミアム会員の場合、三太郎の日以外の買い物でも最大2.5%の還元率があります。しかしながら、2.5%の還元率で元を取ろうと考えれば、毎月20,000円分キャッシュレス利用額が必要です。正直なところこれでは、ハードルが高いです。
しかし、三太郎の日にauスマートパスプレミアム会員がau PAYを利用するこで、+17.5%が限定加算されるため、圧倒的に有利にau WALLETポイントを貯められます。
つまり、三太郎の日限定でau PAYを使い倒せば、毎月3,000円(税込み)以上の決済額で、600ポイントバック(還元率20%)されるため、簡単に月額料金以上の元を取れます。
この還元率の高さは、毎月3のつく日限定という点がチャンスが少ない点ですが、三太郎の日を狙って、必要な消耗品、生活用品などを買いだめするという方法もありです。
ただし、三太郎の日は、還元ポイントが毎月最大5,000ポイント(税込み25,000円分の買い物相当額)が上限と設定されていますので、使い過ぎには注意しましょう。
また、三太郎の日のキャンペーンは、政府が主導するキャッシュレス・消費者還元事業の5%または2%還元制度と重複して還元を受けることが出来ない仕組みとなっております。
auスマートパスプレミアムを契約中のユーザーが三太郎の日にau PAYを利用した場合は、三太郎の日キャンペーンのみが適用されて、最大20%還元までとなります。
重複適用できない点は残念ですが、20%分も還元があれば十分と言ってよいでしょう。
三太郎の日キャンペーンだけでauスマートパスプレミアムの月額料金以上にカンタンにお得になってしまいます。
関連記事:「auのキャッシュレス・消費者還元事業のポイント還元条件、詳細、注意点、まとめ」
エンタメ楽しみ放題でかんたんに元が取れる
2019年11月19日からauスマートパスプレミアムでは、映画、音楽、雑誌のエンタメコンテンツが見放題のサービスが提供開始されました。
話題の映画や、音楽、週刊誌や女性誌などが43誌と幅広く提供されており、私の予想を大きく超えるラインナップが揃っている点には驚きました。
平均的な相場での考え方ですが、雑誌1誌購入した場合の金額でauスマートパスプレミアムの月額料金はもとを取れてしまいます。
雑誌を読むことでトレンド情報や話題をいち早くインプットし、自分自身の引き出しを広げるという意味でも活用できる可能性は無限大です。
しかしながら、既存のうたパスやビデオパスとの違いとして、楽しめるエンタメ作品数が少ないため、音楽や映像コンテンツをもっとたくさん楽しみたい場合は、うたパスやビデオパスを契約して利用した方が良いです。
また、auスマートパスプレミアムのエンタメコンテンツを選択する際、ビデオパスなどの有料版ページへ飛んでしまう場合がありますが、その際は、エンタメTOPからビデオパスへアクセスしたのちau IDをログインすると、再度ログイン前のページに戻ります。その後のページ内で、タイトル下にある「プレミアム」の表記があるコンテンツはauスマートパスプレミアム会員でも視聴可能です。
月曜日に1回でも映画を見れば元が取れる
auスマートパスプレミアム会員は、「auマンデイ」の特典として毎週月曜日のTOHO CINEMAで映画チケット割引が受けられます。
チケットの割引額について
一般価格 | 会員特典価格 | |
一般 | 1,900円(税込) | 1,100円(税込)800円割引 |
大学生 | 1,500円(税込) | 1,100円(税込)400円割引 |
高校生以下 | 1,000円(税込) | 900円(税込)100円割引 |
チケットの割引額は上記の通りです。一般価格で最大800円割引となり、これだけでauスマートパスプレミアムの月額料金は元を取れます。
さらに、同伴者1名までなら同額の割引を受けることができるため、2名で劇場へ映画鑑賞に言った場合は、最大1,600円分の割引の恩恵を受けることが出来ます。これだけで約3か月分の月額料金のもとを取れます。
つまり、同伴者と共に年間に4回TOHOシネマズで映画鑑賞をすれば、それだけでauスマートパスプレミアムの年間料金分の元を取ってしまうわけです。
火曜日にカラオケに1回でもカラオケに行ったら2か月分の元が取れる
auパスプレミアム会員なら、毎週火曜日に提携カラオケ店のルーム利用料金が最大1,200円割引され、さらに飲み放題が最大200円割引されます。
対象となるカラオケ店は、JOYSOUND直営店、SHIDAX、カラオケ館、歌広場、Borabora、パセラの6社です。
平日火曜日限定特典なので、なかなか行く機会が少ないかもしれませんが、例えば、飲み会の2次会利用や、パーティ利用時などは積極的に対象店を利用することで大幅に割引されることを意識しておきましょう。
一度の割引で最大1,200円割引されますから、これだけで約2か月分の月額料金のもとを取れます。
キッザニアに6名で行ったら1年分の元が取れる
キッザニアは、楽しみながら社会のしくみを学ぶことが出来る子供が主役の街を舞台にしたテーマパークです。
キッザニアの割引金額は以下の通り
一般価格 | 会員特典価格 | |
子供(小学生) | 3,905円(税込) | 2,905円(税込)1,000円割引 |
大人(16歳~) | 2,145円(税込) | 1,145円(税込)1,000円割引 |
シニア(65歳~) | 1,045円(税込) | 45円(税込)1,000円割引 |
auスマートパスプレミアム会員であれば、来場者1名につき1,000円分の割引を受けることができ、会員1契約につき最大6名まで特典利用が可能です。
つまり、6名で行った場合、最大6,000円分の割引を受けることができ、auスマートパスプレミアムの年間料金分をたった1回の来場で元を取ってしまうわけです。
2020年3月31日までの期間限定特典ではありますが、期間中であれば何度も受けることが出来るので、非常にありがたい特典内容です。
ただし、一部割引適用外の日もありますので、クーポンに関する問い合わせは、キッザニア東京・キッザニア甲子園に直接問い合わせることをおススメします。
もはや記事にまとめられない「auエブリデイ」の特典の豊富さ
auスマートパスプレミアムの特典はこれ以外にも本当にたくさんのクーポンがあります。大変申し訳ありませんが、この記事ではすべてをご紹介できないほどの圧倒的な数の多さです。
お寿司屋さんで2皿無料になったり、焼き肉が15%割引になったり、ピザが30%から半額割引で買えたり、全国の動物園の入園料が無料になったり、ハンバーガーショップでポテトやコーヒーを無料でもらえたり…ありとあらゆる店舗の割引クーポンが提供されています。
全てをご紹介できずに申し訳ないのですが、詳細はスマホやiPhoneで「auスマートパスアプリ」をダウンロードすると、アプリ内から全てのクーポンを確認できます。
iPhone補償サービス特典とデータ復旧サービスはおまけ特典として考えて良い
これまでauスマートパスプレミアムの特典をいくつか確認してきましたが、これらの特典をしっかり意識して活用していけば、「データ復旧サービス」や「端末補償」のポイント還元制度はもはやおまけ要素として考えておいて良さそうです。
もし、端末補償で11,000円相当の還元を一度でも受けたらそれはそれで年会費分以上のトクを受けるわけで、その他の特典と併用して考えれば確実にお得になると言えます。
auスマートパスプレミアムのメリットは、補償サービスの充実がメインではなく、クーポンや割引恩恵を受けられる点にあると私は考えています。
新ポイント制度におけるauスマートパスプレミアムの重要性について
auスマートパスプレミアムの重要性のひとつとして、2020年3月以降に改定される「au WALLETポイントプログラム」の仕組みも考えられます。
2020年3月以降、auにまつわる各サービスや利用状況を3ヵ月合計でポイント制に変更し、0点~800点満点で4段階のステージランクに分けて、毎月のauスマホ利用料金のポイント還元率が変動します。
新ポイント制度におけるauスマートパスプレミアムは、800点満点中、10ポイント分×3か月分で最大30ポイント分しか貢献しません。
そう考えるとメリットを感じにくいですが、見方を変えて三太郎の日や、他クーポンで大幅なトクを得る方法を模索するほうが良いのかなと私は考えています。